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第4回 多摩中央公園 パークライフショーに行ってきました。

 

去る3月2日(土) 、この日は寒の戻りで再び冬の寒さを感じる一日でしたが、多摩中央公園で開催された『第4回 多摩中央公園 パークライフショー に行ってきました。

 

パークライフショーとは?市民の皆様と公園の使い方や過ごし方の提案を実現する社会実験として2018年に始まり、今回で4回目の開催となります。第4回では「全ての壁を取り払って「ごちゃまぜ」で楽しむ!(=「インクルーシブ」)というテーマも新たに掲げました。公園は来る人を拒まない公共的空間です。公園にかぎらず、地域全体がこのテーマに向けて試行錯誤しながら連携していくための核となるイベントにしていきたいと考えております。

 

 

 

現在大規模改修中の多摩中央公園で行われたパークライフショー。「Noと言わない公園を目指して」をスローガンに、公園を活用するためのさまざまな使い方を考え、”やってみる!”場になっていました。

大池前テラスエリアでは、「本の物々交換」や「カヌー体験」。

 

大池前ではパークライフショーとのコラボイベント「多摩センターまちづかいトーク」も実施中でした。多摩センターへの思いやこれからのまちづかいの在り方、これまでの取り組みを、オープンな対話形式で語り合い、大いに盛り上がっていました。

参加者の皆さんが座っていた丸太の椅子が素敵でした。

 

多摩市立中央図書館前では、パネル展示や丸太斬り体験ワークショップが行われていました。

 

しばらく歩いて自由広場エリアまで来ました。入り口には「みんなであそぼう」の旗。子どもたちが楽しめる「プレーパーク」が開かれていました。

プレーパークとは、 通常の公園のようにブランコやシーソーなど備え付けの遊具はなく、子どもたちが自主的・自発的に、様々な遊びや自然体験活動を作りあげていく遊び場です。 プレーリーダー(大人)がいて、子どもの「遊び」を支援するとともに、安全管理を行ってくれています。

 

 

寒い日だったので、焚き火で暖をとれたのが何よりも有り難かったです。火との距離を適切に計りながら、子どもたちが自分で串に刺さしたマシュマロやお餅を焼いていました。昔に比べて、あれはダメ、これもダメ、危ないから触っちゃダメ、ダメなことが増え、子どもたちが体験する場が減っている現代ですが、安全に”火遊び”できる貴重な機会。木が燃え炭になる、風が火を大きくする、火に水をかけたら消える、当たり前のことですが、本質的な自然の原理を”遊び”を通して子どもたちは体感していました。

我々は「あそびパン」に挑戦。1個100円のパン生地を薄く伸ばして竹に巻きつけます。焦げないよう竹を回転させながら焚き火で焼きます。

 

五分も焼かずに確認してみると、中心がまだベトっとしていて生焼け。追加でもう少し焼いてみると、中の方まで生地がフワっと膨らんでいます。焼き立て熱々でとても美味しかったです。

その他、竹馬、こま、けん玉などの昔遊びも楽しめました。一際目を引いたのが、小学生が手作りしたというオセロ。駒は木の枝を輪切りにして白黒にペイントしてありました。

 

広場内では、ウクレレや鍵盤ハーモニカ、リコーダー、マラカスを使った音楽隊の演奏も楽しめました。音楽に合わせて絵本を読んだり、普段静かな公園に優しい音と子どもたちの声が響き、寒い体がほんわか温まるような心地よい時間でした。

 

午後は、大型紙芝居が鑑賞できるとのことで旧富澤家住宅エリアへ。

大型紙芝居を楽しみにたくさんのお客さんが集まってきました。

著作権の兼ね合いで紙芝居の様子を写真でお見せできないのが残念ですが、多摩丘陵が舞台の、大人から子どもまで楽しめるストーリーでした。

 

大型紙芝居の鑑賞前に座っている子どもたちに、”バードコール”が 配られました。鳥が出てくるシーンで、お話に合わせてバードコールのネジを回すと、ネジと木が擦れる音がキュッキュッと鳴り、まるで本物の鳥の鳴き声のよう。子どもたちも紙芝居に参加できる素晴らしい企画でした。

 

紙芝居終了後は、端材を使ったビュンビュンごま作り。

 

ペンで好きな絵や模様を描きます。

絵が描けたら、予め空けてあった穴に糸を通して完成です。

 

 

 

帰り際、まだまだ遊び足りず「楽しかったね。次はいつ?」と聞く子どもに答えるように木々がゆれ、「また来てね」と言ったような気がしました。

 

次回「第5回 パークライフショー」も楽しみです ♪