7月14日(日)に多摩市落合 多摩センター駅前で開催された「たまよさこい」に行ってきました。午前中は小雨がぱらつくも、昼過ぎにはあがり、太陽が顔を出しました。真夏の始まりに相応しい賑わいを見せていたパルテノン大通り。
前半は各チームのステージ演舞(定点踊り)を見て回ります。 パルテノン大通りの所々に4つのステージスペース(メイン会場、大通り会場、駅前広場、ポケット広場)が設けられ、市内外から参加した16のよさこいチームが力強く演舞を披露していました。
「よさこい」は よさこい節やソーラン節などの民謡を基本にして、グループで踊るダンスのことで、その始まりは戦後すぐと言われていますが、広く全国的に浸透したのは1990年代以降とされています。土佐弁(高知の言葉) で「こんばん おいでなさい,来てください」という意味で、 漢字を当てはめると「夜さ来い」「夜更来」「宵更来」などと表記し,お座敷などで歌われていた歌が起源と言われています。
各チーム、着物や浴衣、法被を個性豊かにアレンジした目にも鮮やかな衣装を纏い、手には「鳴子(なるこ)」というよさこいのシンボルとも言える鳴り物を持っています。
お囃子調や演歌調、ロック調やサンバ調など様々なテンポの音楽に、「ハッ!」「ソイヤ!」などの元気な掛け声、鳴子がカチカチ,カタカタ鳴る乾いた音。緊張した面持ち、弾ける笑顔・・・どのチームも個性溢れる演舞です。
この為に費やしてきたであろう時間・エネルギーを思うと観る側も手に汗握り、胸が熱くなります。
前半のチーム演舞が終わり、しばしの休憩。会場内に出ていた屋台で涼を取りました。
今回は八王子市のイタリアンジェラート専門店ダ ルチアーノ さんでいちごジェラート🍓をいただきました。
大人には、冷えたビールも美味しそうです。
パルテノン大通り十字路では、旗士たちによる迫力溢れる旗振り演舞も行われました。よさこいで使用される大旗はフラフ/よさこい旗 と呼ばれ 、大きさは標準で3m×4.5m程度、大きい旗だと5m×6mになるものもあるそうです。大きさによっては20kgを超える重さになることも・・・
軽快な音楽に合わせて旗士たちがそれぞれのチーム旗を、右に左に、上に下に、体全体を使って力強く振ります。
祭りもそろそろ終盤、よさこい総踊り(流し踊り)の時間です。
パルテノン多摩を背に各チームの踊り子さんたち皆で列をなして、踊り歩いてきます。はじめて見ても、踊ったことが無くても、見よう見まねで踊れる簡単な振付けで、つい一緒に踊りながら、「ヨッチョレヨ、ヨッチョレヨ」と掛け声を口ずんでいました。一つのショー、一つの祭りを作るのに、たくさんの人の思いと努力、時間が積み重なっていることを感じ、その一部であることに感謝するひと時でした。
各チームの踊り子さんや旗士さん、それを支える多くの関係者の皆さん、耳にも目にも賑やかで楽しい時間をありがとうございました。