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若い人たちがつながりを作れる多摩センターへ!インタビュー#5「多摩センターのオフィスで働く 竹内さん」

 

「多摩センターの未来デザイン検討委員会(仮称)」では、まちの”つかい方”の可能性を広げるとともに、今後描いていく「多摩センターの将来ビジョン」に多様なまちの声を反映していくため、これまでのワークショップやイベントで出会った人などから、ディープな声を集めるインタビューを行っています。このうちの一部を抜粋して紹介させていただきます。

令和4年12月14日(水)、多摩センターにオフィスを構える市内企業にお勤めの竹内さんにお話しを伺いました。

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――今回、地域での活動に興味あるということでインタビューをお受けいただきましたが、これまでご自身も地域で活動された経験もお有りなのですか?
私は地域の活性化やまちづくりに興味があり、大学時代には熊本県南阿蘇村の被災地を支援する学生団体に所属していました。新型コロナ流行後はなかなか現地を訪れることができませんでしたが、それまでの3年間で10回ほど滞在し、地域の方々と交流しながら様々な取組を行いました。
一番印象に残っている経験は、観光協会など地域の方々と一緒に観光ガイドを作成したことです。南阿蘇村は震災等の影響もあり、人口が減少していることから、観光ガイドでは人口定着に向けた地域の魅力を発信しファンを増やすために一目見て惹きつけられるような写真と文章を掲載する工夫をしました。

 

↑インタビューを受ける竹内さん

――多摩市での生活は2年目とのことですが、多摩市でお気に入りの場所などは見つかりましたか?
私は現在の会社に新卒で入社し、社会人2年目なのですが、入社の際に、新宿、横浜、多摩センターの3つの配属先の中から、生まれ育った埼玉県狭山市と同じく緑が多くて住みやすそうという理由で、多摩センターの配属希望を出しました。
その後、配属を機に多摩市で暮らし始めたのですが、物件探しの際に不動産の物件紹介サイトで多摩中央公園の写真を見て、初めて多摩中央公園の存在を知りとても気に入りました。公園の芝生で寝ころんで広い空を見ることができたのが多摩市に来て一番感動した経験で、それ以降、家族や友人が遊びに来てくれたときは多摩中央公園を案内するようにしているのですが、みんなとても喜んでくれます。

 

↑多摩中央公園での思い出を語る竹内さん

――実際に多摩市に住んでみて感じたことや気になったことはありますか?
多摩市で一人暮らしを開始してみて、同世代の人と地域のつながりを作るのが大変だったので、私と同じような世代の人と会える機会があると良いなと感じました。一人暮らしを始めた当初は、「どこの病院が良いか」などのインターネットでは得られない生の声や情報を入手するのが大変だったことをよく覚えています。
また、多摩センター駅周辺はチェーン店も多く、日常生活には困らないですが、10~20代の若年層向けのお店が少ないように感じられるため、買い物は新百合ヶ丘、新宿、南大沢などに行ってしまいます。個人店のカフェやサンリオピューロランドへの来訪者向けのお店があると、もっと若い人たちにも立ち寄ってもらえるまちになるのではないでしょうか。ちなみに、個人的にはパルテノン大通りのマルシェが好きで会社の昼休みに立ち寄ったりしています。

――多摩市のまちづかいに関するアイデアはありますか?
多摩センターはファミリー向けのイベントが多い印象があるので、私たちのような一人暮らしの人たちはイベントに行きたくても行けないことがあります。そのため、そうした人たちでも参加しやすい催し物として、多摩中央公園を使った野外での映画上映会やグランピング企画などが実施できたら面白いのではないかと思います。地域のお店にも出店していただければ一層盛り上がりそうですね。

――若い世代の方たちが多摩センターという地域に関わってもらうために必要なことはどんなことだと思いますか?
大学時代に南阿蘇村で活動していたときに、NHKのテレビ番組に出演し、くまモンの生みの親として知られるクリエイティブディレクターの水野学さんに地域のブランディングについて、直接学んだ経験があるのですが、その際、湯布院=温泉のように、地域のブランドイメージを考えることが大事だとお聞きしました。実は友人に多摩に住んでいると言うと、冗談半分で“いじられる”ことがあります。そうした多摩センターのイメージが少しでもプラスに変えられるような取組ができたら良いのではと思います。
具体的には、近隣の大学の皆さんと連携した取組ができれば良いのではないでしょうか。学生時代の経験から、地域で活動を行う上では大学生の力を生かすことは大事だと感じています。大学生のエネルギーや発想力、柔軟性はすごいので、大人が刺激を与えることで様々な取組が生まれると思います。
また、個人的には一眼レフカメラが趣味ということもあり、写真映えする多摩センターのマップづくりも面白いのではないかと思います。若い人へのPRにはインスタグラムの活用なども有効ですね。

――最後に多摩センターのまちづかいについて、期待することや竹内さんご自身の関わり方をお聞かせください。
同じような世代の人たちがもう少し多摩センターのまちに出てきてくれたら嬉しいです。若い世代にまちの魅力を伝えるのはもちろん大切ですが、いきなり無理に新しいイメージを持たせようとするのは違うと思います。今ある良いものを磨いていくことで、若い世代を新規で取り込むだけでなく、昔から多摩市に住んでいる人たちにも受け入れられるまちの魅力づくりをしていった方が多摩らしくて良いのではないかと思います。
多摩中央公園やパルテノン大通りで焚火を囲むイベント(社会実験)を行ったのは知らなかったのですが、とても素敵だなと思ったので今後はぜひ参加したいです。また、もっと積極的に多摩センターのまちに関わっていきたいという思いもあるので、上司にはもうしばらく転勤はさせないでほしいとお願いしてみようかと思っています。

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いま多摩センターでは、あなたの”つかい方”の提案、実践をお待ちしています。まちの転換期は、あなたのやりたいことを発揮するチャンスです。きっかけを探している方、情報が欲しい人、下記よりお問い合わせください。

多摩センターわくわくプロジェクトお問い合わせ