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7/14(日)たまよさこい in多摩センター に行ってきました!

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7月14日(日)に多摩市落合 多摩センター駅前で開催された「たまよさこい」に行ってきました。午前中は小雨がぱらつくも、昼過ぎにはあがり、太陽が顔を出しました。真夏の始まりに相応しい賑わいを見せていたパルテノン大通り。

前半は各チームのステージ演舞(定点踊り)を見て回ります。 パルテノン大通りの所々に4つのステージスペース(メイン会場、大通り会場、駅前広場、ポケット広場)が設けられ、市内外から参加した16のよさこいチームが力強く演舞を披露していました。

 

 

「よさこい」は よさこい節やソーラン節などの民謡を基本にして、グループで踊るダンスのことで、その始まりは戦後すぐと言われていますが、広く全国的に浸透したのは1990年代以降とされています。土佐弁(高知の言葉) で「こんばん おいでなさい,来てください」という意味で、 漢字を当てはめると「夜さ来い」「夜更来」「宵更来」などと表記し,お座敷などで歌われていた歌が起源と言われています。

各チーム、着物や浴衣、法被を個性豊かにアレンジした目にも鮮やかな衣装を纏い、手には「鳴子(なるこ)」というよさこいのシンボルとも言える鳴り物を持っています。

 

お囃子調や演歌調、ロック調やサンバ調など様々なテンポの音楽に、「ハッ!」「ソイヤ!」などの元気な掛け声、鳴子がカチカチ,カタカタ鳴る乾いた音。緊張した面持ち、弾ける笑顔・・・どのチームも個性溢れる演舞です。

 

 

この為に費やしてきたであろう時間・エネルギーを思うと観る側も手に汗握り、胸が熱くなります。

 

前半のチーム演舞が終わり、しばしの休憩。会場内に出ていた屋台で涼を取りました。

 

 

 

今回は八王子市のイタリアンジェラート専門店ダ ルチアーノ さんでいちごジェラート🍓をいただきました。

 

大人には、冷えたビールも美味しそうです。

 

パルテノン大通り十字路では、旗士たちによる迫力溢れる旗振り演舞も行われました。よさこいで使用される大旗はフラフ/よさこい旗 と呼ばれ 、大きさは標準で3m×4.5m程度、大きい旗だと5m×6mになるものもあるそうです。大きさによっては20kgを超える重さになることも・・・

軽快な音楽に合わせて旗士たちがそれぞれのチーム旗を、右に左に、上に下に、体全体を使って力強く振ります。

 

 

祭りもそろそろ終盤、よさこい総踊り(流し踊り)の時間です。

パルテノン多摩を背に各チームの踊り子さんたち皆で列をなして、踊り歩いてきます。はじめて見ても、踊ったことが無くても、見よう見まねで踊れる簡単な振付けで、つい一緒に踊りながら、「ヨッチョレヨ、ヨッチョレヨ」と掛け声を口ずんでいました。一つのショー、一つの祭りを作るのに、たくさんの人の思いと努力、時間が積み重なっていることを感じ、その一部であることに感謝するひと時でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

各チームの踊り子さんや旗士さん、それを支える多くの関係者の皆さん、耳にも目にも賑やかで楽しい時間をありがとうございました。

令和サバイバー養成キャンプ by Resilient Life Project

イベント・トピックス, まち歩きレポート No Comments

 

去る5月18日(土) せいせきカワマチ(多摩川河川敷芝生広場)で開催された「令和サバイバー養成キャンプ」に参加してきました!40人ほどの参加者が5~6人のグループに分かれて自然災害や社会や個人に起因するリスク下において「生きる力」を楽しみながら学ぶというこの企画。筆者は小4と4歳の娘と3人で参加してまいりました。

〜令和サバイバー養成CMAP 虎の巻より〜

地震、台風、人間関係・・・、令和の時代はリスクだらけ。南海トラフや首都直下などの巨大地震発生や自然災害も気になるけれど、職場やご近所の人間関係にともなう個人のリスクや、高齢化、過疎化・デジタル化など急激に変化する社会のリスクも・・・。私たちはかつてないほど様々なリスクに囲まれています。初めて会う人と、限られた道具で協力し合い、様々なピンチを楽しくポジティブに乗り越える。

<いまを生き抜くために大切な3つの要素 >

① 仲間づくり:周りの人の得意や強みをよく知り、信頼関係を構築できること

② 快適な環境づくり:限られた条件下でも自分・家族・仲間が快適な環境を作れること

③ 心身の健康づくり:健康的な食事を、仲間や家族と共に作り、楽しめること

 

イベントファシリテーターの挨拶に始まり、リーダーたちの紹介から「仲間づくり実践パート」が始まりました。

自己紹介を通してグループメンバーとお近づきに。

① 自分の名前を紹介

②あだ名と得意なこと・苦手なことを紹介 (名前や所属・肩書きだけでなく、個人的な話を加えることで互いの印象が深まり、距離が縮まるという、初対面の人と人間関係を構築するための大切なポイント)

③ クイズ形式で他己紹介

④ グループメンバーと相談してチーム名とチームリーダーを決める

私たちのグループは、自己紹介の中でゲーム好きが多いことが判明し、ゲームにちなんだ名前にしようと相談。幼い子どもの声を聞いて「チームぽけもんバイオレット」となりました。大人、高校生、小学生、幼児と幅広い年齢層のグループをどうまとめていくのか実際に体験することができました。

「仲間作りパート」の終わりはリーダーが前に出てチーム名とその由来を発表。それぞれ個性豊かな名前が出揃い、それを聞くだけで、このグループにはこんな人たちがいるんだなと、このイベントに参加しているメンバー全体像を掴むことができました。自分たちが住んでいるコミュニティーの中で顔が見えない、名前も知らない時代になっている中、普段接点のない皆さんと同じ時を過ごせていることをとても嬉しく思いました。

グループ内の温度が温まってきたところで、次のパートに移行。二つ目は「快適な環境づくり」避難所などの限られた条件下でも自分・家族・仲間が快適な環境を作れることを学びました。災害時身近にあるものということで、段ボールで生活必需品<寝床(テント)・テーブル・イス・トイレ>を作りました。

グループメンバーと分担をして作業を進めます。

ダンボールテントの出来上がり!

 

テーブルとイスを並べて食卓が出来上がりました!

 

その他、段ボールでできたクーラーボックス(写真左)や簡易トイレ(写真右)の準備もありました。

段ボールに発泡スチロールを入れた保冷・保温ボックス。

段ボールの簡易トイレの中はこんな感じ。吸水シートはペットシートやおむつなどでも代用できそうです。避難時、トイレはどんなところに設置するのが良いかという話し合いの中では「臭いが気になるから住居スペースと離れたところ」「人目を避けた木陰など離れたところがよい」「女性や子どももいるのであまりひと気のない所や暗いところは逆に危険」といった声が上がりました。

次は熱中症対策にもなる経口補水液を手作り。材料は水、食塩、砂糖、レモン汁と一般家庭にあるものばかり。計量するものがなかったので、私たちグループはペットボトルの蓋を計量スプーン代わりに分量の見当をつけるという工夫も。作った後に味見をすると「甘くて美味しい」「もっと酸味が欲しい」「もっと塩気が欲しい」など味の感じ方が個々人違い、身体に不足しているもの、本能的に何を求めてるかで味覚に差があるのか、などみんなで興味深く考察。

その後はパネルを使って災害時に役に立ちそうな豆知識をお勉強して、最後のパート「心身の健康づくり」。災害時に備えて、電気もガスも使わずにご飯を炊きます。今回は新聞紙のみを燃料にご飯が炊けるという炊飯釜を使っての挑戦。

まずは、燃料になる新聞紙をねじって棒状に。子どもたちもねじねじお手伝いしました。

お米(今回は無洗米)と分量の水をお釜にセットして準備完了。

いざ着火。1分半間隔で新聞紙を投入して加熱していきます。

十分に沸いてきたところで徐々に火力を落とし、火が消えたら蓋を被せて蒸らします。

この災害用の釜ですが、不思議な形をしているなあと思っていたら、廃盤などで不要になった釜を再利用して開発したとのこと。既にある物を活かしたモノづくりの姿勢は暖衣飽食、物に溢れた現代に大切な精神だと思いました。

ご飯を蒸らしている間に、火も水も使わないおかず「シーチキンと切り干し大根のマヨネーズ和え」作りにも挑戦。全ての材料を保存袋に入れて揉んで混ぜるだけ。短時間で簡単に美味しい一品ができました。災害時に使えそうなレシピを普段から調べて、食に取り入れておくと、忙しい日常の中で時短にもなるし、いざという時に困らなくて済むと思いました。

ご飯が炊きあがり、歓声が上がります。みんなで美味しく「いただきまーす!」

 

小さい子どもやアレルギー持ちの方はもちろん、みんなそれぞれ好き嫌いもあり、周囲の人と「何が好き」「何が嫌い」「何が食べられない」など細かいことですが、互いにコミュニケーションを取ることも大切と思いました。もちろん実際の災害時には贅沢は言っていられない状況であるかもしれません。それでもそういう時こそみんなが心地よく美味しく食事できることがストレスが溜まらない秘訣だとも思うので、声を掛け合ってみんなで「同じ釜の飯を食べ仲間・家族になる」ことができるといいですよね。

 

なんでも買えばいい、なんでもあることが当たり前の生活の中で、限られたものの中でどう生きるかを学ぶいい機会となりました。また、スマホやパソコンなどデジタルなやり取りが増える現代、顔を見て言葉を交わし、時間を共にすることがどれだけ大切か実感しました。最終的に必要なのは、リアルな人と人との繋がりなんだと思います。

 

新倉農園 いちご狩りに行ってきました🍓

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春の陽気の中、多摩市落川にある 新倉農園 さんにいちご狩りに行ってきました。

 

毎年楽しみにされている方々が多いとのことですが、なんとか予約が取れ、いちご好きの子ども2人を連れて行くことができました。

受付をした後、簡単な説明を聞き、申込番号順にハウスの中へ。ハウスの中は外の陽気よりも更に暖かく、30度近くあり、汗ばむほどでした。

スーパーで売っているいちごは白い状態で摘んで赤くさせるので、見た目は赤くとも味は甘くないんだそうです。「ここに来たからには是非、赤く熟すまで実らせた、いちごの甘さと美味しさを味わっていただきたい」と話す農園スタッフさん。傷があると店頭には並ばないが、意外や意外、実は傷物こそ美味しいとも教えてくれました。

また、いちごの蔕(ヘタ)が 反り返り、実から浮き上がっているのが食べ頃のサインだそうです。まだのものは実にペタッと張り付いています。

「いちごってこんな風にできるんだねぇ」と初めて見るいちご畑に興味津々の子どもたち。配られたハサミとパックを持って、赤くて、美味しそうないちごを探します。

 

あっという間に赤いいちごでパックがいっぱいに。追加でパックをもらい、最終的に3人で4パック分のいちごを摘みました。

 

 

初めて見るいちごの花に「いちごは赤いのに、お花は白いんだね。可愛いねえ」と子どもたち。

 

こちらの農園では摘んで食べることはできず、持ち帰りまたはハウスの外のベンチで食べることができます。摘み終わった人から、摘んだいちごを計りにかけてもらい、お会計 (100g 350円)。

子どもたちは早く食べたいと待ちきれない様子でお会計の順番を待ちます。

自分で摘んだいちごを持って外に出ます。

「いただきまーす」初めて自分で収穫したいちごにかぶりつきます。

一口噛むごとに赤い果汁が溢れ、指先と口の周りいっぱいにいちごの香りをつけながら一つ、二つ、三つと頬張ります。「今まで食べたどんないちごよりも甘くて美味しい」と驚く子どもたち。

お土産のいちごは家に帰って冷蔵庫でキンキンに冷やしていただきました。

 

新倉農園 (にいくらのうえん)

【住所】〒206-0015  東京都多摩市落川1179

◆ Instagram:https://www.instagram.com/kado.kitchen

 

 

 

第4回 多摩中央公園 パークライフショーに行ってきました。

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去る3月2日(土) 、この日は寒の戻りで再び冬の寒さを感じる一日でしたが、多摩中央公園で開催された『第4回 多摩中央公園 パークライフショー に行ってきました。

 

パークライフショーとは?市民の皆様と公園の使い方や過ごし方の提案を実現する社会実験として2018年に始まり、今回で4回目の開催となります。第4回では「全ての壁を取り払って「ごちゃまぜ」で楽しむ!(=「インクルーシブ」)というテーマも新たに掲げました。公園は来る人を拒まない公共的空間です。公園にかぎらず、地域全体がこのテーマに向けて試行錯誤しながら連携していくための核となるイベントにしていきたいと考えております。

 

 

 

現在大規模改修中の多摩中央公園で行われたパークライフショー。「Noと言わない公園を目指して」をスローガンに、公園を活用するためのさまざまな使い方を考え、”やってみる!”場になっていました。

大池前テラスエリアでは、「本の物々交換」や「カヌー体験」。

 

大池前ではパークライフショーとのコラボイベント「多摩センターまちづかいトーク」も実施中でした。多摩センターへの思いやこれからのまちづかいの在り方、これまでの取り組みを、オープンな対話形式で語り合い、大いに盛り上がっていました。

参加者の皆さんが座っていた丸太の椅子が素敵でした。

 

多摩市立中央図書館前では、パネル展示や丸太斬り体験ワークショップが行われていました。

 

しばらく歩いて自由広場エリアまで来ました。入り口には「みんなであそぼう」の旗。子どもたちが楽しめる「プレーパーク」が開かれていました。

プレーパークとは、 通常の公園のようにブランコやシーソーなど備え付けの遊具はなく、子どもたちが自主的・自発的に、様々な遊びや自然体験活動を作りあげていく遊び場です。 プレーリーダー(大人)がいて、子どもの「遊び」を支援するとともに、安全管理を行ってくれています。

 

 

寒い日だったので、焚き火で暖をとれたのが何よりも有り難かったです。火との距離を適切に計りながら、子どもたちが自分で串に刺さしたマシュマロやお餅を焼いていました。昔に比べて、あれはダメ、これもダメ、危ないから触っちゃダメ、ダメなことが増え、子どもたちが体験する場が減っている現代ですが、安全に”火遊び”できる貴重な機会。木が燃え炭になる、風が火を大きくする、火に水をかけたら消える、当たり前のことですが、本質的な自然の原理を”遊び”を通して子どもたちは体感していました。

我々は「あそびパン」に挑戦。1個100円のパン生地を薄く伸ばして竹に巻きつけます。焦げないよう竹を回転させながら焚き火で焼きます。

 

五分も焼かずに確認してみると、中心がまだベトっとしていて生焼け。追加でもう少し焼いてみると、中の方まで生地がフワっと膨らんでいます。焼き立て熱々でとても美味しかったです。

その他、竹馬、こま、けん玉などの昔遊びも楽しめました。一際目を引いたのが、小学生が手作りしたというオセロ。駒は木の枝を輪切りにして白黒にペイントしてありました。

 

広場内では、ウクレレや鍵盤ハーモニカ、リコーダー、マラカスを使った音楽隊の演奏も楽しめました。音楽に合わせて絵本を読んだり、普段静かな公園に優しい音と子どもたちの声が響き、寒い体がほんわか温まるような心地よい時間でした。

 

午後は、大型紙芝居が鑑賞できるとのことで旧富澤家住宅エリアへ。

大型紙芝居を楽しみにたくさんのお客さんが集まってきました。

著作権の兼ね合いで紙芝居の様子を写真でお見せできないのが残念ですが、多摩丘陵が舞台の、大人から子どもまで楽しめるストーリーでした。

 

大型紙芝居の鑑賞前に座っている子どもたちに、”バードコール”が 配られました。鳥が出てくるシーンで、お話に合わせてバードコールのネジを回すと、ネジと木が擦れる音がキュッキュッと鳴り、まるで本物の鳥の鳴き声のよう。子どもたちも紙芝居に参加できる素晴らしい企画でした。

 

紙芝居終了後は、端材を使ったビュンビュンごま作り。

 

ペンで好きな絵や模様を描きます。

絵が描けたら、予め空けてあった穴に糸を通して完成です。

 

 

 

帰り際、まだまだ遊び足りず「楽しかったね。次はいつ?」と聞く子どもの問いに答えるように木々がゆれ、「また来てね」と言ったような気がしました。

 

次回「第5回 パークライフショー」も楽しみです ♪

 

 

 

 

 

 

多摩消防団出初め式に行ってきました!

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2024年新しい年が明けた1月14日。多摩センターで多摩市消防団出初式が行われました。出初式は、一年の仕事始め、団員の士気高揚、市民への防火・防災意識の啓発を込め、新春行事として行われるものです。コロナ禍に入ってからは中止や規模縮小を余儀なくされましたが、今年は従来通りの開催。

第一部は10時30分からパルテノン大階段前での式典授賞式。 厳粛な雰囲気で緊張感が漂い、身が引き締まります。

 

 

 

 

 

近隣の方々をはじめ、団員のご家族や関係者も式典を見守ります。

 

 

 

 

多摩市消防団長、多摩市長、多摩市議会議長、多摩消防署長の挨拶では、年始にあった震災や羽田空港での事故についてのコメントも多くありました。改めて防災の大切さと、それを守り続ける方々に敬意と感謝を表すると共に、1日も早く被害に遭われた方々の心と生活に平安が戻りますよう、心から願います。

 

 

 

 

 

 

主賓・来賓挨拶の後は、永年勤続等の表彰式。

 

 

 

会場で一際目を引いたのが、多摩市消防団の特長のひとつである喇叭隊(ラッパ隊)の皆さん。平成9年に都内で初めてとなる「喇叭隊」を結成し20年以上が経過しているそうです。痺れる寒さにも負けず、高らかに鳴り響くラッパ音。その目的は、規律の維持と士気の高揚をはかるためだそうです。( 多摩市消防団喇叭隊について 多摩市公式HPより)

 

 

 

 

第一部式典は11時30分前に終了。

場所を多摩中央公園に移し、第2部の一斉放水開始の正午過ぎまで待ちます。休憩中には能登半島地震に対する募金活動も行なわれていました。

 

 

 

大勢の観客が大池を囲み、放水開始を待ちます。

 

小さい子ども連れも多く、子どもたちは期待と羨望の眼差しで憧れの赤い消防車とかっこいい消防士を見つめています。

 

待機していた消防隊員の皆さんが動き出し、それぞれの定位置につきます。スタンバイ完了。

大きなサイレンが鳴り響くと共に、一斉放水開始。

 

圧巻の水飛沫。青い空に映える幾つもの白い放水アーチ。

 

強い風に飛ばされ水飛沫が雨の如く観客エリアにまで降り注ぎます。年始に起こった災害や事故による痛みを鎮火する恵の雨のようにも感じました。

14万8千人の多摩市民のいのちを災害から守るために日夜活動している多摩市消防団の皆さん、それを支えるご家族や関係者の皆さんに対する感謝と敬意を感じる1日となりました。

いつもありがとうございます。お疲れ様です。

 

 

 

 

“街なか探究 期末テスト”(多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校 探究学習発表@多摩センター)に参加してきました

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北風が冷たい12月8日金曜日の午後、多摩センターはパルテノン大通りで行われた 多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校  (以下多摩大聖)の”街なか期末テスト”に参加してきました。多摩大聖の高校1年生が1〜2学期を通して取り組んできた「探究授業」の成果を街なかでプレゼンし、それを聞いた市民が採点(投票式に評価)するというイベントで、新しい教育の可能性を見せていただいた気がします。

 

 

 

「探究授業」の基本となる考えは、正しい答えを用意された課題をただ解くという一方通行の授業ではなく、生徒自らが主体となり課題・問題を見つけ、多角的探究を通して、自分なりの答え(結論・解決策)を導き出していくというものです。2022年に文部科学省が新しい教育カリキュラムとしてその方針を打ち出し、多摩大聖では「探究授業」をいち早く取り入れてきたそうです。高校1年生になると、1学期に「探究」の基本となる考え方を座学で学び、「これが正しい唯一の正解である」という日本社会・教育の中で私たちの多くが埋め込まれてしまっている“思い込み”を外していくそうです。2学期にはその思い込みを外した柔軟な考え方や発想を身につけた状態で、実際に教室を出て、社会の中で具体的に、実践的に”探究”(フィールドワーク)がどういうことかを学んでいく。今回の公開期末テストはその授業の集大成であり、教員も生徒たちも緊張と自信・達成感が入り混じった複雑な面持ちでこの日を迎えているという印象を受けました。

 

 

 

 

1グループ6~7人の生徒を無作為に班分けし、1~22班それぞれが、自分たちのテーマ(多摩市における課題)を探究し、それを8枚のスライドにまとめてプレゼンテーションする。その過程全てが成績として評価されます。成績の8割は、校内での授業や探究の過程・生徒の様子を教員がすでに評価済みとのこと、この公開プレゼンの投票結果が残り2割として加算されるそうです。

受付でもらった投票用紙。22班のプレゼンを聞いて自分が良いと思った上位3班までを記入し投票箱に入れます。

各班のプレゼンを聞いて回ります。「理想の公園を作るには?」「多摩センターを魅力的な街にするには?」「多摩市を子育て世代が住みやすい街にするには?」等、それぞれの班が選んだテーマについて5〜10分ほどのプレゼン。テーマ選びの時点で他の班と被っていないテーマを選ぶという、鋭い着眼点を持つ班、プレゼン資料に工夫のある班、プレゼン能力が高い班、参加者と積極的に対話しようとするコミュニケーション能力が高い班、それぞれの班に良さがあり、採点に悩みます。

 

マインドマップを使ったスライドが目を引きました。既成のフォーマットにとらわれないアイディアのまとめ方に自由さを感じます。

 

 

 

 

しかし、最終的には、私たち人間という生き物は、内容・情報の量や質という見える結果だけでなく、その人となり全体を見て評価していると実感するのです。伝えたい思いがあるか、それを伝えようとする熱意があるか・・・やはり私たちはロボットやAIではなく生物であり、表情や身振り・発する言葉の選択・その発し方などはもちろん、それがなくとも一生懸命さ・直向きさがあるか? そういったものを多角的多層的に察知・判断しながら生きているのではないでしょうか? 「探究授業」は、人間がこの社会をどう探究し、どう表現するか、そしてどう生きていくか、その本質的学びになりうる可能性を感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校 入試広報部 探究基幹教員 出岡 由宇(いずおか ゆう)先生 にお話を伺いました。

「数年前にこの探究授業を始めるにあたって、一番の課題は生徒たちにあるのではなく、私たち教員、大人の方にあると気づきました。私たち大人が持ち続けてきた”思い込み”を捨てるために、多摩大聖では教員が自分たちの趣味を真面目に講義するという取り組みから始めました。真面目にふざける、ふざけながらも必死に生きる、それを私たち教員自らがやらねばと思ったんです。それを見ている生徒たちも”思い込み”を外し、自分の好きや閃きを探究できるようになるんじゃないかと思っています。生きていく中での”正解”は教えてあげられないけど、正しく失敗できる道筋を作ってあげる、間違えた時にまた自ら起き上がることができるサポートをする、それが私たち教育者の務めなんじゃないかと」

「僕は学生の頃、学校は好きだったけど、教員は嫌いだったんです。勉強もあまり好きじゃない不真面目な生徒でした。教員になったのはその学校に対する価値尺度の乖離を埋めたかったんです。」自らが、好きになれる教員であろうと模索し続けるその姿こそ探究のお手本であり、このような先生の元で学べる子どもたちを羨ましく思いました。こういう教育の場を、私学だけでなく、あるいは学校という場にとどまらず、社会全体で育み、子どもたちが持つ可能性を無限に伸ばしていければと思いました。

若者のエネルギーとそれを支える先生方の熱意に日本教育の未来を感じながら、冷えた手と熱いハートを擦り合わせながら会場を後にしました。

 

11/23(木) “丘の上の収穫祭2023″に行ってきました

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暦上はすでに冬ながら、まだまだ陽射しが温かく秋のような陽気が続く11月末。多摩センター駅近くで開催された『丘の上収穫祭2023』に行ってきました。

場所は、多摩市山王下、多摩センター駅から北西に1kmほどの丘の上にある東京グリーンシステムズ株式会社

東京グリーンシステムズ株式会社(以下tgs)は親会社であるSCSK株式会社、東京都、多摩市、が共同出資して運営している第三セクター方式の重度障がい者雇用モデル企業。tgsは特例子会社※として、障がい者の職域を作り、社会参加の場を提供し、自立への支援を行うことを目的として1992年に設立されました。※特例子会社とは、障がい者雇用の促進と安定を図るため、障がい者の雇用において特別の配慮をする子会社のこと

「参加、自立、共生」を企業理念に掲げて30年。従業員168人のうち110人が障がいがあり、会社の敷地内外の施設や農地でそれぞれの障がい(身体、精神、知的)の度合いに応じた仕事に従事しています。研修施設の清掃&メンテナンス、売店や食堂での調理や仕入れ、接客・レジ作業、通信販売のシステム業、オフィスでの事務作業、畑での農作業等々、その仕事は多岐に渡ります。

取り組みの一つである敷地内の「フロリコ食堂」では自社生産した野菜を使用した料理を提供。新鮮な旬の野菜をふんだんに使った熱々のストウブ料理が人気だとか。併設された『丘の上の売店』では新鮮野菜の他、オリジナルのお弁当、焼きたてパン、こだわりの加工品や、飲み物などが売られています。

 

敷地内の温室では、野菜や、花などの苗が育っています。その他、同施設内に屋上農園があり、多摩センターから少し離れた相模原には東京ドーム3個分の広大な遊休農地があり、野菜は化学肥料を使わず、有機質肥料のみを使用し、農薬削減にも努めた栽培を行っているとのこと。

 

この日の収穫祭では、生産物や加工品の販売の他、子どものためのお楽しみ企画や、ワークショップなど、tgsの取り組みを身近に感じることができました。

「私たちは障がいの有無に関わらず、人と人がそれぞれの能力を生かし、共生していける環境づくりを目指しています。収穫祭は社内での取り組みを、地域社会・一般社会に広げる実践の一つです。社員のご家族や地域の方々への感謝を込めて、普段なかなかお見せすることができない様子を見ていただき、収穫の喜びを共有できたらと思っています」とtgs管理部 部長の嶋崎 秀樹さん。丁寧に案内いただき、最後にはtgs代表と取締役のお二人をご紹介いただきました。

(写真)左から、tgs取締役/サービス事業部事業部長 大河原 淳さん、tgs 代表取締役社長 小林 良成さん、tgs管理部部長島崎 秀樹さん。

「収穫祭を楽しみにしてくださった地域の方々に多く来場いただき、コロナ禍を経て4年ぶりの開催、社会とつながる大切さを実感しています」とtgs代表の小林 良成さん。

 

 

生産物販売コーナーで、新鮮なブロッコリーと、カット大根を購入。普段、これらのお野菜は多摩市近郊のスーパー(サミット・アルプス)の直売コーナーにも卸しているそう。

 

相模原の畑で育ったさつま芋(ベニハルカ)でほかほかの焼き芋。甘くて美味しい熱々のお芋をハフハフしながら頬張りました。

 

 

温かいとん汁とお汁粉をいただき、ほっと一息。

 

 

栽培から加工まで自分たちの手でやっているというにんじんミックスジュース。試飲させていただき甘さにびっくり。

tgsのいちごの温室で大活躍しているのが今井養蜂場のミツバチたち🐝  国産の天然蜂蜜、こちらも大人気でした。

わたがし作り体験や懐かしのかたぬきなど、子どもたちが楽しめる催しも。

 

 

タブレットやテレビゲームなどの時間が多くなりがちな子どもたちも、昔ながらの手指を動かすゲーム、かたぬきに夢中。

わたがしも「作ってもらってただ食べるだけ」でなく、子ども自身が「自分で作る」ということに意味があり、tgsの企業理念のひとつ「自立」を感じました。

ここの庭園で採取したという蔦やマツ、木の実を使った飾りづくりにも挑戦。

最初にスタッフの方にやり方を教えてもらい、子ども一人でチャレンジ。

リース型の蔦にマツを巻きつけワイヤーで止めていきます。

土台が完成したら、次は飾り選び。

松ぼっくりやどんぐりといった自然のモチーフはもちろん、モールやリボンやキラキラシールなどもあり、どんな飾りにしようか頭を悩ませます。

選んだ飾りは、グルーガンで糊付けして出来上がり。素敵なクリスマスリースが出来上がりました。

 

午後はtgsを後にし、道の反対側にあるGREEN WISE(グリーン・ワイズ)へ。

 

タイミング良く温室見学ツアーに参加することができました。珍しい植物や、メディアで使われた観葉植物などを解説付きで見せてもらいました。

※撮影禁止につき、中の様子をお見せできないのが残念です。

ツアー後、入り口に並んでいた観葉植物と、素敵な試験管の一輪挿しをお土産に買って帰りました。

 

また新たに、多摩市の魅力的な企業、多摩市の素敵な物や人に出会えたことを感謝する「収穫祭」でした。

ありがとうございました。

 

東京グリーンシステムズ株式会社

<フロリコ食堂 | 丘の上の売店>

【住所】東京都多摩市山王下2-3 SCSK多摩センター EAST

【アクセス】https://www.tgs.co.jp/corp/map.html

◆ 公式HP: https://florico.tgs.co.jp/

 

 

株式会社 GREEN WISE (グリーン・ワイズ)

【住所】東京都多摩市山王下2-2-2

◆ 公式HP: https://www.greenwise.co.jp/

◆ Instagram : https://www.instagram.com/greenwisejapan/

 

 

多摩モノまつりin立川での出会い 〜 FARM BAKERY(ファームベーカリー)〜

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先日、多摩センター駅からモノレールに乗って、立川市で開催の「多摩モノまつり」に行ってきました。今回はそこでの素敵な出会いをご紹介したいと思います。

窓から見える景色に子どもは釘付け。多摩モノレールは走行路(軌道けた)が高架になっており、目線が高く、街中をふわふわ飛んでいるような感覚になります。

多摩都市モノレール線は、立川市にある多摩都市モノレール株式会社が運営する路線であり、東京都東大和市の上北台駅から多摩市の多摩センター駅間を走っています。

多摩都市モノレール本社がある立川市、高松駅に到着しました。

 

 

普段見られないような運転台や、モノレール車庫入れの様子など、子どもたちは大喜び。

 

 

 

フードエリアの一角では後援自治体(八王子市、立川市、日野市、東大和市、多摩市) のテントが並んでおり、我らが多摩市のブースを発見。

 

多摩市がホストタウンを務めるアイスランドをフィーチャーしたブースになっていました。

 

 

アイスランドに馴染みの深い焼き菓子が並んでいます。

 

その他、美味しそうなパンもずらり。あんぱん、メロンパン、ハムチーズパン、ウィンナーパン、カレーパン・・・迷いに迷って、メロンパンとポテトフォカッチャを購入。

焼き菓子やパンはすべて、多摩市内で活動する「Farm Bakery(ファームベーカリー)」作。以前取材したシェアキッチン (カドキッチン)を月に2〜3回利用して活動しているパン屋さんです。

私たちが到着したお昼過ぎには、すでに完売している商品もある人気ぶり。出足が遅かったようです。

 

『Farm Bakery』として活動する 田代 京子(たしろ きょうこ)さんと畔上 夏海(あぜがみなつみ)さんお二人にお話を伺いました。

写真:田代 京子さん(左)、畔上 夏海さん(右)

田代さんにパン屋を始めたきっかけを伺うと、「50歳過ぎて、30年以上勤めた仕事場を離れたんです。体調を崩して精神的にも参っていました。退職後第二の人生を模索し、兼ねてから興味があった食、特にパン作りに焦点が合い、思い切って社会人向けの専門学校(リライブフードアカデミー)に1年間通うことに。最初の半年は初心者向けの製パン技術習得コースを、後半の半年でもっと専門的なプロ向けのコースを受講しました。週1回朝から夜までパン作りに没頭し、パンを捏ねていると無心になれることに気づいて、それまでクヨクヨ悩んでいたことが晴れていくようでした」同時期に同じコースを受講していた仲間の1人が畔上さんだったとのこと。

「母がお菓子作りが好きで、私は食べる専門でした」と畔上さん。「小さい頃にパン屋さんに行った温かくて幸せな記憶も残っていて、その記憶に引かれるようにベーカリーカフェでアルバイト。製パンも勉強したいと思うようになり学校へ通い始めました。同じコースで学ぶ中、田代さんは自分のやりたいことを実際に行動に起こして前に進んでいく姿がとても眩しかったです。そんな田代さんと、自分も何か一緒にやりたいと思ったのは必然の流れでした」

学校のコースが半年終わった頃、田代さんは食品衛生責任者の資格をとり、シェアキッチンを利用してパンの受注販売を始めます。クラスメイトとして共に学び、偶然家も近かった畔上さんもその活動に加わり『Farm Bakery』を結成。「田代の田、畔上の畔、どちらもFarm=農に関係することから、『Farm Bakery』という名前にしました」田代さんは笑う。


「前職のつながりで、知り合いにこんなことやりたいと話して回ったら、みんな面白がってくれて、パンの注文が少しづつ増えていきました。今では二人で朝7時から15時の間に分担して11種類のパン約250個ほどを焼き上げ、それを車で配達して回るというスタイルでやらせてもらっています」と田代さん。「パンを受け取ってくださる方々の笑顔が何よりの喜びです」と笑う畔上さん。

(写真:本人提供)

Farm  Bakeryの今後について伺うと、「実は『Farm Bakery』は年内で解消し、来年からはそれぞれの道に進むことが決まっているんです」と田代さん。田代さんも畔上さんもそれぞれ開業を目指して準備を進めているとのこと。
「長年福祉の仕事をしてきたこともあり、地域の皆さん、特に子育て世代が、安心して集える場所を作りたいんです。パンはあくまでツールの一つであり、カフェとして開放したり、味噌仕込みや梅ジュース作りなど、四季折々の手仕事や知恵を次世代に伝える場であれたらと思っています。ここだと思えるいい物件も見つかり、今は新しいお店作りのことで期待に胸が膨らんでいます」と目を輝かせる田代さん。

畔上さんも「田代さんの勇気に引っ張られるように一緒に活動させてもらっていましたが、今はその勇気に背中を押され、私も自分でお店を持つという夢にチャレンジしてみようと思うようになりました。まだ少し先になりますが自分のペースで進んでいければと思っています」

お二人によるとパンは非常に繊細な生き物で、外的要因(室温や湿度など)によって左右され、適切に加水したり、パンの様子に常に気を配る必要があるんだとか。それ以外にも、作り手の気持ちも出来上がりにしっかり反映されるそう。「とあるパン屋に1人の子どもがパンを買いにきました。その子は店の常連で、店主が並べたパンをいつものように眺めると『おじさん今日のパンは笑ってないね』と一言。」

「この話は私たちがパン作りを学んだ学校の先生から、作り手としての心構えやお客様に対する心遣いを教えてもらう中で聞いたエピソードのひとつです。その先生との出会いも含めて、私たちはいろんなものや人との繋がり、全てがあってこその存在であり、そこに感謝できているか、ちゃんと心が通っているかどうか、パンを捏ねる時の”思い”は発酵具合や焼き上がりにそのまま影響します。見た時、触れた時、食べた時、それは確実に相手に伝わるんです。だからこそ、自分たちが元気に楽しく笑顔で精一杯生きること、それができることに日々感謝すること、それが何よりも大切なんですよね」と田代さん。

今後のそれぞれの活躍を期待すると共に、私たちもお二人が作る”ニコニコ笑顔の幸せパン”にいつかどこかで出会い、その有り難みに気づけるだけの心を持ち合わせていますようにーー。

Farm Bakery (ファームベーカリー)

※ 2023年12月21日で2人の活動は終了し、2024年2月より田代さんひとりでのカドキッチン多摩で販売。詳細はインスタでお知らせしています。

 

カドキッチン多摩

◆ Instagram:https://www.instagram.com/kado.kitchen

◆ 公式HP: https://www.kadokitchen.com/

【住所】東京都多摩市百草1146−1稲荷塚コーポラス 106号室

【アクセス】京王バス(聖蹟桜ヶ丘駅9番から乗車)落川バス停下車徒歩5分 (多摩センター駅5番から乗車)愛宕東バス停下車徒歩6分

   ※ 駐車場2台分あります

ハロウィンin多摩センター2023に行ってきました

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去る10月28日(土)、29日(日)に多摩センターで開催されたハロウィンイベントに行ってきました。

 

 

コロナ禍を経て4年ぶりの開催。1日6〜7万人の動員を見込んだ大規模イベント。10月28日は天気も良く、お昼前に到着するとすでに大賑わいでした。

農産物をはじめ、飲食店や雑貨、ワークショップブースなどたくさんの出店が並んでいました。

 

 

ココリア多摩センター 地下1階でお馴染みの東京目黒頑固蛸

聖蹟桜ヶ丘 さくらテラスモール前で出店している 塩唐揚げ専門店 Gratis さんのフードトラック。

こちらのお店では、ハロウィンにちなんで子ども向けに無料でおやつを配布していました。

 

その他、フェイスペインティングのお店も賑わっていました。

会場には各所にフォトスポットが設置されており、記念撮影を楽しみ、いい思い出に。

 

 

 

 

一際可愛いジャックオーランタンの並びを発見🎃 市内の児童館や保育所、有志団体の皆さんが手作りしたものだそう。それぞれ個性に溢れた可愛いおばけかぼちゃたちに癒されました。

十字路ステージではダンスや演奏など様々な演目が披露され、熱気に溢れていました。

 

 

この日12時から仮装パレードがあったようですが、残念ながら逃してしまい、他におすすめの催しがないかステージ横にある本部テントに立ち寄りました。

「今年は4年ぶりの開催ということで、予想の6〜7万人を上回り、今日だけで10万人くらいいくかもしれません。市内外から相当数の来場を見込んで準備を進めてきました」来場者からの問い合わせやスタッフからの連絡に大忙しの中、丁寧に対応してくださった新都市センター開発株式会社の加藤 僚(かとうつかさ)さん。「お子さんと一緒に食べて遊んで二度美味しい『だんごでトリック・オア・トリート』がおすすめですよ!」と教えてもらい早速チャレンジ。

 

 

八王子非公認キャラクター「テングーちゃん」イラストとスタンプラリーに参加するためのQRコードが印刷された焼き団子(1本500円)を購入。

スマホでQRコードを読み取りゲームスタート(お団子はほんのり甘くて美味しかったです)。このスタンプラリーは会場全体を回遊して多摩センター駅前の魅力を堪能できる仕組み。9つのスポットをめぐりクイズに答え、正解するとハロウィンスタンプがもらえます。最後に集めたスタンプの数に応じてお菓子がもらえます。

ますは、最初のスポット「丘の上プラザ」へ。ハロウィンに因んだ質問があり、答えをスマホに入力します。子どもが自分でやるには少し難しいのでは?と思いましたが、さすが現代っ子、スマホの扱いも難なくクリア。

次はサンリオピューロランドとベネッセビルがある、「ハローキティストリート・しまじろう広場」へ。

 

ここでも難なくスタンプをゲットし、次のスッポットへ。

© 2023 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. P151221-1

パルテノン多摩まで来ると、建物前にシャボン玉機があり、小さなお子さんたちが遊んでいました。

 

 

 

温かな日差しに照らされて飛ぶシャボン玉の浮遊を眺めてしばし休憩を。こどもひろばOLIVEで無事スタンプをゲットしていた子どもが戻ってきて、次のスポット「多摩市立中央図書館」を目指します。なかなか歩きがいのあるスタンンプラリーです。ようやく、今年7月にリニューアルオープンしたばかりの綺麗な建物が見えてきました。

 

 

ここでも無事スタンプをゲット。全部で9つあるスポットですが、私たちはここで終了。4つのスタンプを持って景品引き換え所へ。

まだまだ楽しみたいところでしたが、陽も傾き肌寒くなってきたので、これでおしまい。あちこちで溢れる子ども達の嬉しそうな笑顔と笑い声が印象的な1日でした。

 

 

 

<OPEN1年記念> 多摩市聖ヶ丘 『タネノス 美術ひろば 』に行ってきました。

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今回は、聖ヶ丘商店街にある『タネノス 美術ひろば』に行ってきました。10月28日でOPEN1周年おめでとうございます。

ひとり ひとり に 

おきにいりの 「タネ」があります。

わたしたちは みんなの 「タネ」が

そだつばしょを つくってみたい

と、かんがえました。

※タネノス リーフレットより

「どうぞ」と言わんばかりに、つい座りたくなるような椅子が並べられた入り口。「どうぞどうぞ」と言われるがままに中へ

段ボールで手作りされた「OPEN」サインに、温もりを感じます。

中に入ると、左手にアトリエ<美術教室>があり、右手にカフェスペース<お茶の巣>とギャラリースペース<gallery tanenosu>が。奥左側にキッチン、右側に画材販売スペース<ひきだしの巣> 。ひとつひとつにこだわりが光るセンスの良い空間ですが、初めてでも気後れさせない、オープンで風通しの良い雰囲気です。そこここに散りばめられた手作りの歪さや自由さが空間に温もりをプラスしています。

ここを運営しているのは、タネノス共同代表の初田珠里さん(上)と 西畑うららさん(下)。二人は以前同じ職場で働いていた縁からこの場所を一緒に作ることになったそうです。「初田さんも、ここの他のスタッフも一緒に書店で働いていた仲間なんです。とにかく仲が良い職場で、辞めた後も交流が続き・・・自分の悩みややりたいことなどをみんなと共有しているうちに何か一緒にできるかもという思いが芽生え、“できる”という自信につながり、今に至っています」と西畑さん。

西畑さんは当時抱えていた子育て中の悩みから、学校でも会社でも家でもない「自分の居場所がある」大切さに気付き、そういう居場所をつくりたいと考えるようになったと言います。「大事なのは、自分の土台(タネ)を認めてあげられる場所。“タネノス”に来てくれる大人も子どもも、そしてここで働くスタッフも、それぞれの好きなこと、得意なことがあり、その“タネ”を育てる大きな巣のような場所であれたらと思っています」

その「タネ」を見つけ育てるヒント・手助けとして、美術教室があり、カフェがあり、ギャラリーがあり、画材店がある。美術教室だけ、カフェだけ、と限定するよりも、同時に並行してやることで、この場所を訪れる人の層も多様化し、異年齢のつながりや思いもよらない交流が生まれる。その繋がりもまた、誰かの「タネ」となり得る。

 

『タネノス』の中心 <美術ひろば タネノス>は美術を根底として、子どもから大人まで自由に好きなことを制作できるようにサポートする美術教室です。アート制作を通して、「想像力」「やる気」「自己表現力」「他者理解」を育むことを目的としています。

初田さんは多摩美術大学絵画学科版画科を卒業。卒業後、ギャラリーやカフェで作品を展示する作家としての活動や、保育園や幼稚園、発達障がい児デイサービスでの美術講師経験を通し、『タネノス』の初期構想をイメージし始めたという。

教室の棚には、絵や制作の「タネ」になりそうなものがあれこれ置いてあります。「貝殻やシーグラス、木の実など、買ったものもありますが、多くは近所の方や生徒さんが集めて持ってきてくれたものです」捨ててしまいそうな紙切れや、毛糸の端切れなども大切な「タネ」。

 

それぞれの「タネ」を切ったり貼ったり、色を塗ったり・・・形を変え、たくさんの宝物が出来上がります。

 

やりたいことと発達のアンバランスを見守り、サポートすることが大切なんです。作品は自分の分身のような存在なので、まずは共感するところから始まります。できた/できないということをこちらが評価することはありません。成果や結果だけでなくプロセスも大切だと思っていて、本人が満足する状態で創造・自己表現ができているかを見守るようにしています。誰しも(特に小さい子どもは)やりたいことと発達のアンバランスが自分自身の “できる、できない” の評価につながりやすい。本人の思うまま自由にやるのを、手も口も出さずにただ見守る方が良い時と、技術面をさりげなくサポートして伸ばす方が良い時があります。また、単純にその日の気分によってプロセスや成果が大きく左右されることも。制作しながらも、今日はたくさん話したい!という部分が見えれば話を聞くに徹することもあります。そんな日は何かが完成しなくてもOK。こんなことを考えているんだな、こんなふうに感じているんだなと、その子の「今」を汲み取ります」

 

『タネノス』は、美術を創作するという側面だけでなく、見せる、見るという体験も通して五感を刺激し、新たな視点、新たな対話、新たな関係を生み出そうとしています。教室と同じ空間にギャラリースペースを設け「絵や美術を通して、年齢や性別、職業、力関係なくみんながフラットに付き合える関係を築きたいんです」と初田さん。

カフェ側の壁2面を利用し、期間毎にプロの作家作品の展覧会を行っています。入るのにも勇気がいるような敷居の高い仰々しいギャラリーではなく、ごく身近に感じられる展示を、カフェでお茶・食事をしながら、美術教室のレッスンの合間に、ふらっと立ち寄って、など見る人のタイミングに合わせて自由に鑑賞することができます。

 

 

この日の展示はわっしーさんことわしずひろあきさんによる『piano piano』。ご本人がふらっと現れ、レコードをかけながら絵の創作をしていらっしゃいました。

 

美術教室に通う子どもたち、その保護者、ギャラリーとカフェを訪れる人々、展示するプロのアーティスト、タネノスのスタッフ、美術を通して色んな人が相互に関わることで、新しい「タネ」が芽吹きます。「この場所を作るときに、おうちのリビングのようなイメージがありました。リビングにあるテーブルで子どもが工作したり宿題したり、大人も家事や仕事をしながら見守る…そんな風景です」

 

 

大人が見守りながら、子どもたちが安心して好きなことができる空間。

この日は小さなお子さんが多かったですが、曜日や時間帯によっては中高生もいます。「子どもたちが楽しく過ごしてくれる、”落ち着く”って言ってくれる、そういう場所で在れていることがとても嬉しいです」と初田さん。「ここは商店街で、学校も近いので、地域の子どもたちとの関わりも多いんです。登下校中の子どもたちが “いってきます” や “ただいま”と声をかけてくれたり、途中で摘んだお花をくれたり、店の外でのやりとりにこちらも癒されます」と西畑さん。

タネノスの共同代表である(左から)初田 珠里さん、西畑うらら さん

「力まず、お散歩ついでにフラッと日常に “タネノス”を取り入れてもらえたら嬉しいです」と声を揃えるお二人。

 

タネノスはみんなの「タネ」を

たいせつにできるばしょです

ゆめがつまった「タネ」が

すくすくそだちますように・・・

※タネノス リーフレットより

 

※ <Cafeお茶の巣>では飲み物や軽食、スイーツ等を提供しています。定番メニューの他、季節ごとに変わる限定メニューも。

 

 

※店内奥には、厳選された品揃えの画材店<ひきだしの巣>もあります

 

 

タネノス

住所:東京都多摩市聖ヶ丘2−22−3−2(聖ヶ丘商店街内)
電話:042−401−8590

 

オープン時間

月曜日・日曜日 10:30〜18:00

火曜日〜土曜日 10:30〜20:00

※カフェ:ラストオーダー

日曜日・月曜日 17時

火曜〜金曜   19時

 

◆ 公式HP:  https://www.tanenosu.com/

◆ Instagram:https://www.instagram.com/kado.kitchen