サテライトオフィス「KEIO BIZ PLAZA」※移転前の記事です
※※現在は京王多摩センターショッピングセンター2階へ移転しています※※
「働き方改革」が叫ばれている昨今、在宅勤務や朝などの通勤時間帯にサテライトオフィスで働き、時間をずらして出社するといった「テレワーク」を導入する企業が増えている。
そんな中、2018年10月17日に京王プラザホテル多摩2階にサテライトオフィス「KEIO BIZ PLAZA」がオープンした。今回は同施設の立ち上げに携わった京王電鉄株式会社・戦略推進本部沿線価値創造部の小林悠介さんにお話を伺った。
仕事に集中できる快適なワークスペース
同施設は、会員制のワークスペースだ。席数は全部で93席あり、テーブル席の他に、カウンター席、ソファ席、ブース席がある。予約すれば4名〜6名用のミーティングスペースも利用できる。
テレワークには不可欠なWi-Fiをはじめ、複合機、プロジェクター、コミュニケーションボード、ロッカー、郵便受けなどが利用でき、住所登記することもできるなど、ビジネスに必要な設備が揃っている。
床面や書棚、テーブルなどには木を多用し、植栽や水を流すといった緑を感じる演出で、まるで多摩センターにある多摩中央公園の中で集中して仕事できるような環境を作り出している。
10人掛けの大きなテーブルの奥にある本棚には、月替りで話題の本やビジネス書が置かれており、実際に購入することができるそうだ。さらに、会社社長や大学教授が推薦する本を紹介するシリーズ「私の本棚」コーナーも展開している。
つながりのきっかけを作る
2017年から沿線価値創造部に所属し、同年7月からこのプロジェクトの立ち上げに携わっている小林さんは「電鉄会社はお客様を安全に運ぶというのが会社の使命でしたが、現在は技術の進歩によって在宅勤務やテレワークなど働く環境が変わってきました。そこでこうしたサテライトオフィスが社内で企画されました」と同施設を開設した経緯を話した。
同社でもこれまでに例を見ないプロジェクトだったため、需要があるのかが実際にスタートするまで一番の心配だったそうだが、オープン以来、会員数も順調に伸びているとのこと。これには小林さんも「安心しました」と頬を緩ませていた。
現在は会員同士のつながりが出来るよう、様々なセミナーやイベントが開かれている。仕事中は会員同士が交流する機会は少ないが、こうしたイベントの中で顔を合わせることで、その後のビジネスにつなげられるような、きっかけを考えているという。
「別業界の人と接する機会を増やすことで、今まで思いもしないような発想が出てきます。そうしたつながりのきっかけを積極的に作りたいです。今後はここを盛り上げつつ、多摩センター以外の京王線沿線でも、こうしたサテライトオフィスを計画してお客様に『この沿線いいな』と思ってもらえるよう頑張ります」と今後の目標を話した。
- 施設名
- KEIO BIZ PLAZA
- 住所(移転後)
- 東京都多摩市落合1-10-1 京王多摩センターショッピングセンター2階
- 営業時間
- 8:00〜21:00
- 定休日
- 年中無休(年末年始休み)
- アクセス(移転後)
- 京王相模原線 京王多摩センター駅 構内
- URL
- https://keio-bizplaza.jp/
≪多摩市の創業支援への取り組み≫
多摩市は地域経済を活性化させるため、新規雇用の創出を期待できる創業予定の方や創業間もない方、個人事業主、フリーランスの方に対し支援を行う、「ビジネス支援施設」の認定制度を開始した。
この度2018年10月29日、多摩市ビジネス支援施設として「KEIO BIZ PLAZA」と「コワーキングCoCoプレイス」を認定している。
今後も創業を支援する人材育成や地域ぐるみで創業支援を盛り上げる仕組みを作っていく。
◆イベント開催報告:「未来創造シンポジウム」を開催しました!