桜ヶ丘ゴルフ練習場
多摩市の東側に位置する桜ヶ丘カントリークラブの隣に平日午前8時(土日祝日は午前7時)から午後11時まで営業しているゴルフ練習場があるのをご存知だろうか。今回は桜ヶ丘ゴルフ練習場の支配人の松本信夫さんと同施設のヘッドティーチングプロ、関哲也さんにおはなしを伺った。
250ヤードの天然芝ゴルフ練習場
多摩ニュータウンの開発よりも歴史の古い昭和35年(1960年)に開業した桜ヶ丘カントリークラブは多摩川沿いの多摩丘陵を活かした名門のゴルフ場だ。その隣に桜ヶ丘ゴルフ練習場はある。昭和59年(1984年)に開業したこちらの練習場は、桜ヶ丘カントリークラブの会員専用ゴルフ練習場と間違えられがちだが、逆に一般客をメインとしている。
打席は1階に28打席、2階に30打席の計58打席あり、3月から12月中旬までは毎日午後11時まで練習できる。広大な敷地を利用した練習場は長さ250ヤード。すべて天然芝で造成されている。取材日は5月ということもあり、新緑の天然芝が青々としていた。本番のコースさながらの開放的なゴルフ練習場を求めて、多摩市内はもちろん、世田谷区などの都心から通うリピート客も少なくない。
健康目的のスクール生が増えている
同施設ではPGA・LPGA公認のティーチングプロが10名在籍していて、初心者から競技志向のゴルファーまで、その人に合わせたレッスンでレベルアップを目指すべく、週1回行うグループによるスクールと、マンツーマンによる個人レッスンで指導している。
同施設で20年勤務するPGA公認のA級ティーチングプロ、関哲也さんは「最近はスコアに一喜一憂せず、健康目的でプレイする方も多いです」と「健幸都市宣言」を謳う多摩市ならではの健康的なゴルファーが増えていると話した。中には親子孫3世代でゴルフを練習するご家族もいるそうだ
スクール生を対象に休場日の桜ヶ丘カントリークラブを貸し切ってラウンドする年2回のイベントはキャンセル待ちが出るほどの好評を得ているという。
コンペという形にはこだわらず、参加者が楽しくラウンドできることを第一の目標としたところ、徐々に参加人数が増えて今では年間の名物行事となっているという。関さんは「イベントが終わった後はみんなで歓談して、親睦を深める。ゴルフをきっかけに知り合った仲間同士でコースに出たり、旅行にも行っているそうです」とゴルフスクールがひとつのコミュニティの形成にもつながっているそうだ。
お客様に「また来たい」と言われる練習場に
支配人の松本さんは少しでも気持ちよく練習してもらえるよう、施設内の設備はもちろんのこと、多摩丘陵に位置するゴルフ練習場ということもあり、天候や風速は常にチェックしているという。雪が降った際はスタッフ、ティーチングプロ総出で雪かきしているそうだ。「今後もお客様に『楽しかったよ』や『また来るね』と言っていただけるような練習場を目指します」と松本さんは話した。
250ヤードの天然芝を擁する「桜ヶ丘ゴルフ練習場」は年齢関係なく、ゴルフをこよなく愛する多摩のエンジョイゴルファーが集まる練習場となっている。
- 施設名
- 桜ヶ丘ゴルフ練習場
- 住所
- 東京都多摩市連光寺2985
- 駐車場
- 84台(駐輪場あり)
- 連絡先
- 042-374-8817
- 営業時間
- 3月〜12月15日
- 平日8:00~23:00 土・日・祝日7:00〜23:00
- 12月16日〜2月末
- 平日8:00~22:00 土・日・祝日7:00〜22:00
- アクセス
- 聖蹟桜ヶ丘駅のバスターミナル12番乗り場から永山駅行又は稲城駅行バスに乗車し「桜ヶ丘カントリークラブ」で下車
- 京王永山駅のバスターミナル2番乗り場から聖蹟桜ヶ丘駅行バスに乗車し「桜ヶ丘カントリークラブ」で下車
- URL
- https://www.keio-gr.com/