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学校と地域のつながりを インタビュー#2「多摩大学附属聖ヶ丘高等学校 出岡先生、生徒の皆さん」

 

「多摩センターの未来デザイン検討委員会(仮称)」では、まちの”つかい方”の可能性を広げるとともに、今後描いていく「多摩センターの将来ビジョン」に多様なまちの声を反映していくため、これまでのワークショップやイベントで出会った人などから、ディープな声を集めるインタビューを行っています。このうちの一部を抜粋して紹介させていただきます。

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出岡先生(テレビ局勤務を経て、母校の先生に)

ーー学校側から見た、地域活動の魅力は何ですか?
日々、生徒たちは、様々なルール・制約の中で過ごしています。このため、将来いきなり社会というオープンな場に出て、働き始めるのは少し難しいのではと感じることがあります。そうならないように、私は、生徒たちに「より道」を推奨しています。

地域活動の魅力は、生徒たちが学校を出て、自由な発想をする大人と触れ合い、対話できること。そうした社会と関わる場づくりのため、学校と地域のつながりをつくりたいと考えています。

ーーどのようにして学校と地域のつながりをつくってきたのですか?
まずは、周りの先生自らが地域活動に参加し、その楽しさを生徒たちに伝えていくことが重要だと考えています。そうすることで学校全体の雰囲気が変わり、生徒たちにも良い影響を与えてきていると思います。これまで約5~6年かかりましたが、本年度、約50人の生徒が地域活動に参加しているのは一定の成果と捉えています。

ーー今後、多摩センターでどんな取組をしてみたいですか?
現在、市外の民間施設に社会科見学(職場体験など)に行っていますが、多摩センターに立地する民間企業とも連携の上、校外学習ができたら良いなと考えています。

また、生徒自身がプレイヤーとなって、パルテノン大通りで”まちづかい”を企画・実践してみたいです。例えば、学校の期末テスト(ポスターセッション)をパルテノン大通りで実施し、通行人にプレゼンして評価していただくなどの取組が実現できたら面白いと思います。

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高校生

ーー最近、イベントに積極的に参加されていますが、地域活動の魅力は何ですか?
2022年9月に、多摩中央公園で焚き火を囲むイベントに参加しましたが、
夢みたいで非日常的で楽しかったです。

コロナ禍で、学校の友人など決まった人たちとしか話すことがないし、地元の友人とも何年も話せていないです。周囲の大人は先生や親だけのため、こうした場があると、学校だけではなく広い世界で、色々な価値観が知れて面白いです。

 

高校生

ーー多摩センターにはどんなイメージがありますか?
多摩センターは、サンリオのイメージがあります。サンリオを推すのは良いと思います。ただ、普段は学校の授業で忙しく、多摩センターを訪れるきっかけもなかったため、これまで学校以外でほとんど来たことがなかったです。多摩センターは、放課後や休日に立ち寄りたいと思える魅力が少ないのかもしれません。高校生世代のマインドとして、「SNSで有名人など発信力の高い人がおすすめしている場所に行ってみたい」と思う人は多いです。ホームページなどでの幅広いPRよりも、発信力のある人からのピンポイントのPRに魅力を感じます。

 

高校生

ーー今後、多摩センターでどんな活動をしてみたいですか?
私は漫画やイラストを描くのが得意です。まちをキャンバスにイラストを描いたり、まちで落書きできたら面白いと思います。また、パルテノン大通りで、学校の文化祭や、部活をテーマにしたダンス、茶道などの出し物が実施できたら良いなと思います。

多摩センター駅前とサンリオまでつなぐ道を、パステルカラーにするなどサンリオ一色に染めてみたいです。さらに、パルテノン大通りに、ロンドンみたいに路面電車を走らせることができたら面白いです。

最近、同級生と夜の公園で線香花火をしました。その時には大がかりな花火は公園で禁止されていてできなかったので、みんなで花火をしてみたいです。また、廃校でお化け屋敷や、使わなくなった施設の壁をスプレーで塗るなど普段の生活でできないことをしてみたいです。

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「全国初!あなたも採点者!?街なかで定期テストを行います」~パルテノン大通りで高校生20組による青空公開プレゼンテーション~

なんと本インタビューをきっかけに、パルテノン大通りの”まちづかい”企画「学校の定期テスト(ポスターセッション)」が実現することとなりました!!

■日時 2022年12月9日(金)午後2時~4時(予定)
■場所 多摩センター駅前 パルテノン大通り
■内容 「地域探究学習」定期テストin多摩センター編
(多摩市・地域が抱える課題や、その解消に向けた6人1組(全20組)のアイデアの提案・実践内容展示)

当日は、多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校において、今年度から開始した授業科目「地域探究学習」の2学期末の定期テストを、多摩センター駅前のパルテノン多摩の大通りで実施します。授業で取り組んだ「多摩市フィールドワーク~課題発見編~」の内容をポスターセッション形式で発表し、パルテノン多摩大通りを通りがかる方に評価していただきます。

多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校×多摩市。「地域探究学習」の熱い取り組みをぜひご覧ください!

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いま多摩センターでは、あなたの”つかい方”の提案、実践をお待ちしています。まちの転換期は、あなたのやりたいことを発揮するチャンスです。きっかけを探している方、情報が欲しい人、下記よりお問い合わせください。

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