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ハローキティ50周年記念イベントin多摩センター 謎解きゲームに挑戦。

イベント・トピックス, まち歩きレポート No Comments

多摩市では、平成14年からハローキティや(株)サンリオと協力し、「ハローキティにあえる街 多摩センター」として、サンリオピューロランドが立地する多摩センターを中心にさまざまな取り組みをしてきました。

2024年11月1日に50周年を迎えたハローキティのお誕生日をお祝いする催しが開催されました。その催しの一つ『多摩市謎解き街歩きゲーム TAMA NAKAYOKU WALKING』に子どもたちと一緒に挑戦しました。

<イベント趣旨>
ある日、キティとミミィが多摩センターを散歩していました。二人にとって多摩センターは特別な街。今日はどこに行こうか?二人で話しながら歩いていると、
一枚のお手紙がひらひらと飛んできました。”地図・・・?”中には、地図と、なにやらなぞなぞのようなものが描かれていました。なになに?ここに行ってってこと・・・?行ってみよう!!

多摩市謎解き街歩きゲーム 参加方法: 地図にある多摩センターの各スポット(3ヶ所)を巡り、なぞなぞ問題が書いてあるポスターを探します。全部の回答マスを埋めると合言葉となるキーワードを知ることができ、ゴールでその合言葉を言うと、ノベルティ缶バッジがもらえます。

 

 

最初にマップ&解答用紙を入手するために、多摩市立中央図書館へ。中央図書館は、2023年7月1日に開館したばかりの多摩市内で一番大きく新しい図書館です。

 

無事にマップを入手。作戦会議をするため、図書館内にあるカフェれすと モモに立ち寄りました。

おむすびセットとカレーライスで謎解き前の腹ごしらえをしながら「ゴールはこの図書館なんだね。」「最初はどこへ行く?」と地図を見ながら、3つのスポットをどう歩いて回ろうか、悩みます。

 

作戦会議を終え外に出ると、11月中旬とは思えないほどの温かさ。上着を脱ぎ、軽装でいざ謎解きの旅へ。

スタートした途端、中央公園の池の魚や亀に夢中でなかなか動きません。やっと歩き始めたと思ったら、「見て!キティちゃん、可愛いー」と再度足が止まります。足元を見ると「ロードバイクハローキティデザイン」のマンホール蓋。

数歩歩いては立ち止まり、階段があればじゃんけんして「グリコ」が始まります。この調子だと、ゴールまで長い道のりになりそうな予感・・・(^^;)

 

 

なんとか最初の目的地パルテノン多摩にある「クリキャン企画室(クリエイティブキャンパス企画室)」に無事到着。「ポスターどこかなあ?」「クリキャンって何?」と首を傾げる子どもたち。

 

クリエイティブキャンパス企画室 =通称 “クリキャン企画室 “の役割

① プレイスメイキングの企画調整

② そのプレイスメイキングに取り組む市民・団体の支援

③ 多摩センターエリアの情報収集・発信

※プレイスメイキングとは、空間の居心地が良くなり、楽しいコンテンツが生まれ育ち、賑わいが生まれ魅力が増し、そしてまちの価値が上がっていくことを言います。

企画室内には、シティサロンスペース、受付カウンター、打ち合わせスペースがあります。

なぞなぞが描かれたポスター見つけて、問題を解き、クリキャン企画室を後にします。

 

 

大階段を降りたところで、ハローキティ50周年記念の大きなモニュメントを発見し記念撮影📷。そのままパルテノン大通りを歩き、多摩センター駅へ。

子ども達も普段よく利用する京王多摩センター駅ですが、改札口前の天井照明をまじまじと見上げ、お互いのお気に入りキャラクターを当てっこしていました。

 

 

多摩センター駅を東口方面に進み、静かな通りに出ると「こっちであってる?」と少し不安になる子どもたち。地図とヒントを手がかりに歩みを進めます。子どもたちの足だとなかなかの距離ですが頑張って歩きます。

 

しばらく行くと地図が示す場所にようやく到着!「何これー!?」と初めて訪れた不思議な場所に興味津々。

 

建物をぐるりと回って問題がかかれたポスターを発見。

問題を解いてそのまま次のスポットに行こうか迷いましたが、どうしても気になり立ち寄ることに。

 

 

 

 

東京都立埋蔵文化財調査センターに隣接する遺跡庭園「縄文の村」は縄文当時の多摩丘陵の景観を復元、庭園内に3棟の復元竪穴住居があり、週に数回(主に週末)、住居内で焚火を行っています。

静かな庭園で、太古に流れていたであろう時間や空気に思いを馳せます。

 

庭園を見るだけでは飽き足らず、展示ホールの中へ。

工夫を凝らした展示・体験コーナーを通して縄文文化に夢中で触れる子どもたち。

 

石でどんぐり等木の実をすりつぶすコーナーや、縄や竹・貝などを使って縄文土器の模様を粘土版に再現するコーナーは、自宅でも真似したい遊びでした。

子ども達のお気に入りは、火おこし体験と縄文土器パズル。パズルは樹脂製の土器片レプリカの中に、磁石が埋め込まれており、立体的に組み上げていくことができます。

難易度が簡単なものから難しいもの数パターンあり、砂時計を使って、時間内に出来上がるよう何度も挑戦していました。

 

その他、遺跡の模型や縄文ファッションコーナー。

独特の形や模様の縄文土器もたくさん展示してありました。

 

まだまだ遊んでいたかったですが、3つ目のスポットに向けて出発。手元の地図に書かれたヒントを手がかりに最終スポットを探し歩きます。

 

3つ目のスポットは、多摩センター駅から更に離れ、京王線・小田急線の線路と乞田川の間にあるL字型の小さな公園「長久保公園」にありました。

最後の問題はなかなかの難問でしばらく悩んでなんとか解けました。

公園で遊んだあとは、川沿いのベンチに座ってしばし休憩。

川沿いの桜の樹々の葉は桜紅葉(さくらもみじ)色にほんのり色づいていました。春に咲く淡いピンクの花とは違う桜の姿をしばし楽しみました。

「今日はたくさん歩いたね」「春になったらお弁当とおやつ持って来ようね」と話す子どもたち。「そろそろ帰ろうか・・・」だんだん陽が落ちてきたので、ゴールの中央図書館に向かって歩き始めます。ゴールまであと少し。

帰り道には、スタート時に見つけたデザインとは違うマンホール蓋も発見しました。こちらは「雨上がりハローキティデザイン」。(もう一つの「お天気雨ハローキティデザイン」マンホール蓋は見つけられず、また別の機会に探したいと思います。読者の皆さんも是非探してみてくださいね。詳しくはこちらから。)

 

なかなか歩きごたえがあった今回の謎解きおさんぽコース。ようやく中央図書館に戻ってきました。

 

 

図書館のカウンターで合言葉を言い、ノベルティ缶バッジを手にすることができました。

「キティちゃんお誕生日おめでとう。楽しい時間をありがとう。」子ども達の小さな冒険が終わります。このまちの新たな顔と魅力を発見できました。

すっかり陽も落ちた頃、心地よい疲労感と共に、多摩センター駅を後にしました。行きは京王線だったので、帰りは小田急線に揺られて・・・。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

クリエイティブキャンパス企画室

住所:多摩市落合2丁目35パルテノン多摩東棟5階

開館日:原則として月曜・木曜・土曜・日曜
9時~17時(年末年始は除く)

 

東京都立埋蔵文化調査センター・遺跡庭園「縄文の村」

Tokyo Metropolitan Archaeological Center

 住所:東京都多摩市落合1-14-2
開館時間:午前9時30分から午後5時00分まで
 11月〜2月は遺跡庭園「縄文の村」のみ午後4時30分まで
入場料: 無料

 

長久保公園 ※犬の同伴可

住所:東京都多摩市落合1丁目5−16

聖蹟桜ヶ丘ぶらり謎とき!まち歩き~公園と素敵なお店〜 Bコースに挑戦!(イベントは終了しました)

まち歩きレポート No Comments

2024年10月12日(土)~11月24日(日)の期間、多摩市和田にスタジオを構える日本アニメーションのキャラクターラスカルづくしのイベント「聖蹟桜ヶ丘 ぶらり謎とき!まち歩き~公園と素敵なお店~」が開催されています。京王線聖蹟桜ヶ丘駅からスタートして、Aコース・Bコース各6つのチェックポイント、合計12のチェックポイント(近隣の公園やお店)をめぐってクイズに答え、ワードパズルを完成させるというもの。AかBどちらかのコースだけでも、両コースでも、別日に両コースをまわっても楽しめます。

 

☝️こちらのマップ&解答用紙は所定の場所で配布されています。詳しくは「聖蹟桜ヶ丘 ぶらり謎とき!まち歩き」特設サイトでご確認ください。

Aコース・Bコースそれぞれ参加している飲食店では期間限定のラスカルコラボメニュー※が食べられ、各店舗でラスカルメニューを注文すると、その店舗にちなんだモチーフとラスカルが描かれたオリジナルデザイン缶バッジがもらえます。※タイミングにより品切れすることがあります。

注:缶バッジのデザインはお店ごとに異なります。数に限りがあり、無くなり次第終了。

ワードパズルを完成させ、見事ゴールに辿り着くと、限定ノベルティグッズがもらえます。今回はBコースに挑戦、普段気になっているお店を回りながら、子どもとお散歩しながら、気ままにのんびり6つのチェックポイントをめぐってきましたので、その様子をご紹介します。

 

Bコース最初のチェックポイントは、今回企画に初参加となる UBRIACO さん。イタリア語で「酔っぱらい」という意味の、聖蹟桜ヶ丘にあるトラットリア(イタリア大衆食堂)で、気軽に本格イタリア料理が堪能できます。

UBRIACOさんでは、ラスカルコラボメニューを購入することができました。

 

こちらの期間限定メニューは、ラスカルが大好きな食べ物「とうもろこし」の粉を使った菱形のイタリアの伝統的お菓子”ザレッティ”。とうもろこし粉の独特の食感と黄色い見た目にレーズンや松の実、香りづけのグラッパ(お酒)も加わり、風味豊かな香ばしさが口いっぱいに広がります。フライパンとお皿が描かれたUBRIACOオリジナルの缶バッジもいただきました。

 

2つ目のチェックポイントは、九頭龍公園。

こちらの公園は聖蹟桜ヶ丘の龍神様を祀った九頭龍神社と隣接しています。

神社でお参りをしたあと、公園内に隠されたチェックポイントを探します。

公園は、健康センターや関戸・一ノ宮コミュニティセンター「つむぎ館」の複合施設が隣接しています。

公園内をあちこち探し回り、ようやく「ひみつのイラストB-②」を発見! 解答用紙に答えを記入し、2つ目のワードパズル完了。

しばらく、公園内で走って遊んでいきます。

お腹も空いてきたので、次のチェックポイントに向かって歩きます。

 

3つ目のチェックポイントはおむすびカフェくさびや さん。地元多摩地域の食材を使った週替わりのおむすびやおかず、お味噌汁やスープなど、ホッと心温まるお食事をいただけます。

 

カフェのほか、ワークスペース、古着屋スペース「manège TOUR」、本屋スペース、絵や写真を展示できる壁スペースがあり、セクションによってさまざまな楽しみや発見があるお店です。

素敵なものが詰まった空間にあちこち目移りしてしまいますが、お腹がぐうぐう鳴いているので食事を注文することに。

 

 

ショーケースの中にメニューがユニークな名前のおむすびや美味しそうなおかず・汁物が並んで、どれも美味しそう。その中に、ひときわ愛らしいお顔が笑っています。

ラスカルコラボメニューの”ラスカルおいなり”。「当店は今年で3回目の参加になります。初回から変わらず”ラスカルおいなり”を出しています。ほかのおむすび同様私が考案しました。」と調理担当もしている店長の来住野さん。

お皿に盛られた可愛いラスカルの姿に「可愛い!」「食べるのがもったいないー!」としばらくお預け状態になっていました(^ ^) オリジナルの缶バッジにも「くさびや」ならではのモチーフが描かれていました(どんなモチーフかはもらってからのお楽しみ♪)

 

おむすびのほか、身体が温まる”豚汁”も注文しました。多摩市産のお味噌を使っており濃厚で、一口飲んで「うまっ」と思わず口をついて出るほど。付け合わせの自家製ピクルスはみずみずしくさっぱりの美味しさ。

子どもたちもようやくラスカルのお顔にかぶりつき始めました。「ん、美味しい」「顔はチーズと海苔でできてる!」「中には人参、椎茸も入ってるよ。」

窓から見える景色を見ながらゆっくり食事させていただきました。

並んで座ったラスカルのお人形たちに見送られてお店を後にします。

 

4つ目のチェックポイントは 和菓子処 花鳥風月 さん。ショーケースには美味しそうな和菓子がずらり。

 

 

ラスカルの焼印入りどら焼きのほか、人気の”もにゃか”(ねこ型の最中)と豆大福、1人1つ好きな甘味を選んで購入し、Bコース最後のチェックポイントへ向かいます。和菓子処 花鳥風月さんのオリジナル缶バッジは配布終了でした。

 

こちらは、tak beansさん。自家焙煎珈琲豆とドリンク、雑貨やギフトを取り扱うお店です。

 

 

センス良い店内に珈琲の豊かな香りが広がっています。自家焙煎した“スペシャルティコーヒー”を丁寧にハンドドリップしてくれます。この日はイベント準備のためテイクアウトのみでしたが、また後日ゆっくり足を運んでみたいと思います。

 

tak beansさんでは、テイクアウトのカフェラテとお土産用にラスカルのイラストがパッケージに描かれたコーヒードリップパックを2種類購入。珈琲屋さんならではのオリジナルの缶バッジも無事ゲットしました。

 

珈琲と和菓子の入った袋を持って、 ゴールのヴィータ・コミューネ7階(OPA建物)へ。

 

完成したワードパズルを見せて、Bコースの景品(世界名作劇場オリジナル A5マルチシール)※をいただきました。※先着500名様

 

景品交換所のカフェれすとなな では、ラスカルマンホールクッキーが3種類並んでいました。

 

まち歩きしながら見つけたラスカルマンホール蓋※と同じデザイン柄のクッキーで、愛着もひとしお。どれにしようか随分と迷いこの季節にちなんだ1枚をお土産用に購入。※聖蹟桜ヶ丘駅周辺に全部で 5箇所3種類あります。頑張って見つけてみてくださいね 👀

 

たくさん歩いたのですっかりお疲れモードの子どもたち。謎ときしながら手に入れてきたお宝たちを並べて、お待ちかねのおやつタイムです。

 

聖蹟桜ヶ丘の街並みが一望できる休憩スペースでのほっと一息。お腹も心もすっかり満たされました。

可愛いラスカルによる街案内のおかげで、ぶらり楽しく、聖蹟桜ヶ丘のまちを堪能した1日でした🌞

 


 

店舗のご紹介

 

①【UBRIACO ウブリアーコ】

◆ 住所:多摩市関戸4-4-1 ハイマート第2聖蹟桜ヶ丘1階

◆ TEL:042-337-6309

◆ 営業時間

●火曜日〜金曜日 17:30~23:00 (21:30 L.O)
●土曜日・日曜日 11:30~15:00 (14:00 L.O)
17:30~23:00 (21:30 L.O)

◆ 定休日: 毎週月曜日・第1火曜日

◆ ホームページ:www.ubriaco.ne.jp

 

②【おむすびカフェ くさびや】

◆ 住所:多摩市関戸4-34-15

◆ TEL:042-401-8988

◆ 営業時間:12:00~

◆ 定休日:水曜日+不定休

◆ ホームページ:https://kusabiya.jp/

Instagram

 

③【和菓子処 花鳥風月】

◆ 住所:多摩市東寺方1-8-14

◆ TEL:042-400-0607

◆FAX:040-400-0677

◆ 営業時間:10時~17時

◆ 定休日:木曜、第2、第4月曜

Instagram

 

④【tak beans タックビーンズ】

◆  住所:多摩市一ノ宮3-7-16

◆ TEL:042-313-7683

◆ 営業時間:平日8時〜20時

土日祝祭日8時〜19時

◆ 定休日:月曜日

◆ ホームページ: http://takbeans.com/

Instagram

 

⑤【カフェれすと なな】

◆  住所:多摩市関戸4-72 ヴィータ7 F

◆ TEL:042-400-1578

◆ 営業時間:10時~17時

◆ ホームページ: https://resuto-tamacity.org/lp/nana/

まちづかい社会実験 (多摩センター)に行ってきました!

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『まちづかい社会実験』が、9月22日(日)に多摩センターパルテノン大通りで開催されました。

朝から雨がパラつき延期が危ぶまれましたが、予定通り無事決行。時折傘を差しつつ参加して来ました!

多摩センター駅からパルテノン大通りに出ると「社会実験」を行っていました。今回は4つのグループが参加。それぞれに皆さんのやりたいこと(社会実験)を見てきました!


1)パパ友たちとやりたいこと〜屋台出店〜 

こちらは、仕事も業種もバラバラのパパ友6人とそのご家族で営む屋台。クラフトビール、ポップコーン、ぱちぱちソーダジュース、輪投げゲーム、ガラポンなど3つのテントを連ねた大家族で営む小さな商店街のような雰囲気でした。出店している皆さんの楽しそうな様子に、見ているこちらも明るい気持ちになりました。

以前も同じ企画でクラフトビールのお店を出店し、それをきっかけに最初は2人だったメンバーが、今回は6人になり、賑わいが増したとのこと。「後から入ったメンバーの中には、前回お客さんとして来てくれて意気投合し一緒にやることになったメンバーも。みんな普段はサラリーマンなんですけど、打ち合わせ兼ねた飲み会をしたり楽しく交流しながら準備を進めてきました。人間関係が希薄になりがちな現代だからこそ、仲間を持つことは自主防災対策にも繋がっていると思います。」とチームリーダー。6つの星が並ぶお揃いのオリジナルTシャツが皆さんとってもお似合いでした。

お子さんも、試食の提供や呼び込みなど、屋台スタッフの一員として頑張っていました。屋台のお手伝いをした感想を聞くと、みんな声を揃えて「楽しい!」と元気に答えてくれました。まさに幼い子ども達が「ごっこあそび」するように、やってみたいことを躊躇わずに楽しんでやってみるのが、この「社会実験」の醍醐味なのではないでしょうか。そのチャレンジ精神は見ている周囲にも伝わり、次なる誰かの可能性を広げるような気がします。

 

 

 

 

 

 

2) 明治大学政治経済学部 奥山雅之ゼミ(地域産業研究)の学生さんたちのやりたいこと〜「写真&昔遊び」ブース〜

こちらは、植栽ますにあるウッドデッキスペースを利用して、パネル写真展覧会と昔遊びを通して、市民の皆さんと繋がる企画。

メンバーが撮影した多摩の写真をパネルで紹介し、良いと思った写真に投票してもらう仕組み。さらに、市民の方々からおすすめスポットを付箋に書いて地図に貼り付けてもらいます。写真をきっかけに、市民との交流を図り、多摩市の地域産業を知っていくという試みです。メンバーの男子学生は、「僕らは普段は多摩市に住んでいませんが、こういう社会実験を通して地域のことを学んでいます。卒業したら住みたいと思うくらい多摩はいい場所ですね」と言っていました。

 

「どの写真が好き?」と小さなお子さんに目線を合わせて話す姿に、学生さんたちの優しさが垣間見え、微笑ましかったです。

また、昔遊びの王道「けん玉」を使ってコミュニケーションを図ります。けん玉に初めて触れる方、「やったことある」と技を披露してくれる方など、この小さなアイテムが見事に人と人とが繋がるきっかけになっていました。

 

 

3) 多摩市若者会議 がやりたいこと〜あおぞらボードゲームコーナー〜

テントの下で好きなボードゲームを楽しむというシンプルな企画。準備されたボードゲームを選んで自由に遊べます。人数が足りなければスタッフの方が混ざってくれるので、1人でふらっと参加しても楽しめるのも魅力。

主催メンバーが麻雀を楽しむ様子も。

 

 

こちらはメンバー1名と一般参加者2名の組み合わせでトランプゲームを楽しむテーブル。

静かながらもテーブル上の戦いに盛り上がる熱い企画でした。

 

4) 多摩大学付属聖ヶ丘高校の学生たちがやりたいこと〜あおぞらフェス〜

その場で参加者の呼び込みを行い、自分の好きな歌を聴衆の前でステージ上で歌ってもらうという企画。

参加者の皆さんは、とても気持ち良さそうに歌っていました。

歌詞をスマホ画面で確認しながら歌う方式で、小さなお子さんには高校生スタッフがちゃんとフォローしていました。

 

聴衆の皆さんもその日たまたま居合わせたり、通りかかった方々ばかり。その場限りの、一期一会のライブに心温まりました。

ステージ向かいの植栽ますには折りたたみマットやミニテーブルが置いてあり、まったりライブを楽しめる心遣いもありました。

 

 

このイベントは夕刻に終了しました。日暮れ後には、屋台を出店していたパパ友たちとそのご家族が店じまいをしていました。

「プロじゃないからこそ大変なこと、わからないこと色々ある中、それでもやってみたいことにチャレンジする」企画に参加していた皆さんの思いと行動力に、勇気と元気をもらい、新しい挑戦への背中を押されたような気がします。

たまこどもフェス2024に参加しました

イベント・トピックス, まち歩きレポート No Comments

子ども・若者・子育て世帯のためのフェス「 たまこどもフェス2024 」が、8月25日(日)に行われました 。「たまこどもフェス2024」は、市内幼稚園・保育園・児童館や子育て関連施設等が連携したイベントで、保護者が幼稚園・保育所の先生などの話を聞き、子育ての相談をしていたり、子どもが思いっきり遊んでいたりと様々な内容がありました。会場は、永山駅周辺の公園や施設の3会場を広々使って催され、実際に子どもと一緒に参加してきました!

1つ目の会場は、永山北公園。暑さにも負けず元気な親子連れがたくさん遊びにきていました。

 

市内の児童館主催の水遊びエリアでは、水着姿で元気にはしゃぐ子どもたちの姿に周囲で見守る大人たちもみんなニコニコ。

 

消防団による放水体験やポンプ車乗車体験も大人気でした🚒

 

2つ目の会場は、グリナード広場。多摩子ども劇場多摩消防署中央大学多摩大学などが企画する体験やゲームが行われていました。

 

この会場では、グリナード夏まつりが同時開催されており、シャボン玉やけん玉、ビーチボールを使ったスイカ割り、模擬店などに子どもたちは夢中でした。

3つ目の会場、ベルブ永山内にある永山公民館へ移動。ベルブ永山は、永山駅から徒歩3分の場所にあり、永山図書館なども入っている複合施設です。

 

喫茶れすとでは通常メニューの他、たこ焼き、焼きそば、ピクニックBOX、駄菓子など、お祭りメニューを限定販売。

永山公民館会場では、館内をスタンプラリーしながら回る”たこフェスクエスト”が大人気。多摩市立児童館のイメージキャラクターの「あそんじゃ王子」が、各チェックポイント(部屋)で課題(子ども・子育てにまつわる質問)を出し、正解するとシールが1枚もらえます。全部で10の課題をクリアするとゴール!先着1000名限定のお宝がもらえます。小学生も未就学の小さな子どもたちもみんな楽しそうに建物内を巡回し挑戦していました。

「なんさいですか?」

「あなたが通っている保育園、幼稚園の名前を教えてください」

「多摩市にはいくつ児童館がありますか?」などの課題がありました。

 

じゃんけんして勝ったらシールがもらえるというチェックポイントもありました。

こちらのお部屋は、多摩市内の幼稚園を紹介するお部屋。

市内の全9園の特色を紹介するパネル展示や動画の閲覧ができる他、幼稚園での遊びを体験できるコーナーがありました。

 

 

 

新聞紙プール、金魚ヨーヨー工作、リトミック(音楽に合わせてトランポリン)、紙芝居など、子どもたちの楽しいが詰まった空間でした。

すぐ隣の認可保育所を紹介するお部屋では、給食レシピ紹介やおやつの試食ができました。

試食させてもらったドーナツ2種類。(かぼちゃドーナツとプレーンドーナツのお砂糖がけ)

 

続いては、5階の音楽室にあるこども食堂ゾーン。

 

1回50円で挑戦できる「おかしすくい」に大喜びの子どもたち。ビニールプールに駄菓子がいっぱい。

その上、お菓子や飲み物の無料のお土産までもらえて大満足の子どもたち。

科学室が飲食可の休憩スペースとして開放されており、おやつを食べながら一休みしました。

 

休憩後、たこフェスクエストのゴール、ベルブホールへ。全チェックポイントをクリアしたお宝として、限定の缶バッジをもらいました。

そのままベルブホールで工作ワークショップに参加。昨年、大人気で早々に受付終了になってしまった「おさんぽアニマル」ワークショップ。

風船に紙で作った足や耳をつけ、シールやペンで目や鼻をつけます。可愛い😍

丁寧に作り方を教えてもらい・・・

完成!出来上がり。

出来上がった「おさんぽアニマル」と一緒にお散歩。本当に生きているかのように連れて歩く子どもの想像力と再現性に感心しました。

他にも、「ダンボールでまちづくり」ワークショップ。自分の好きなダンボールを2つ選び、お家やお店を作ります。ハサミやダンボールカッター、のり、テープ、色セロハン、折り紙、ペンなど、道具も色々準備されており、子どもが作りたいものを大人がサポート。

 

 

 

最後に番地を貼り付け完成。せっかく作ったダンボールハウスを置いて帰るのは名残惜しいですが、素敵な街並みの一部としてどの作品も個性豊かに輝いていました。「自分の手で街をつくる」「自分も街の一部である」ということを擬似的に体験できる素敵な企画でした。

 

 

ワークショップを終え、ベルブホールの外に出ると、ダンボールと色セロハンを使った小道具と一緒に写真が撮れる記念写真スポット。

 

 

ステンドグラスのように光を通し、地面に映る色とりどりの影が美しかったです。

 

 

その後も、認証保育所主催のゲームコーナーで輪投げやボール投げを楽しんだり、一向に帰りたがらない子どもたち・・・大人は1日がかりのイベントにヘトヘトでしたが、ところどころに座れる椅子が置いてあったので大変ありがたかったです。その間も、保育士の皆さんが、とても優しく子どもたちと関わってくださいました。

 

少子化と言われる時代ではありますが、子どもたちの元気と笑顔、そして子育てを応援してくださる施設やそこで働く方々の優しい眼差しや温もりに溢れた、子育てへの希望を感じる「たまこどもフェス2024」でした。

7/14(日)たまよさこい in多摩センター に行ってきました!

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7月14日(日)に多摩市落合 多摩センター駅前で開催された「たまよさこい」に行ってきました。午前中は小雨がぱらつくも、昼過ぎにはあがり、太陽が顔を出しました。真夏の始まりに相応しい賑わいを見せていたパルテノン大通り。

前半は各チームのステージ演舞(定点踊り)を見て回ります。 パルテノン大通りの所々に4つのステージスペース(メイン会場、大通り会場、駅前広場、ポケット広場)が設けられ、市内外から参加した16のよさこいチームが力強く演舞を披露していました。

 

 

「よさこい」は よさこい節やソーラン節などの民謡を基本にして、グループで踊るダンスのことで、その始まりは戦後すぐと言われていますが、広く全国的に浸透したのは1990年代以降とされています。土佐弁(高知の言葉) で「こんばん おいでなさい,来てください」という意味で、 漢字を当てはめると「夜さ来い」「夜更来」「宵更来」などと表記し,お座敷などで歌われていた歌が起源と言われています。

各チーム、着物や浴衣、法被を個性豊かにアレンジした目にも鮮やかな衣装を纏い、手には「鳴子(なるこ)」というよさこいのシンボルとも言える鳴り物を持っています。

 

お囃子調や演歌調、ロック調やサンバ調など様々なテンポの音楽に、「ハッ!」「ソイヤ!」などの元気な掛け声、鳴子がカチカチ,カタカタ鳴る乾いた音。緊張した面持ち、弾ける笑顔・・・どのチームも個性溢れる演舞です。

 

 

この為に費やしてきたであろう時間・エネルギーを思うと観る側も手に汗握り、胸が熱くなります。

 

前半のチーム演舞が終わり、しばしの休憩。会場内に出ていた屋台で涼を取りました。

 

 

 

今回は八王子市のイタリアンジェラート専門店ダ ルチアーノ さんでいちごジェラート🍓をいただきました。

 

大人には、冷えたビールも美味しそうです。

 

パルテノン大通り十字路では、旗士たちによる迫力溢れる旗振り演舞も行われました。よさこいで使用される大旗はフラフ/よさこい旗 と呼ばれ 、大きさは標準で3m×4.5m程度、大きい旗だと5m×6mになるものもあるそうです。大きさによっては20kgを超える重さになることも・・・

軽快な音楽に合わせて旗士たちがそれぞれのチーム旗を、右に左に、上に下に、体全体を使って力強く振ります。

 

 

祭りもそろそろ終盤、よさこい総踊り(流し踊り)の時間です。

パルテノン多摩を背に各チームの踊り子さんたち皆で列をなして、踊り歩いてきます。はじめて見ても、踊ったことが無くても、見よう見まねで踊れる簡単な振付けで、つい一緒に踊りながら、「ヨッチョレヨ、ヨッチョレヨ」と掛け声を口ずんでいました。一つのショー、一つの祭りを作るのに、たくさんの人の思いと努力、時間が積み重なっていることを感じ、その一部であることに感謝するひと時でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

各チームの踊り子さんや旗士さん、それを支える多くの関係者の皆さん、耳にも目にも賑やかで楽しい時間をありがとうございました。

令和サバイバー養成キャンプ by Resilient Life Project

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去る5月18日(土) せいせきカワマチ(多摩川河川敷芝生広場)で開催された「令和サバイバー養成キャンプ」に参加してきました!40人ほどの参加者が5~6人のグループに分かれて自然災害や社会や個人に起因するリスク下において「生きる力」を楽しみながら学ぶというこの企画。筆者は小4と4歳の娘と3人で参加してまいりました。

〜令和サバイバー養成CMAP 虎の巻より〜

地震、台風、人間関係・・・、令和の時代はリスクだらけ。南海トラフや首都直下などの巨大地震発生や自然災害も気になるけれど、職場やご近所の人間関係にともなう個人のリスクや、高齢化、過疎化・デジタル化など急激に変化する社会のリスクも・・・。私たちはかつてないほど様々なリスクに囲まれています。初めて会う人と、限られた道具で協力し合い、様々なピンチを楽しくポジティブに乗り越える。

<いまを生き抜くために大切な3つの要素 >

① 仲間づくり:周りの人の得意や強みをよく知り、信頼関係を構築できること

② 快適な環境づくり:限られた条件下でも自分・家族・仲間が快適な環境を作れること

③ 心身の健康づくり:健康的な食事を、仲間や家族と共に作り、楽しめること

 

イベントファシリテーターの挨拶に始まり、リーダーたちの紹介から「仲間づくり実践パート」が始まりました。

自己紹介を通してグループメンバーとお近づきに。

① 自分の名前を紹介

②あだ名と得意なこと・苦手なことを紹介 (名前や所属・肩書きだけでなく、個人的な話を加えることで互いの印象が深まり、距離が縮まるという、初対面の人と人間関係を構築するための大切なポイント)

③ クイズ形式で他己紹介

④ グループメンバーと相談してチーム名とチームリーダーを決める

私たちのグループは、自己紹介の中でゲーム好きが多いことが判明し、ゲームにちなんだ名前にしようと相談。幼い子どもの声を聞いて「チームぽけもんバイオレット」となりました。大人、高校生、小学生、幼児と幅広い年齢層のグループをどうまとめていくのか実際に体験することができました。

「仲間作りパート」の終わりはリーダーが前に出てチーム名とその由来を発表。それぞれ個性豊かな名前が出揃い、それを聞くだけで、このグループにはこんな人たちがいるんだなと、このイベントに参加しているメンバー全体像を掴むことができました。自分たちが住んでいるコミュニティーの中で顔が見えない、名前も知らない時代になっている中、普段接点のない皆さんと同じ時を過ごせていることをとても嬉しく思いました。

グループ内の温度が温まってきたところで、次のパートに移行。二つ目は「快適な環境づくり」避難所などの限られた条件下でも自分・家族・仲間が快適な環境を作れることを学びました。災害時身近にあるものということで、段ボールで生活必需品<寝床(テント)・テーブル・イス・トイレ>を作りました。

グループメンバーと分担をして作業を進めます。

ダンボールテントの出来上がり!

 

テーブルとイスを並べて食卓が出来上がりました!

 

その他、段ボールでできたクーラーボックス(写真左)や簡易トイレ(写真右)の準備もありました。

段ボールに発泡スチロールを入れた保冷・保温ボックス。

段ボールの簡易トイレの中はこんな感じ。吸水シートはペットシートやおむつなどでも代用できそうです。避難時、トイレはどんなところに設置するのが良いかという話し合いの中では「臭いが気になるから住居スペースと離れたところ」「人目を避けた木陰など離れたところがよい」「女性や子どももいるのであまりひと気のない所や暗いところは逆に危険」といった声が上がりました。

次は熱中症対策にもなる経口補水液を手作り。材料は水、食塩、砂糖、レモン汁と一般家庭にあるものばかり。計量するものがなかったので、私たちグループはペットボトルの蓋を計量スプーン代わりに分量の見当をつけるという工夫も。作った後に味見をすると「甘くて美味しい」「もっと酸味が欲しい」「もっと塩気が欲しい」など味の感じ方が個々人違い、身体に不足しているもの、本能的に何を求めてるかで味覚に差があるのか、などみんなで興味深く考察。

その後はパネルを使って災害時に役に立ちそうな豆知識をお勉強して、最後のパート「心身の健康づくり」。災害時に備えて、電気もガスも使わずにご飯を炊きます。今回は新聞紙のみを燃料にご飯が炊けるという炊飯釜を使っての挑戦。

まずは、燃料になる新聞紙をねじって棒状に。子どもたちもねじねじお手伝いしました。

お米(今回は無洗米)と分量の水をお釜にセットして準備完了。

いざ着火。1分半間隔で新聞紙を投入して加熱していきます。

十分に沸いてきたところで徐々に火力を落とし、火が消えたら蓋を被せて蒸らします。

この災害用の釜ですが、不思議な形をしているなあと思っていたら、廃盤などで不要になった釜を再利用して開発したとのこと。既にある物を活かしたモノづくりの姿勢は暖衣飽食、物に溢れた現代に大切な精神だと思いました。

ご飯を蒸らしている間に、火も水も使わないおかず「シーチキンと切り干し大根のマヨネーズ和え」作りにも挑戦。全ての材料を保存袋に入れて揉んで混ぜるだけ。短時間で簡単に美味しい一品ができました。災害時に使えそうなレシピを普段から調べて、食に取り入れておくと、忙しい日常の中で時短にもなるし、いざという時に困らなくて済むと思いました。

ご飯が炊きあがり、歓声が上がります。みんなで美味しく「いただきまーす!」

 

小さい子どもやアレルギー持ちの方はもちろん、みんなそれぞれ好き嫌いもあり、周囲の人と「何が好き」「何が嫌い」「何が食べられない」など細かいことですが、互いにコミュニケーションを取ることも大切と思いました。もちろん実際の災害時には贅沢は言っていられない状況であるかもしれません。それでもそういう時こそみんなが心地よく美味しく食事できることがストレスが溜まらない秘訣だとも思うので、声を掛け合ってみんなで「同じ釜の飯を食べ仲間・家族になる」ことができるといいですよね。

 

なんでも買えばいい、なんでもあることが当たり前の生活の中で、限られたものの中でどう生きるかを学ぶいい機会となりました。また、スマホやパソコンなどデジタルなやり取りが増える現代、顔を見て言葉を交わし、時間を共にすることがどれだけ大切か実感しました。最終的に必要なのは、リアルな人と人との繋がりなんだと思います。

 

新倉農園 いちご狩りに行ってきました🍓

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春の陽気の中、多摩市落川にある 新倉農園 さんにいちご狩りに行ってきました。

 

毎年楽しみにされている方々が多いとのことですが、なんとか予約が取れ、いちご好きの子ども2人を連れて行くことができました。

受付をした後、簡単な説明を聞き、申込番号順にハウスの中へ。ハウスの中は外の陽気よりも更に暖かく、30度近くあり、汗ばむほどでした。

スーパーで売っているいちごは白い状態で摘んで赤くさせるので、見た目は赤くとも味は甘くないんだそうです。「ここに来たからには是非、赤く熟すまで実らせた、いちごの甘さと美味しさを味わっていただきたい」と話す農園スタッフさん。傷があると店頭には並ばないが、意外や意外、実は傷物こそ美味しいとも教えてくれました。

また、いちごの蔕(ヘタ)が 反り返り、実から浮き上がっているのが食べ頃のサインだそうです。まだのものは実にペタッと張り付いています。

「いちごってこんな風にできるんだねぇ」と初めて見るいちご畑に興味津々の子どもたち。配られたハサミとパックを持って、赤くて、美味しそうないちごを探します。

 

あっという間に赤いいちごでパックがいっぱいに。追加でパックをもらい、最終的に3人で4パック分のいちごを摘みました。

 

 

初めて見るいちごの花に「いちごは赤いのに、お花は白いんだね。可愛いねえ」と子どもたち。

 

こちらの農園では摘んで食べることはできず、持ち帰りまたはハウスの外のベンチで食べることができます。摘み終わった人から、摘んだいちごを計りにかけてもらい、お会計 (100g 350円)。

子どもたちは早く食べたいと待ちきれない様子でお会計の順番を待ちます。

自分で摘んだいちごを持って外に出ます。

「いただきまーす」初めて自分で収穫したいちごにかぶりつきます。

一口噛むごとに赤い果汁が溢れ、指先と口の周りいっぱいにいちごの香りをつけながら一つ、二つ、三つと頬張ります。「今まで食べたどんないちごよりも甘くて美味しい」と驚く子どもたち。

お土産のいちごは家に帰って冷蔵庫でキンキンに冷やしていただきました。

 

新倉農園 (にいくらのうえん)

【住所】〒206-0015  東京都多摩市落川1179

◆ Instagram:https://www.instagram.com/kado.kitchen

 

 

 

第4回 多摩中央公園 パークライフショーに行ってきました。

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去る3月2日(土) 、この日は寒の戻りで再び冬の寒さを感じる一日でしたが、多摩中央公園で開催された『第4回 多摩中央公園 パークライフショー に行ってきました。

 

パークライフショーとは?市民の皆様と公園の使い方や過ごし方の提案を実現する社会実験として2018年に始まり、今回で4回目の開催となります。第4回では「全ての壁を取り払って「ごちゃまぜ」で楽しむ!(=「インクルーシブ」)というテーマも新たに掲げました。公園は来る人を拒まない公共的空間です。公園にかぎらず、地域全体がこのテーマに向けて試行錯誤しながら連携していくための核となるイベントにしていきたいと考えております。

 

 

 

現在大規模改修中の多摩中央公園で行われたパークライフショー。「Noと言わない公園を目指して」をスローガンに、公園を活用するためのさまざまな使い方を考え、”やってみる!”場になっていました。

大池前テラスエリアでは、「本の物々交換」や「カヌー体験」。

 

大池前ではパークライフショーとのコラボイベント「多摩センターまちづかいトーク」も実施中でした。多摩センターへの思いやこれからのまちづかいの在り方、これまでの取り組みを、オープンな対話形式で語り合い、大いに盛り上がっていました。

参加者の皆さんが座っていた丸太の椅子が素敵でした。

 

多摩市立中央図書館前では、パネル展示や丸太斬り体験ワークショップが行われていました。

 

しばらく歩いて自由広場エリアまで来ました。入り口には「みんなであそぼう」の旗。子どもたちが楽しめる「プレーパーク」が開かれていました。

プレーパークとは、 通常の公園のようにブランコやシーソーなど備え付けの遊具はなく、子どもたちが自主的・自発的に、様々な遊びや自然体験活動を作りあげていく遊び場です。 プレーリーダー(大人)がいて、子どもの「遊び」を支援するとともに、安全管理を行ってくれています。

 

 

寒い日だったので、焚き火で暖をとれたのが何よりも有り難かったです。火との距離を適切に計りながら、子どもたちが自分で串に刺さしたマシュマロやお餅を焼いていました。昔に比べて、あれはダメ、これもダメ、危ないから触っちゃダメ、ダメなことが増え、子どもたちが体験する場が減っている現代ですが、安全に”火遊び”できる貴重な機会。木が燃え炭になる、風が火を大きくする、火に水をかけたら消える、当たり前のことですが、本質的な自然の原理を”遊び”を通して子どもたちは体感していました。

我々は「あそびパン」に挑戦。1個100円のパン生地を薄く伸ばして竹に巻きつけます。焦げないよう竹を回転させながら焚き火で焼きます。

 

五分も焼かずに確認してみると、中心がまだベトっとしていて生焼け。追加でもう少し焼いてみると、中の方まで生地がフワっと膨らんでいます。焼き立て熱々でとても美味しかったです。

その他、竹馬、こま、けん玉などの昔遊びも楽しめました。一際目を引いたのが、小学生が手作りしたというオセロ。駒は木の枝を輪切りにして白黒にペイントしてありました。

 

広場内では、ウクレレや鍵盤ハーモニカ、リコーダー、マラカスを使った音楽隊の演奏も楽しめました。音楽に合わせて絵本を読んだり、普段静かな公園に優しい音と子どもたちの声が響き、寒い体がほんわか温まるような心地よい時間でした。

 

午後は、大型紙芝居が鑑賞できるとのことで旧富澤家住宅エリアへ。

大型紙芝居を楽しみにたくさんのお客さんが集まってきました。

著作権の兼ね合いで紙芝居の様子を写真でお見せできないのが残念ですが、多摩丘陵が舞台の、大人から子どもまで楽しめるストーリーでした。

 

大型紙芝居の鑑賞前に座っている子どもたちに、”バードコール”が 配られました。鳥が出てくるシーンで、お話に合わせてバードコールのネジを回すと、ネジと木が擦れる音がキュッキュッと鳴り、まるで本物の鳥の鳴き声のよう。子どもたちも紙芝居に参加できる素晴らしい企画でした。

 

紙芝居終了後は、端材を使ったビュンビュンごま作り。

 

ペンで好きな絵や模様を描きます。

絵が描けたら、予め空けてあった穴に糸を通して完成です。

 

 

 

帰り際、まだまだ遊び足りず「楽しかったね。次はいつ?」と聞く子どもの問いに答えるように木々がゆれ、「また来てね」と言ったような気がしました。

 

次回「第5回 パークライフショー」も楽しみです ♪

 

 

 

 

 

 

多摩消防団出初め式に行ってきました!

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2024年新しい年が明けた1月14日。多摩センターで多摩市消防団出初式が行われました。出初式は、一年の仕事始め、団員の士気高揚、市民への防火・防災意識の啓発を込め、新春行事として行われるものです。コロナ禍に入ってからは中止や規模縮小を余儀なくされましたが、今年は従来通りの開催。

第一部は10時30分からパルテノン大階段前での式典授賞式。 厳粛な雰囲気で緊張感が漂い、身が引き締まります。

 

 

 

 

 

近隣の方々をはじめ、団員のご家族や関係者も式典を見守ります。

 

 

 

 

多摩市消防団長、多摩市長、多摩市議会議長、多摩消防署長の挨拶では、年始にあった震災や羽田空港での事故についてのコメントも多くありました。改めて防災の大切さと、それを守り続ける方々に敬意と感謝を表すると共に、1日も早く被害に遭われた方々の心と生活に平安が戻りますよう、心から願います。

 

 

 

 

 

 

主賓・来賓挨拶の後は、永年勤続等の表彰式。

 

 

 

会場で一際目を引いたのが、多摩市消防団の特長のひとつである喇叭隊(ラッパ隊)の皆さん。平成9年に都内で初めてとなる「喇叭隊」を結成し20年以上が経過しているそうです。痺れる寒さにも負けず、高らかに鳴り響くラッパ音。その目的は、規律の維持と士気の高揚をはかるためだそうです。( 多摩市消防団喇叭隊について 多摩市公式HPより)

 

 

 

 

第一部式典は11時30分前に終了。

場所を多摩中央公園に移し、第2部の一斉放水開始の正午過ぎまで待ちます。休憩中には能登半島地震に対する募金活動も行なわれていました。

 

 

 

大勢の観客が大池を囲み、放水開始を待ちます。

 

小さい子ども連れも多く、子どもたちは期待と羨望の眼差しで憧れの赤い消防車とかっこいい消防士を見つめています。

 

待機していた消防隊員の皆さんが動き出し、それぞれの定位置につきます。スタンバイ完了。

大きなサイレンが鳴り響くと共に、一斉放水開始。

 

圧巻の水飛沫。青い空に映える幾つもの白い放水アーチ。

 

強い風に飛ばされ水飛沫が雨の如く観客エリアにまで降り注ぎます。年始に起こった災害や事故による痛みを鎮火する恵の雨のようにも感じました。

14万8千人の多摩市民のいのちを災害から守るために日夜活動している多摩市消防団の皆さん、それを支えるご家族や関係者の皆さんに対する感謝と敬意を感じる1日となりました。

いつもありがとうございます。お疲れ様です。

 

 

 

 

“街なか探究 期末テスト”(多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校 探究学習発表@多摩センター)に参加してきました

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北風が冷たい12月8日金曜日の午後、多摩センターはパルテノン大通りで行われた 多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校  (以下多摩大聖)の”街なか期末テスト”に参加してきました。多摩大聖の高校1年生が1〜2学期を通して取り組んできた「探究授業」の成果を街なかでプレゼンし、それを聞いた市民が採点(投票式に評価)するというイベントで、新しい教育の可能性を見せていただいた気がします。

 

 

 

「探究授業」の基本となる考えは、正しい答えを用意された課題をただ解くという一方通行の授業ではなく、生徒自らが主体となり課題・問題を見つけ、多角的探究を通して、自分なりの答え(結論・解決策)を導き出していくというものです。2022年に文部科学省が新しい教育カリキュラムとしてその方針を打ち出し、多摩大聖では「探究授業」をいち早く取り入れてきたそうです。高校1年生になると、1学期に「探究」の基本となる考え方を座学で学び、「これが正しい唯一の正解である」という日本社会・教育の中で私たちの多くが埋め込まれてしまっている“思い込み”を外していくそうです。2学期にはその思い込みを外した柔軟な考え方や発想を身につけた状態で、実際に教室を出て、社会の中で具体的に、実践的に”探究”(フィールドワーク)がどういうことかを学んでいく。今回の公開期末テストはその授業の集大成であり、教員も生徒たちも緊張と自信・達成感が入り混じった複雑な面持ちでこの日を迎えているという印象を受けました。

 

 

 

 

1グループ6~7人の生徒を無作為に班分けし、1~22班それぞれが、自分たちのテーマ(多摩市における課題)を探究し、それを8枚のスライドにまとめてプレゼンテーションする。その過程全てが成績として評価されます。成績の8割は、校内での授業や探究の過程・生徒の様子を教員がすでに評価済みとのこと、この公開プレゼンの投票結果が残り2割として加算されるそうです。

受付でもらった投票用紙。22班のプレゼンを聞いて自分が良いと思った上位3班までを記入し投票箱に入れます。

各班のプレゼンを聞いて回ります。「理想の公園を作るには?」「多摩センターを魅力的な街にするには?」「多摩市を子育て世代が住みやすい街にするには?」等、それぞれの班が選んだテーマについて5〜10分ほどのプレゼン。テーマ選びの時点で他の班と被っていないテーマを選ぶという、鋭い着眼点を持つ班、プレゼン資料に工夫のある班、プレゼン能力が高い班、参加者と積極的に対話しようとするコミュニケーション能力が高い班、それぞれの班に良さがあり、採点に悩みます。

 

マインドマップを使ったスライドが目を引きました。既成のフォーマットにとらわれないアイディアのまとめ方に自由さを感じます。

 

 

 

 

しかし、最終的には、私たち人間という生き物は、内容・情報の量や質という見える結果だけでなく、その人となり全体を見て評価していると実感するのです。伝えたい思いがあるか、それを伝えようとする熱意があるか・・・やはり私たちはロボットやAIではなく生物であり、表情や身振り・発する言葉の選択・その発し方などはもちろん、それがなくとも一生懸命さ・直向きさがあるか? そういったものを多角的多層的に察知・判断しながら生きているのではないでしょうか? 「探究授業」は、人間がこの社会をどう探究し、どう表現するか、そしてどう生きていくか、その本質的学びになりうる可能性を感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校 入試広報部 探究基幹教員 出岡 由宇(いずおか ゆう)先生 にお話を伺いました。

「数年前にこの探究授業を始めるにあたって、一番の課題は生徒たちにあるのではなく、私たち教員、大人の方にあると気づきました。私たち大人が持ち続けてきた”思い込み”を捨てるために、多摩大聖では教員が自分たちの趣味を真面目に講義するという取り組みから始めました。真面目にふざける、ふざけながらも必死に生きる、それを私たち教員自らがやらねばと思ったんです。それを見ている生徒たちも”思い込み”を外し、自分の好きや閃きを探究できるようになるんじゃないかと思っています。生きていく中での”正解”は教えてあげられないけど、正しく失敗できる道筋を作ってあげる、間違えた時にまた自ら起き上がることができるサポートをする、それが私たち教育者の務めなんじゃないかと」

「僕は学生の頃、学校は好きだったけど、教員は嫌いだったんです。勉強もあまり好きじゃない不真面目な生徒でした。教員になったのはその学校に対する価値尺度の乖離を埋めたかったんです。」自らが、好きになれる教員であろうと模索し続けるその姿こそ探究のお手本であり、このような先生の元で学べる子どもたちを羨ましく思いました。こういう教育の場を、私学だけでなく、あるいは学校という場にとどまらず、社会全体で育み、子どもたちが持つ可能性を無限に伸ばしていければと思いました。

若者のエネルギーとそれを支える先生方の熱意に日本教育の未来を感じながら、冷えた手と熱いハートを擦り合わせながら会場を後にしました。