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ハローキティ50周年記念イベントin多摩センター 謎解きゲームに挑戦。

イベント・トピックス, まち歩きレポート No Comments

多摩市では、平成14年からハローキティや(株)サンリオと協力し、「ハローキティにあえる街 多摩センター」として、サンリオピューロランドが立地する多摩センターを中心にさまざまな取り組みをしてきました。

2024年11月1日に50周年を迎えたハローキティのお誕生日をお祝いする催しが開催されました。その催しの一つ『多摩市謎解き街歩きゲーム TAMA NAKAYOKU WALKING』に子どもたちと一緒に挑戦しました。

<イベント趣旨>
ある日、キティとミミィが多摩センターを散歩していました。二人にとって多摩センターは特別な街。今日はどこに行こうか?二人で話しながら歩いていると、
一枚のお手紙がひらひらと飛んできました。”地図・・・?”中には、地図と、なにやらなぞなぞのようなものが描かれていました。なになに?ここに行ってってこと・・・?行ってみよう!!

多摩市謎解き街歩きゲーム 参加方法: 地図にある多摩センターの各スポット(3ヶ所)を巡り、なぞなぞ問題が書いてあるポスターを探します。全部の回答マスを埋めると合言葉となるキーワードを知ることができ、ゴールでその合言葉を言うと、ノベルティ缶バッジがもらえます。

 

 

最初にマップ&解答用紙を入手するために、多摩市立中央図書館へ。中央図書館は、2023年7月1日に開館したばかりの多摩市内で一番大きく新しい図書館です。

 

無事にマップを入手。作戦会議をするため、図書館内にあるカフェれすと モモに立ち寄りました。

おむすびセットとカレーライスで謎解き前の腹ごしらえをしながら「ゴールはこの図書館なんだね。」「最初はどこへ行く?」と地図を見ながら、3つのスポットをどう歩いて回ろうか、悩みます。

 

作戦会議を終え外に出ると、11月中旬とは思えないほどの温かさ。上着を脱ぎ、軽装でいざ謎解きの旅へ。

スタートした途端、中央公園の池の魚や亀に夢中でなかなか動きません。やっと歩き始めたと思ったら、「見て!キティちゃん、可愛いー」と再度足が止まります。足元を見ると「ロードバイクハローキティデザイン」のマンホール蓋。

数歩歩いては立ち止まり、階段があればじゃんけんして「グリコ」が始まります。この調子だと、ゴールまで長い道のりになりそうな予感・・・(^^;)

 

 

なんとか最初の目的地パルテノン多摩にある「クリキャン企画室(クリエイティブキャンパス企画室)」に無事到着。「ポスターどこかなあ?」「クリキャンって何?」と首を傾げる子どもたち。

 

クリエイティブキャンパス企画室 =通称 “クリキャン企画室 “の役割

① プレイスメイキングの企画調整

② そのプレイスメイキングに取り組む市民・団体の支援

③ 多摩センターエリアの情報収集・発信

※プレイスメイキングとは、空間の居心地が良くなり、楽しいコンテンツが生まれ育ち、賑わいが生まれ魅力が増し、そしてまちの価値が上がっていくことを言います。

企画室内には、シティサロンスペース、受付カウンター、打ち合わせスペースがあります。

なぞなぞが描かれたポスター見つけて、問題を解き、クリキャン企画室を後にします。

 

 

大階段を降りたところで、ハローキティ50周年記念の大きなモニュメントを発見し記念撮影📷。そのままパルテノン大通りを歩き、多摩センター駅へ。

子ども達も普段よく利用する京王多摩センター駅ですが、改札口前の天井照明をまじまじと見上げ、お互いのお気に入りキャラクターを当てっこしていました。

 

 

多摩センター駅を東口方面に進み、静かな通りに出ると「こっちであってる?」と少し不安になる子どもたち。地図とヒントを手がかりに歩みを進めます。子どもたちの足だとなかなかの距離ですが頑張って歩きます。

 

しばらく行くと地図が示す場所にようやく到着!「何これー!?」と初めて訪れた不思議な場所に興味津々。

 

建物をぐるりと回って問題がかかれたポスターを発見。

問題を解いてそのまま次のスポットに行こうか迷いましたが、どうしても気になり立ち寄ることに。

 

 

 

 

東京都立埋蔵文化財調査センターに隣接する遺跡庭園「縄文の村」は縄文当時の多摩丘陵の景観を復元、庭園内に3棟の復元竪穴住居があり、週に数回(主に週末)、住居内で焚火を行っています。

静かな庭園で、太古に流れていたであろう時間や空気に思いを馳せます。

 

庭園を見るだけでは飽き足らず、展示ホールの中へ。

工夫を凝らした展示・体験コーナーを通して縄文文化に夢中で触れる子どもたち。

 

石でどんぐり等木の実をすりつぶすコーナーや、縄や竹・貝などを使って縄文土器の模様を粘土版に再現するコーナーは、自宅でも真似したい遊びでした。

子ども達のお気に入りは、火おこし体験と縄文土器パズル。パズルは樹脂製の土器片レプリカの中に、磁石が埋め込まれており、立体的に組み上げていくことができます。

難易度が簡単なものから難しいもの数パターンあり、砂時計を使って、時間内に出来上がるよう何度も挑戦していました。

 

その他、遺跡の模型や縄文ファッションコーナー。

独特の形や模様の縄文土器もたくさん展示してありました。

 

まだまだ遊んでいたかったですが、3つ目のスポットに向けて出発。手元の地図に書かれたヒントを手がかりに最終スポットを探し歩きます。

 

3つ目のスポットは、多摩センター駅から更に離れ、京王線・小田急線の線路と乞田川の間にあるL字型の小さな公園「長久保公園」にありました。

最後の問題はなかなかの難問でしばらく悩んでなんとか解けました。

公園で遊んだあとは、川沿いのベンチに座ってしばし休憩。

川沿いの桜の樹々の葉は桜紅葉(さくらもみじ)色にほんのり色づいていました。春に咲く淡いピンクの花とは違う桜の姿をしばし楽しみました。

「今日はたくさん歩いたね」「春になったらお弁当とおやつ持って来ようね」と話す子どもたち。「そろそろ帰ろうか・・・」だんだん陽が落ちてきたので、ゴールの中央図書館に向かって歩き始めます。ゴールまであと少し。

帰り道には、スタート時に見つけたデザインとは違うマンホール蓋も発見しました。こちらは「雨上がりハローキティデザイン」。(もう一つの「お天気雨ハローキティデザイン」マンホール蓋は見つけられず、また別の機会に探したいと思います。読者の皆さんも是非探してみてくださいね。詳しくはこちらから。)

 

なかなか歩きごたえがあった今回の謎解きおさんぽコース。ようやく中央図書館に戻ってきました。

 

 

図書館のカウンターで合言葉を言い、ノベルティ缶バッジを手にすることができました。

「キティちゃんお誕生日おめでとう。楽しい時間をありがとう。」子ども達の小さな冒険が終わります。このまちの新たな顔と魅力を発見できました。

すっかり陽も落ちた頃、心地よい疲労感と共に、多摩センター駅を後にしました。行きは京王線だったので、帰りは小田急線に揺られて・・・。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

クリエイティブキャンパス企画室

住所:多摩市落合2丁目35パルテノン多摩東棟5階

開館日:原則として月曜・木曜・土曜・日曜
9時~17時(年末年始は除く)

 

東京都立埋蔵文化調査センター・遺跡庭園「縄文の村」

Tokyo Metropolitan Archaeological Center

 住所:東京都多摩市落合1-14-2
開館時間:午前9時30分から午後5時00分まで
 11月〜2月は遺跡庭園「縄文の村」のみ午後4時30分まで
入場料: 無料

 

長久保公園 ※犬の同伴可

住所:東京都多摩市落合1丁目5−16

聖蹟桜ヶ丘ぶらり謎とき!まち歩き~公園と素敵なお店〜 Bコースに挑戦!(イベントは終了しました)

まち歩きレポート No Comments

2024年10月12日(土)~11月24日(日)の期間、多摩市和田にスタジオを構える日本アニメーションのキャラクターラスカルづくしのイベント「聖蹟桜ヶ丘 ぶらり謎とき!まち歩き~公園と素敵なお店~」が開催されています。京王線聖蹟桜ヶ丘駅からスタートして、Aコース・Bコース各6つのチェックポイント、合計12のチェックポイント(近隣の公園やお店)をめぐってクイズに答え、ワードパズルを完成させるというもの。AかBどちらかのコースだけでも、両コースでも、別日に両コースをまわっても楽しめます。

 

☝️こちらのマップ&解答用紙は所定の場所で配布されています。詳しくは「聖蹟桜ヶ丘 ぶらり謎とき!まち歩き」特設サイトでご確認ください。

Aコース・Bコースそれぞれ参加している飲食店では期間限定のラスカルコラボメニュー※が食べられ、各店舗でラスカルメニューを注文すると、その店舗にちなんだモチーフとラスカルが描かれたオリジナルデザイン缶バッジがもらえます。※タイミングにより品切れすることがあります。

注:缶バッジのデザインはお店ごとに異なります。数に限りがあり、無くなり次第終了。

ワードパズルを完成させ、見事ゴールに辿り着くと、限定ノベルティグッズがもらえます。今回はBコースに挑戦、普段気になっているお店を回りながら、子どもとお散歩しながら、気ままにのんびり6つのチェックポイントをめぐってきましたので、その様子をご紹介します。

 

Bコース最初のチェックポイントは、今回企画に初参加となる UBRIACO さん。イタリア語で「酔っぱらい」という意味の、聖蹟桜ヶ丘にあるトラットリア(イタリア大衆食堂)で、気軽に本格イタリア料理が堪能できます。

UBRIACOさんでは、ラスカルコラボメニューを購入することができました。

 

こちらの期間限定メニューは、ラスカルが大好きな食べ物「とうもろこし」の粉を使った菱形のイタリアの伝統的お菓子”ザレッティ”。とうもろこし粉の独特の食感と黄色い見た目にレーズンや松の実、香りづけのグラッパ(お酒)も加わり、風味豊かな香ばしさが口いっぱいに広がります。フライパンとお皿が描かれたUBRIACOオリジナルの缶バッジもいただきました。

 

2つ目のチェックポイントは、九頭龍公園。

こちらの公園は聖蹟桜ヶ丘の龍神様を祀った九頭龍神社と隣接しています。

神社でお参りをしたあと、公園内に隠されたチェックポイントを探します。

公園は、健康センターや関戸・一ノ宮コミュニティセンター「つむぎ館」の複合施設が隣接しています。

公園内をあちこち探し回り、ようやく「ひみつのイラストB-②」を発見! 解答用紙に答えを記入し、2つ目のワードパズル完了。

しばらく、公園内で走って遊んでいきます。

お腹も空いてきたので、次のチェックポイントに向かって歩きます。

 

3つ目のチェックポイントはおむすびカフェくさびや さん。地元多摩地域の食材を使った週替わりのおむすびやおかず、お味噌汁やスープなど、ホッと心温まるお食事をいただけます。

 

カフェのほか、ワークスペース、古着屋スペース「manège TOUR」、本屋スペース、絵や写真を展示できる壁スペースがあり、セクションによってさまざまな楽しみや発見があるお店です。

素敵なものが詰まった空間にあちこち目移りしてしまいますが、お腹がぐうぐう鳴いているので食事を注文することに。

 

 

ショーケースの中にメニューがユニークな名前のおむすびや美味しそうなおかず・汁物が並んで、どれも美味しそう。その中に、ひときわ愛らしいお顔が笑っています。

ラスカルコラボメニューの”ラスカルおいなり”。「当店は今年で3回目の参加になります。初回から変わらず”ラスカルおいなり”を出しています。ほかのおむすび同様私が考案しました。」と調理担当もしている店長の来住野さん。

お皿に盛られた可愛いラスカルの姿に「可愛い!」「食べるのがもったいないー!」としばらくお預け状態になっていました(^ ^) オリジナルの缶バッジにも「くさびや」ならではのモチーフが描かれていました(どんなモチーフかはもらってからのお楽しみ♪)

 

おむすびのほか、身体が温まる”豚汁”も注文しました。多摩市産のお味噌を使っており濃厚で、一口飲んで「うまっ」と思わず口をついて出るほど。付け合わせの自家製ピクルスはみずみずしくさっぱりの美味しさ。

子どもたちもようやくラスカルのお顔にかぶりつき始めました。「ん、美味しい」「顔はチーズと海苔でできてる!」「中には人参、椎茸も入ってるよ。」

窓から見える景色を見ながらゆっくり食事させていただきました。

並んで座ったラスカルのお人形たちに見送られてお店を後にします。

 

4つ目のチェックポイントは 和菓子処 花鳥風月 さん。ショーケースには美味しそうな和菓子がずらり。

 

 

ラスカルの焼印入りどら焼きのほか、人気の”もにゃか”(ねこ型の最中)と豆大福、1人1つ好きな甘味を選んで購入し、Bコース最後のチェックポイントへ向かいます。和菓子処 花鳥風月さんのオリジナル缶バッジは配布終了でした。

 

こちらは、tak beansさん。自家焙煎珈琲豆とドリンク、雑貨やギフトを取り扱うお店です。

 

 

センス良い店内に珈琲の豊かな香りが広がっています。自家焙煎した“スペシャルティコーヒー”を丁寧にハンドドリップしてくれます。この日はイベント準備のためテイクアウトのみでしたが、また後日ゆっくり足を運んでみたいと思います。

 

tak beansさんでは、テイクアウトのカフェラテとお土産用にラスカルのイラストがパッケージに描かれたコーヒードリップパックを2種類購入。珈琲屋さんならではのオリジナルの缶バッジも無事ゲットしました。

 

珈琲と和菓子の入った袋を持って、 ゴールのヴィータ・コミューネ7階(OPA建物)へ。

 

完成したワードパズルを見せて、Bコースの景品(世界名作劇場オリジナル A5マルチシール)※をいただきました。※先着500名様

 

景品交換所のカフェれすとなな では、ラスカルマンホールクッキーが3種類並んでいました。

 

まち歩きしながら見つけたラスカルマンホール蓋※と同じデザイン柄のクッキーで、愛着もひとしお。どれにしようか随分と迷いこの季節にちなんだ1枚をお土産用に購入。※聖蹟桜ヶ丘駅周辺に全部で 5箇所3種類あります。頑張って見つけてみてくださいね 👀

 

たくさん歩いたのですっかりお疲れモードの子どもたち。謎ときしながら手に入れてきたお宝たちを並べて、お待ちかねのおやつタイムです。

 

聖蹟桜ヶ丘の街並みが一望できる休憩スペースでのほっと一息。お腹も心もすっかり満たされました。

可愛いラスカルによる街案内のおかげで、ぶらり楽しく、聖蹟桜ヶ丘のまちを堪能した1日でした🌞

 


 

店舗のご紹介

 

①【UBRIACO ウブリアーコ】

◆ 住所:多摩市関戸4-4-1 ハイマート第2聖蹟桜ヶ丘1階

◆ TEL:042-337-6309

◆ 営業時間

●火曜日〜金曜日 17:30~23:00 (21:30 L.O)
●土曜日・日曜日 11:30~15:00 (14:00 L.O)
17:30~23:00 (21:30 L.O)

◆ 定休日: 毎週月曜日・第1火曜日

◆ ホームページ:www.ubriaco.ne.jp

 

②【おむすびカフェ くさびや】

◆ 住所:多摩市関戸4-34-15

◆ TEL:042-401-8988

◆ 営業時間:12:00~

◆ 定休日:水曜日+不定休

◆ ホームページ:https://kusabiya.jp/

Instagram

 

③【和菓子処 花鳥風月】

◆ 住所:多摩市東寺方1-8-14

◆ TEL:042-400-0607

◆FAX:040-400-0677

◆ 営業時間:10時~17時

◆ 定休日:木曜、第2、第4月曜

Instagram

 

④【tak beans タックビーンズ】

◆  住所:多摩市一ノ宮3-7-16

◆ TEL:042-313-7683

◆ 営業時間:平日8時〜20時

土日祝祭日8時〜19時

◆ 定休日:月曜日

◆ ホームページ: http://takbeans.com/

Instagram

 

⑤【カフェれすと なな】

◆  住所:多摩市関戸4-72 ヴィータ7 F

◆ TEL:042-400-1578

◆ 営業時間:10時~17時

◆ ホームページ: https://resuto-tamacity.org/lp/nana/

まちづかい社会実験 (多摩センター)に行ってきました!

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『まちづかい社会実験』が、9月22日(日)に多摩センターパルテノン大通りで開催されました。

朝から雨がパラつき延期が危ぶまれましたが、予定通り無事決行。時折傘を差しつつ参加して来ました!

多摩センター駅からパルテノン大通りに出ると「社会実験」を行っていました。今回は4つのグループが参加。それぞれに皆さんのやりたいこと(社会実験)を見てきました!


1)パパ友たちとやりたいこと〜屋台出店〜 

こちらは、仕事も業種もバラバラのパパ友6人とそのご家族で営む屋台。クラフトビール、ポップコーン、ぱちぱちソーダジュース、輪投げゲーム、ガラポンなど3つのテントを連ねた大家族で営む小さな商店街のような雰囲気でした。出店している皆さんの楽しそうな様子に、見ているこちらも明るい気持ちになりました。

以前も同じ企画でクラフトビールのお店を出店し、それをきっかけに最初は2人だったメンバーが、今回は6人になり、賑わいが増したとのこと。「後から入ったメンバーの中には、前回お客さんとして来てくれて意気投合し一緒にやることになったメンバーも。みんな普段はサラリーマンなんですけど、打ち合わせ兼ねた飲み会をしたり楽しく交流しながら準備を進めてきました。人間関係が希薄になりがちな現代だからこそ、仲間を持つことは自主防災対策にも繋がっていると思います。」とチームリーダー。6つの星が並ぶお揃いのオリジナルTシャツが皆さんとってもお似合いでした。

お子さんも、試食の提供や呼び込みなど、屋台スタッフの一員として頑張っていました。屋台のお手伝いをした感想を聞くと、みんな声を揃えて「楽しい!」と元気に答えてくれました。まさに幼い子ども達が「ごっこあそび」するように、やってみたいことを躊躇わずに楽しんでやってみるのが、この「社会実験」の醍醐味なのではないでしょうか。そのチャレンジ精神は見ている周囲にも伝わり、次なる誰かの可能性を広げるような気がします。

 

 

 

 

 

 

2) 明治大学政治経済学部 奥山雅之ゼミ(地域産業研究)の学生さんたちのやりたいこと〜「写真&昔遊び」ブース〜

こちらは、植栽ますにあるウッドデッキスペースを利用して、パネル写真展覧会と昔遊びを通して、市民の皆さんと繋がる企画。

メンバーが撮影した多摩の写真をパネルで紹介し、良いと思った写真に投票してもらう仕組み。さらに、市民の方々からおすすめスポットを付箋に書いて地図に貼り付けてもらいます。写真をきっかけに、市民との交流を図り、多摩市の地域産業を知っていくという試みです。メンバーの男子学生は、「僕らは普段は多摩市に住んでいませんが、こういう社会実験を通して地域のことを学んでいます。卒業したら住みたいと思うくらい多摩はいい場所ですね」と言っていました。

 

「どの写真が好き?」と小さなお子さんに目線を合わせて話す姿に、学生さんたちの優しさが垣間見え、微笑ましかったです。

また、昔遊びの王道「けん玉」を使ってコミュニケーションを図ります。けん玉に初めて触れる方、「やったことある」と技を披露してくれる方など、この小さなアイテムが見事に人と人とが繋がるきっかけになっていました。

 

 

3) 多摩市若者会議 がやりたいこと〜あおぞらボードゲームコーナー〜

テントの下で好きなボードゲームを楽しむというシンプルな企画。準備されたボードゲームを選んで自由に遊べます。人数が足りなければスタッフの方が混ざってくれるので、1人でふらっと参加しても楽しめるのも魅力。

主催メンバーが麻雀を楽しむ様子も。

 

 

こちらはメンバー1名と一般参加者2名の組み合わせでトランプゲームを楽しむテーブル。

静かながらもテーブル上の戦いに盛り上がる熱い企画でした。

 

4) 多摩大学付属聖ヶ丘高校の学生たちがやりたいこと〜あおぞらフェス〜

その場で参加者の呼び込みを行い、自分の好きな歌を聴衆の前でステージ上で歌ってもらうという企画。

参加者の皆さんは、とても気持ち良さそうに歌っていました。

歌詞をスマホ画面で確認しながら歌う方式で、小さなお子さんには高校生スタッフがちゃんとフォローしていました。

 

聴衆の皆さんもその日たまたま居合わせたり、通りかかった方々ばかり。その場限りの、一期一会のライブに心温まりました。

ステージ向かいの植栽ますには折りたたみマットやミニテーブルが置いてあり、まったりライブを楽しめる心遣いもありました。

 

 

このイベントは夕刻に終了しました。日暮れ後には、屋台を出店していたパパ友たちとそのご家族が店じまいをしていました。

「プロじゃないからこそ大変なこと、わからないこと色々ある中、それでもやってみたいことにチャレンジする」企画に参加していた皆さんの思いと行動力に、勇気と元気をもらい、新しい挑戦への背中を押されたような気がします。

たまこどもフェス2024に参加しました

イベント・トピックス, まち歩きレポート No Comments

子ども・若者・子育て世帯のためのフェス「 たまこどもフェス2024 」が、8月25日(日)に行われました 。「たまこどもフェス2024」は、市内幼稚園・保育園・児童館や子育て関連施設等が連携したイベントで、保護者が幼稚園・保育所の先生などの話を聞き、子育ての相談をしていたり、子どもが思いっきり遊んでいたりと様々な内容がありました。会場は、永山駅周辺の公園や施設の3会場を広々使って催され、実際に子どもと一緒に参加してきました!

1つ目の会場は、永山北公園。暑さにも負けず元気な親子連れがたくさん遊びにきていました。

 

市内の児童館主催の水遊びエリアでは、水着姿で元気にはしゃぐ子どもたちの姿に周囲で見守る大人たちもみんなニコニコ。

 

消防団による放水体験やポンプ車乗車体験も大人気でした🚒

 

2つ目の会場は、グリナード広場。多摩子ども劇場多摩消防署中央大学多摩大学などが企画する体験やゲームが行われていました。

 

この会場では、グリナード夏まつりが同時開催されており、シャボン玉やけん玉、ビーチボールを使ったスイカ割り、模擬店などに子どもたちは夢中でした。

3つ目の会場、ベルブ永山内にある永山公民館へ移動。ベルブ永山は、永山駅から徒歩3分の場所にあり、永山図書館なども入っている複合施設です。

 

喫茶れすとでは通常メニューの他、たこ焼き、焼きそば、ピクニックBOX、駄菓子など、お祭りメニューを限定販売。

永山公民館会場では、館内をスタンプラリーしながら回る”たこフェスクエスト”が大人気。多摩市立児童館のイメージキャラクターの「あそんじゃ王子」が、各チェックポイント(部屋)で課題(子ども・子育てにまつわる質問)を出し、正解するとシールが1枚もらえます。全部で10の課題をクリアするとゴール!先着1000名限定のお宝がもらえます。小学生も未就学の小さな子どもたちもみんな楽しそうに建物内を巡回し挑戦していました。

「なんさいですか?」

「あなたが通っている保育園、幼稚園の名前を教えてください」

「多摩市にはいくつ児童館がありますか?」などの課題がありました。

 

じゃんけんして勝ったらシールがもらえるというチェックポイントもありました。

こちらのお部屋は、多摩市内の幼稚園を紹介するお部屋。

市内の全9園の特色を紹介するパネル展示や動画の閲覧ができる他、幼稚園での遊びを体験できるコーナーがありました。

 

 

 

新聞紙プール、金魚ヨーヨー工作、リトミック(音楽に合わせてトランポリン)、紙芝居など、子どもたちの楽しいが詰まった空間でした。

すぐ隣の認可保育所を紹介するお部屋では、給食レシピ紹介やおやつの試食ができました。

試食させてもらったドーナツ2種類。(かぼちゃドーナツとプレーンドーナツのお砂糖がけ)

 

続いては、5階の音楽室にあるこども食堂ゾーン。

 

1回50円で挑戦できる「おかしすくい」に大喜びの子どもたち。ビニールプールに駄菓子がいっぱい。

その上、お菓子や飲み物の無料のお土産までもらえて大満足の子どもたち。

科学室が飲食可の休憩スペースとして開放されており、おやつを食べながら一休みしました。

 

休憩後、たこフェスクエストのゴール、ベルブホールへ。全チェックポイントをクリアしたお宝として、限定の缶バッジをもらいました。

そのままベルブホールで工作ワークショップに参加。昨年、大人気で早々に受付終了になってしまった「おさんぽアニマル」ワークショップ。

風船に紙で作った足や耳をつけ、シールやペンで目や鼻をつけます。可愛い😍

丁寧に作り方を教えてもらい・・・

完成!出来上がり。

出来上がった「おさんぽアニマル」と一緒にお散歩。本当に生きているかのように連れて歩く子どもの想像力と再現性に感心しました。

他にも、「ダンボールでまちづくり」ワークショップ。自分の好きなダンボールを2つ選び、お家やお店を作ります。ハサミやダンボールカッター、のり、テープ、色セロハン、折り紙、ペンなど、道具も色々準備されており、子どもが作りたいものを大人がサポート。

 

 

 

最後に番地を貼り付け完成。せっかく作ったダンボールハウスを置いて帰るのは名残惜しいですが、素敵な街並みの一部としてどの作品も個性豊かに輝いていました。「自分の手で街をつくる」「自分も街の一部である」ということを擬似的に体験できる素敵な企画でした。

 

 

ワークショップを終え、ベルブホールの外に出ると、ダンボールと色セロハンを使った小道具と一緒に写真が撮れる記念写真スポット。

 

 

ステンドグラスのように光を通し、地面に映る色とりどりの影が美しかったです。

 

 

その後も、認証保育所主催のゲームコーナーで輪投げやボール投げを楽しんだり、一向に帰りたがらない子どもたち・・・大人は1日がかりのイベントにヘトヘトでしたが、ところどころに座れる椅子が置いてあったので大変ありがたかったです。その間も、保育士の皆さんが、とても優しく子どもたちと関わってくださいました。

 

少子化と言われる時代ではありますが、子どもたちの元気と笑顔、そして子育てを応援してくださる施設やそこで働く方々の優しい眼差しや温もりに溢れた、子育てへの希望を感じる「たまこどもフェス2024」でした。

“街なか探究 期末テスト”(多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校 探究学習発表@多摩センター)に参加してきました

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北風が冷たい12月8日金曜日の午後、多摩センターはパルテノン大通りで行われた 多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校  (以下多摩大聖)の”街なか期末テスト”に参加してきました。多摩大聖の高校1年生が1〜2学期を通して取り組んできた「探究授業」の成果を街なかでプレゼンし、それを聞いた市民が採点(投票式に評価)するというイベントで、新しい教育の可能性を見せていただいた気がします。

 

 

 

「探究授業」の基本となる考えは、正しい答えを用意された課題をただ解くという一方通行の授業ではなく、生徒自らが主体となり課題・問題を見つけ、多角的探究を通して、自分なりの答え(結論・解決策)を導き出していくというものです。2022年に文部科学省が新しい教育カリキュラムとしてその方針を打ち出し、多摩大聖では「探究授業」をいち早く取り入れてきたそうです。高校1年生になると、1学期に「探究」の基本となる考え方を座学で学び、「これが正しい唯一の正解である」という日本社会・教育の中で私たちの多くが埋め込まれてしまっている“思い込み”を外していくそうです。2学期にはその思い込みを外した柔軟な考え方や発想を身につけた状態で、実際に教室を出て、社会の中で具体的に、実践的に”探究”(フィールドワーク)がどういうことかを学んでいく。今回の公開期末テストはその授業の集大成であり、教員も生徒たちも緊張と自信・達成感が入り混じった複雑な面持ちでこの日を迎えているという印象を受けました。

 

 

 

 

1グループ6~7人の生徒を無作為に班分けし、1~22班それぞれが、自分たちのテーマ(多摩市における課題)を探究し、それを8枚のスライドにまとめてプレゼンテーションする。その過程全てが成績として評価されます。成績の8割は、校内での授業や探究の過程・生徒の様子を教員がすでに評価済みとのこと、この公開プレゼンの投票結果が残り2割として加算されるそうです。

受付でもらった投票用紙。22班のプレゼンを聞いて自分が良いと思った上位3班までを記入し投票箱に入れます。

各班のプレゼンを聞いて回ります。「理想の公園を作るには?」「多摩センターを魅力的な街にするには?」「多摩市を子育て世代が住みやすい街にするには?」等、それぞれの班が選んだテーマについて5〜10分ほどのプレゼン。テーマ選びの時点で他の班と被っていないテーマを選ぶという、鋭い着眼点を持つ班、プレゼン資料に工夫のある班、プレゼン能力が高い班、参加者と積極的に対話しようとするコミュニケーション能力が高い班、それぞれの班に良さがあり、採点に悩みます。

 

マインドマップを使ったスライドが目を引きました。既成のフォーマットにとらわれないアイディアのまとめ方に自由さを感じます。

 

 

 

 

しかし、最終的には、私たち人間という生き物は、内容・情報の量や質という見える結果だけでなく、その人となり全体を見て評価していると実感するのです。伝えたい思いがあるか、それを伝えようとする熱意があるか・・・やはり私たちはロボットやAIではなく生物であり、表情や身振り・発する言葉の選択・その発し方などはもちろん、それがなくとも一生懸命さ・直向きさがあるか? そういったものを多角的多層的に察知・判断しながら生きているのではないでしょうか? 「探究授業」は、人間がこの社会をどう探究し、どう表現するか、そしてどう生きていくか、その本質的学びになりうる可能性を感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校 入試広報部 探究基幹教員 出岡 由宇(いずおか ゆう)先生 にお話を伺いました。

「数年前にこの探究授業を始めるにあたって、一番の課題は生徒たちにあるのではなく、私たち教員、大人の方にあると気づきました。私たち大人が持ち続けてきた”思い込み”を捨てるために、多摩大聖では教員が自分たちの趣味を真面目に講義するという取り組みから始めました。真面目にふざける、ふざけながらも必死に生きる、それを私たち教員自らがやらねばと思ったんです。それを見ている生徒たちも”思い込み”を外し、自分の好きや閃きを探究できるようになるんじゃないかと思っています。生きていく中での”正解”は教えてあげられないけど、正しく失敗できる道筋を作ってあげる、間違えた時にまた自ら起き上がることができるサポートをする、それが私たち教育者の務めなんじゃないかと」

「僕は学生の頃、学校は好きだったけど、教員は嫌いだったんです。勉強もあまり好きじゃない不真面目な生徒でした。教員になったのはその学校に対する価値尺度の乖離を埋めたかったんです。」自らが、好きになれる教員であろうと模索し続けるその姿こそ探究のお手本であり、このような先生の元で学べる子どもたちを羨ましく思いました。こういう教育の場を、私学だけでなく、あるいは学校という場にとどまらず、社会全体で育み、子どもたちが持つ可能性を無限に伸ばしていければと思いました。

若者のエネルギーとそれを支える先生方の熱意に日本教育の未来を感じながら、冷えた手と熱いハートを擦り合わせながら会場を後にしました。

 

多摩モノまつりin立川での出会い 〜 FARM BAKERY(ファームベーカリー)〜

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先日、多摩センター駅からモノレールに乗って、立川市で開催の「多摩モノまつり」に行ってきました。今回はそこでの素敵な出会いをご紹介したいと思います。

窓から見える景色に子どもは釘付け。多摩モノレールは走行路(軌道けた)が高架になっており、目線が高く、街中をふわふわ飛んでいるような感覚になります。

多摩都市モノレール線は、立川市にある多摩都市モノレール株式会社が運営する路線であり、東京都東大和市の上北台駅から多摩市の多摩センター駅間を走っています。

多摩都市モノレール本社がある立川市、高松駅に到着しました。

 

 

普段見られないような運転台や、モノレール車庫入れの様子など、子どもたちは大喜び。

 

 

 

フードエリアの一角では後援自治体(八王子市、立川市、日野市、東大和市、多摩市) のテントが並んでおり、我らが多摩市のブースを発見。

 

多摩市がホストタウンを務めるアイスランドをフィーチャーしたブースになっていました。

 

 

アイスランドに馴染みの深い焼き菓子が並んでいます。

 

その他、美味しそうなパンもずらり。あんぱん、メロンパン、ハムチーズパン、ウィンナーパン、カレーパン・・・迷いに迷って、メロンパンとポテトフォカッチャを購入。

焼き菓子やパンはすべて、多摩市内で活動する「Farm Bakery(ファームベーカリー)」作。以前取材したシェアキッチン (カドキッチン)を月に2〜3回利用して活動しているパン屋さんです。

私たちが到着したお昼過ぎには、すでに完売している商品もある人気ぶり。出足が遅かったようです。

 

『Farm Bakery』として活動する 田代 京子(たしろ きょうこ)さんと畔上 夏海(あぜがみなつみ)さんお二人にお話を伺いました。

写真:田代 京子さん(左)、畔上 夏海さん(右)

田代さんにパン屋を始めたきっかけを伺うと、「50歳過ぎて、30年以上勤めた仕事場を離れたんです。体調を崩して精神的にも参っていました。退職後第二の人生を模索し、兼ねてから興味があった食、特にパン作りに焦点が合い、思い切って社会人向けの専門学校(リライブフードアカデミー)に1年間通うことに。最初の半年は初心者向けの製パン技術習得コースを、後半の半年でもっと専門的なプロ向けのコースを受講しました。週1回朝から夜までパン作りに没頭し、パンを捏ねていると無心になれることに気づいて、それまでクヨクヨ悩んでいたことが晴れていくようでした」同時期に同じコースを受講していた仲間の1人が畔上さんだったとのこと。

「母がお菓子作りが好きで、私は食べる専門でした」と畔上さん。「小さい頃にパン屋さんに行った温かくて幸せな記憶も残っていて、その記憶に引かれるようにベーカリーカフェでアルバイト。製パンも勉強したいと思うようになり学校へ通い始めました。同じコースで学ぶ中、田代さんは自分のやりたいことを実際に行動に起こして前に進んでいく姿がとても眩しかったです。そんな田代さんと、自分も何か一緒にやりたいと思ったのは必然の流れでした」

学校のコースが半年終わった頃、田代さんは食品衛生責任者の資格をとり、シェアキッチンを利用してパンの受注販売を始めます。クラスメイトとして共に学び、偶然家も近かった畔上さんもその活動に加わり『Farm Bakery』を結成。「田代の田、畔上の畔、どちらもFarm=農に関係することから、『Farm Bakery』という名前にしました」田代さんは笑う。


「前職のつながりで、知り合いにこんなことやりたいと話して回ったら、みんな面白がってくれて、パンの注文が少しづつ増えていきました。今では二人で朝7時から15時の間に分担して11種類のパン約250個ほどを焼き上げ、それを車で配達して回るというスタイルでやらせてもらっています」と田代さん。「パンを受け取ってくださる方々の笑顔が何よりの喜びです」と笑う畔上さん。

(写真:本人提供)

Farm  Bakeryの今後について伺うと、「実は『Farm Bakery』は年内で解消し、来年からはそれぞれの道に進むことが決まっているんです」と田代さん。田代さんも畔上さんもそれぞれ開業を目指して準備を進めているとのこと。
「長年福祉の仕事をしてきたこともあり、地域の皆さん、特に子育て世代が、安心して集える場所を作りたいんです。パンはあくまでツールの一つであり、カフェとして開放したり、味噌仕込みや梅ジュース作りなど、四季折々の手仕事や知恵を次世代に伝える場であれたらと思っています。ここだと思えるいい物件も見つかり、今は新しいお店作りのことで期待に胸が膨らんでいます」と目を輝かせる田代さん。

畔上さんも「田代さんの勇気に引っ張られるように一緒に活動させてもらっていましたが、今はその勇気に背中を押され、私も自分でお店を持つという夢にチャレンジしてみようと思うようになりました。まだ少し先になりますが自分のペースで進んでいければと思っています」

お二人によるとパンは非常に繊細な生き物で、外的要因(室温や湿度など)によって左右され、適切に加水したり、パンの様子に常に気を配る必要があるんだとか。それ以外にも、作り手の気持ちも出来上がりにしっかり反映されるそう。「とあるパン屋に1人の子どもがパンを買いにきました。その子は店の常連で、店主が並べたパンをいつものように眺めると『おじさん今日のパンは笑ってないね』と一言。」

「この話は私たちがパン作りを学んだ学校の先生から、作り手としての心構えやお客様に対する心遣いを教えてもらう中で聞いたエピソードのひとつです。その先生との出会いも含めて、私たちはいろんなものや人との繋がり、全てがあってこその存在であり、そこに感謝できているか、ちゃんと心が通っているかどうか、パンを捏ねる時の”思い”は発酵具合や焼き上がりにそのまま影響します。見た時、触れた時、食べた時、それは確実に相手に伝わるんです。だからこそ、自分たちが元気に楽しく笑顔で精一杯生きること、それができることに日々感謝すること、それが何よりも大切なんですよね」と田代さん。

今後のそれぞれの活躍を期待すると共に、私たちもお二人が作る”ニコニコ笑顔の幸せパン”にいつかどこかで出会い、その有り難みに気づけるだけの心を持ち合わせていますようにーー。

Farm Bakery (ファームベーカリー)

※ 2023年12月21日で2人の活動は終了し、2024年2月より田代さんひとりでのカドキッチン多摩で販売。詳細はインスタでお知らせしています。

 

カドキッチン多摩

◆ Instagram:https://www.instagram.com/kado.kitchen

◆ 公式HP: https://www.kadokitchen.com/

【住所】東京都多摩市百草1146−1稲荷塚コーポラス 106号室

【アクセス】京王バス(聖蹟桜ヶ丘駅9番から乗車)落川バス停下車徒歩5分 (多摩センター駅5番から乗車)愛宕東バス停下車徒歩6分

   ※ 駐車場2台分あります

多摩ランタンフェスティバル2023に行ってきました

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多摩豊ヶ丘・貝取エリアで開催された多摩ランタンフェスティバル2023へ行ってきました。

フェスティバル(お祭り)の醍醐味は、私たちが当たり前に暮らしている日常空間で非日常を演出すること。日々暮らす場所を華やかに装い、住まう人々の心を高揚させ、特別な時間や空間・次元を演出し、そこに集う皆でその時間と空気を満喫する。「綺麗」「楽しい」「すごい」そんな気持ちが「この場所に繋がれてよかった」と、目の前の景色や人、そして日々を大切に感じ、退屈し焦燥していた心に灯りが灯る。ランタンフェスは、それを目にみえる実際の”灯り”を用いて試みています。

 

イベントの開催は10月2日(月)から10月8日(日)まで。会期中、メイン会場となるJ Smile 多摩八角堂と豊ヶ丘商店街〜貝取商店街の遊歩道を色とりどりの”灯り”で繋ぎます。最終の2日間10月7日(土)・8日(日)は、15時からフードトラック、ライブパフォーマンスステージ、ワークショップブース等が立ち並び、賑わいは最高潮に。5回目の開催となる今年は「ニュータウンの夜長」をテーマに、ランタンが映える時間を長く楽しめるようイベントの終了時間は昨年の18時から20時に延長されたとのこと。

 

今回は最終日の10/8(日)に、子ども2人を連れて行ってきました。色とりどりのベトナムランタンが八角堂を彩っています。その数なんと200個。

 

 

ガチャガチャの空カプセルを利用した「たまのニューランタン」も美しく並び、風に揺らいでいます。

ニューランタンには短冊がついており、参加者皆の「プチハッピー」が書かれているんだとか。一つ一つ読んで歩くと幸せな気持ちになります。

一旦八角堂を離れて、豊ヶ丘商店街の方へ遊歩道を歩きます。車もなく、子どもを連れて歩くには安心な環境です。慣れた道ということもあり、普段のお散歩感覚で子どもたちはずんずん先に進んでいきます。途中「不思議な”部屋”を発見した!」とその歩みが止まり、ようやく追いつきました。白い暖簾で藤棚を覆い、ライトで演出。外から見るとちょっとしたディスコのような空間です。

中にはいるとライトとオーナメントがきらめいています。

プラネタリウムのような雰囲気もあり、光の煌めきをしばし堪能。子どもたちは光や色の変化を興味深そうに観察しています。

豊ヶ丘商店街エリアに到着。フードや雑貨、ゲーム、様々なブースが並びます。テントの下で座って飲食も楽しめるエリアです。

お腹が空いて食事タイム。

 

稲城市の古民家カフェ『いな暮らし』さんの手作り無添加お弁当 。低農薬・無農薬の野菜のおかずや車麩カツなど、優しい味にほっとします。

その他サポートれんげさんのいなり寿司に、たま整骨院さんの焼きとうもろこし。

「今日はお天気悪くて全然売れないんです!」「仕入れすぎちゃって…まだこんなにあるんです」と大量のとうもろこしを見せてくれ、「買ってくださーい!」「お願いしまーす!」と元気に道ゆく人に声をかけ、その姿にたくさんの方が足をとめ、温かな笑顔と眼差し、そして小銭を出して彼女たちに渡します。

甘くて香ばしい焼きとうもろこしを頬張った後は、気ままに歩いて回ります。

割れた陶器やシーグラスをセンスよく繋いだ「金継ぎアクセサリー」のお店で足が止まります。「多摩市内で蔓や麻ひも使った作品作りや金継ぎワークショップを開催している作家さんのブースでした(次回の金継ぎWSは12月9日14時〜場所は落合商店街のスタジオメガネにて)。今回は作家仲間3人での出店とのこと。

(左から) 灯香キャンドルさん、テノマノさん、haretona さん。

楽しい軽快な音楽が聞こえてきました。

 

観る方も、演る方も、それぞれ好きなおやつやビールを片手に集っています。観客席で観ていた女の子からもらったグミを頬張りながら演奏するパフォーマー。ゆるゆると楽しむ雰囲気が心地よい。しばし音楽に酔いしれた後は、さらに歩いてイベント会場の端、貝取商店街まで。

この日は時々雨もぱらつき、傘をさしたりひさしの下で休んだり、雨を凌ぎながらのお祭り。「雨だから帰ろう」とならない、むしろ雨だけど楽しい、これもお祭りならではの高揚感だと思います。

 

 

お腹もいっぱい、歩きくたびれヘトヘト、いよいよ陽もくれてきたので元来た道を引き返します。行きとは違う、灯りの灯った、多摩の風景に、人の表情の変化に触れた時と同じような、ときめきと温もり、そして親密さを感じます。

 

 

 

 

 

 

非日常の高揚感を携え、また日常へと帰ります。

帰りの車でトゥクトゥクとすれ違い、ここが多摩なのか遠い異国なのか、いよいよ曖昧に…