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小山商店

地域に貢献できる酒屋を目指して

最初は街の「よろずや」だった

 1914(大正3)年創業の「小山商店」は今年でちょうど100年目を迎えた。小山さんの祖父は元々多摩の出身で日本橋のお店で修行をしていたが、1923年の関東大震災で焼け出されたために、故郷に戻ってこの地に「小山商店」を開いた。当時は酒類だけでなく、食料品全般や日用品、燃料と何でも販売する「よろずや」だった。お店の業態は現在も余り変わっておらず、酒類の他にお菓子や自然食品、調味料に日用品などを販売しており、地下には灯油のタンクもある。
 また長女の名前を取って「よっちゃんのお店」と名付けられた駄菓子のコーナーは、近隣の小学生の憩いの場となっている。
 お店で取り扱っている酒類の内、主なものは日本酒とりわけ地酒がメインで、残りは焼酎、ビールなどである。

各地の蔵元さんと一緒に銘酒を育て上げて来た

 小山さんが正式に「小山商店」を継いだのは30代半ばの時で、まだ50代だった父親が病に倒れたことがきっかけだった。お店を一任されてからは休みの日や閑散期などに、北は北海道から南は九州まで全国の蔵元さんの所に挨拶に回っていたという。
 小山さんの凄い所は消費者の目線でもって蔵元さんに様々なアドバイスを施して、蔵元さんと一緒に“より美味しいお酒”を作ることに全力を注いで来たことである。そのようにして蔵元さんと協力して、名も知れぬ地酒を全国的に名の知れた銘酒に育てあげた例は枚挙にいとまがない。およそ1本の地酒を銘酒に育て上げるにはおよそ3~4年の歳月がかかるという。最近では蔵元さんの方から「うちのお酒をお店に置いて頂けませんか?」と訪ねてくることの方が多いという。
 小山さんいわく「いい蔵元というのはお酒の品質を保つために、あらかじめ生産数を決めている。そういった考えのしっかりした蔵元とだけ付き合うようにしている」という。現在「小山商店」と契約を結んでいる蔵元さんは300軒を下らないというから見事なものだ。

正直な商売をしていれば、お客様は付いてくる

 そんな小山さんが憂いているのが最近のお酒のディスカウント店や“値切り合戦”などの現状だ。値下げをすれば一時的には売上げが伸びるかもしれないが、結果として「自分たちの首を絞めることになる」というのが小山さんの考えで、だからこそ個人のお客様へ販売する際にもホテルなどの商店へ販売する際にも同じように定価で販売している。
 実際には“ここでしか買えない”酒類を求めて、週末には群馬や埼玉など遠方からのお客様もお見えになるという。またここ数年間は日本酒の需要が徐々に伸びて来ており、年配者だけでなく若い世代にも人気が高まっているという。
 その様な喜ばしい現状を鑑みて「正直で素直な商売をしていれば、お客様は必ず付いてきてくれる」「お店として地域に貢献できれば、街も活性化する」と小山さんは胸を張る。
 近隣の小学校の社会科見学のアンケート調査では「小山商店」が常に一位で、よく小学生たちがお店の見学にやって来るという。

日本酒を“世界文化遺産”として世界に広めたい

 小山さんは時折、地元の公民館や商店街などで「日本酒の勉強会」を開いて日本酒の“啓蒙活動”をしている。またお店の2Fや3Fを解放して地域の人たちに公民館替わりに活用してもらったり、全国の蔵元さんを集めての飲み会なども開催している。
 小山さんの願いは大きく「日本人の文化である日本酒を、“世界文化遺産”として世界中に広めていきたい」とその抱負を語る。
 地域から世界へ、小山さんの日本酒への情熱はとどまることを知らないようだ。

店名
小山商店
住所
〒206-0002 多摩市関戸5-15-17
連絡先
042-375-7026
営業時間
平日・土曜/9:00 – 21:00 日曜/10:00 – 19:00
定休日
毎月第三日曜日
※臨時に指定休日が発生することもあります
URL
http://tamaichiba.tamacci.or.jp/shop/shop4.html
小山喜八
代表取締役

3代目店主の小山さんも一緒に働いている二人の息子さんたちも、皆さん運動が得意で体力には自信があるという。


丘のまち物語/INTERVIEW ISSUE

多摩で暮らす人たちに軸を据えて、その暮らしぶりや思いなどを語ってもらいます。

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