AFFIDAMENTO BAGEL
安心して、おいしく食べられるベーグル
多摩市山王下、多摩ニュータウン通り沿いにある「AFFIDAMENTO BAGEL」は株式会社TRUSTの経営するベーグル屋さんで、モッチリとした歯応えと小麦本来の香ばしさの味わえるベーグルを販売している。9時の開店と同時に、店頭には子どもを連れた近所の主婦や若い男性などが列を成す。店長の遠山さんにその美味しさの秘密をお伺いすべくお話をお聞きした。
自分たちで自家製のベーグルを作ろう
株式会社TRUSTは建築測量事業に特化した会社だったが、今では業態の幅を広げて、空間デザイン事業・ライフスタイル事業なども展開している。
2014年2月には多摩市諏訪にオーガニックカフェ「Affidamento Cafe」をオープンして近隣の人たちの憩いの場となった。(※1)
続けて同年4月には多摩センターにある「ココリア三越」B1Fにイートインコーナー付きのカフェをオープンした。(※2)
「Affidamento Cafe」では手づくりの天然酵母のベーグルを中心としたメニューを提供していたが、その仕入れ元が休業することになった為に新しい仕入先を探していた。
間もなくスタッフの間で「それならばいっそ自分たちで天然酵母のベーグルを作ろう」という話になって、自家製ベーグルを焼くようになったのだという。2014年8月にはカフェのすぐ傍にベーグル専門店「AFFIDAMENTO BAGEL」を開店、2015年4月に多摩センターへ移転する運びとなった。
ものづくり、デザイン、人間関係、食は繋がっている
店長の遠山さんは美大の空間デザイン学科を卒業後、インテリアデザイン、WEBデザイン、イラストレーターなどの仕事に携わって来た。株式会社TRUSTに入ったのはフリーランスのWEBデザイナー時代の仕事で関わったことがきっかけだという。
遠山さんは「よく『なぜベーグル屋の店長に?』と疑問を投げかけられますが、ものづくり、デザイン、人間関係、そして食の全てが繋がっているのですよね。」とその思いを語る。カフェやベーグル屋さんで働くようになって、とくにお客様の反応が手に取るように感じられることが、とても新鮮かつ魅力的に感じているという。
豊かなライフスタイルの提案を
ベーグル屋さんの朝は早い。朝は5時半に出勤してまずは「白神天然酵母」を“一次発酵”させる。このタネを生地と混ぜて約一時間かけて“二次発酵”させてからベーグルの形に成型して高温のお湯で茹で上げたものをさらにオーブンで焼き上げる。
「AFFIDAMENTO BAGEL」では材料にもこだわっている。生地の小麦粉には北海道産の「ゆめちから」を使用しており、生地には卵・バターなどの乳製品は一切、使用していない。ただし各種「チョコレート」味や「キャラメルモカ」味のベーグルなどには一部、乳製品を使っている。
また砂糖はキビ砂糖のみを使用しており、ハチミツやチョコレートなどはオーガニックのものを“お取り寄せ”しているのだという。「アレルギーのお子さんを始めとした小さなお子さんたちにも安心して、楽しく召し上がって頂けるようなベーグルを作っています」
遠山さんは「個人のベーグル屋さんというよりもベーグルをアイテムとして生活の全てを発信して、衣食住に関わる豊かなライフスタイルの提案をして行きたいと思っています」とその抱負を語る。
パリの街角にあるカフェから多くの芸術家や哲学者が排出されたように、多摩市の街角にあるベーグル屋さんを通して地域の人たちがより豊かな暮らしを味わえるようになるといい。
※1 Affidamento Cafeは2014年10月末に閉店
※2 三越店は2014年10月末に閉店
- 店名
- AFFIDAMENTO BAGEL(アフィダメント ベーグル)
- 住所
- 〒206-0042 多摩市山王下1-12-12 福満ビル2F
- 連絡先
- 042-400-5287
- 営業時間
- 9:00 – 18:00(売切れ次第終了)
- 定休日
- なし
- URL
- http://affidamento.jp/