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『無印良品✖️中央図書館 SDGsってなに?』使わなくなった靴下でうさぎを作りました🐰

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2月22日(土)多摩市立中央図書館で開催された『無印良品✖️中央図書館 SDGsってなに?~使わなくなった靴下でうさぎを作ろう!〜」に参加してきました。30名近い親子が中央図書館2階のサテライトカウンターに集まり、みんなで楽しくSDGs(エスディージーズ)について学びました。

 

まずはスライドを使って簡単にSDGsについてお勉強。

SDGsってなに? 自然と多様な生き物が『ともに生きていく』ことをめざして、世界がかかえるさまざまな問題をみんなで協力して解決しようという目標をSDGs (Sustainable Development Goals =持続可能な開発目標)といいます。2015年に国連で採択され、国際社会は一致団結して2030年を目指してこの目標を達成しよう、と合意しました。

初めて聞くSDGsという言葉に首を傾げる小さいお子さんも少なくありませんでしたが、「学校で勉強したよ!」という小学生もちらほら。

「SDGsの目標はいくつあるでしょう? ①6個 ②12個 ③17個」というクイズでは、みんな一生懸命考えて手を挙げていました。選択肢にない「100個!」「1000個!」という回答に笑いが起こる場面も。正解は③の17個。テレビニュースや街で見かけたことがあるマークに「見たことあるー」という声。

SDGsの目標を実現するためにできることはなんだろう?の問いかけがあり、身近な方法として3R(スリーアール)を教えてもらいました。

3R スリーアール・Reduce(リデュース) ゴミを減らそう・Reuse(リユース) くり返し使おう ・Recycle(リサイクル) 資源として活かそう 。

SDGsの基本を学んだ後は、中央図書館スタッフおすすめの絵本を読み聞かせ。

おばあちゃんとの結婚式のために作られた一着のコートは、ぼろぼろになってもそのたびに仕立て直されます。上着になり、ベストになり・・・と少しずつ姿を変えながら、おじいちゃんに寄り添ってその長い人生を歩んでゆきます。愛着をもってモノを扱うことの大切さを教えてくれる物語、みんな静かに聞き入っていました。

 

今回のイベントは、無印良品ココリア多摩センターとのコラボ企画ということで、絵本の後は無印良品((株)良品計画)でのSDGs に関連した取り組みを教えていただきました。

 

はじめに無印良品の「ものづくりの基本となる考え方」を教えていただきました。無印良品では、ブランド創生以来変わらず、環境・社会に配慮した3つの視点、①素材の選択、②工程の点検、③包装の簡略化、を守りながら商品をつくり続けているとのこと。地球環境や生産者に配慮した素材を選び、すべての工程において無駄を省き、本当に必要なものを本当に必要なかたちでお客様に提供することを目指しているそうです。着心地の良い衣服や使い勝手の良い生活雑貨、シンプルで無駄なく包装された食品など、筆者も愛用している商品も多く、次お買い物に行った際はそういう観点で店内を見てみようと思います。※詳しくは株式会社良品計画「ものづくりの基本となる考え方」をご覧ください。

その他、不要になった服をお客様から回収しリサイクルするプロジェクト「ReMUJI」や、衣料品・プラスチック用品・ペットボトル・羽毛ふとん等を店舗で回収するリユース・リサイクル活動「MUJI CYCLE」といった取り組みをしており、無印良品ココリア多摩センターは、MUJI CYCLE 回収対象店舗になっているそうです。

無印良品さんのお話のあとはもう1冊絵本の読み聞かせ。今度は「ぬいぐるみのミュー」というおはなし。ボロボロになるまで可愛がられるぬいぐるみとその持ち主の女の子が心を通わせるお話に胸が温まりました。

心温まるぬいぐるみお話を聞いた後は、お待ちかねの、うさぎの人形を作る時間です。片方無くしてしまった靴下や、サイズが合わず要らなくなった靴下等を使って作ります。

とっても可愛い見本のうさぎさんを見せてもらい、興奮気味に「何色のうさぎにしようかな?」「大きいうさぎにしようかな、小さい方がいいかな?」と、自分のイメージに合う靴下を選ぶ子どもたち。自宅から靴下を持ってきた子もいれば、持参していない子どもたちは無印良品さんが提供くださったカラフルな靴下の中から選ばせてもらいました。

お好みの靴下を選んだら、靴下のくるぶしの辺りまで綿を詰めます。量によってお人形の雰囲気が変わるそうで、綿の詰め方も試行錯誤。

無印良品のスタッフさんが優しくサポートしてくださいました。「ふわふわしてて気持ちいいね。」

綿を詰め終わったら、輪ゴムで二箇所止めます。耳部分と頭と身体ができました🐇

耳部分はハサミで縦に切り込みをいれ、葉っぱのような形になるよう耳の形を整えます。

あとは、首にリボンを巻き、目と口を描いて、いのちを吹き込みます。カラダ部分にはビーズシールを貼ったりして素敵な装いに。

 

 

 

出来上がったうさぎさんに「緑色だから名前は”くさもち”ね!」と話す小学生。「見て見て!上手にできたよ!」とみんなに見せてくれる男の子。それぞれ思い思いの、個性的で素敵な、世界にたった一つだけの大切な”うさぎさん”が出来上がりました。


多摩市立中央図書館

〒206-0033 東京都多摩市落合2丁目35
TEL: 042-373-7955
FAX: 042-375-9459

・京王線・小田急線・多摩都市モノレール
「多摩センター駅」下車 徒歩7分

・多摩市ミニバス東西線左循環(総合福祉センター行)
「中央図書館」バス停下車 徒歩1分
(「多摩センター駅バス停(12番のりば)から「中央図書館」バス停までの乗車時間は3分)

開館時間: 9:30~20:00
休館日:第一、第三木曜日(祝日の場合は開館)・年末年始・特別整理期間

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無印良品ココリア多摩センター

〒206-0033
東京都多摩市落合1-46-1 ココリア多摩センター 2階

・京王線・小田急線・多摩都市モノレール
「多摩センター駅」下車 徒歩5分

 

パルテノン多摩ミュージアム「多摩市百草 恋路稲荷神社の秘密」に行ってきました。

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多摩センター駅から徒歩5分の場所に位置するパルテノン多摩2階のパルテノン多摩ミュージアムにて開催している「多摩市百草 恋路稲荷神社の秘密」を見てきました。2024年11月13日(水)にスタートして、6月8日(日)まで公開とのこと(入場無料)。

 

元々多摩市百草にあった稲荷塚古墳の上に鎮座してきた恋路稲荷神社ですが、令和4(2022)年、神社の維持管理と古墳の保存活用のため、隣接地に縮小移転されました。その際、江戸時代中期から後期に神社の近くにあったと言い伝えられてきた黄檗(おうばく)宗の寺院「資福(しふく)院」に関する木札などを社殿で発見。仏像の正面につり下げられる鰐(わに)口や、祠(ほこら)なども見つかり、社殿に伝来した多くの資料は多摩市教育委員会に寄贈されました。今回の展示では、恋路稲荷神社伝来資料や稲荷塚古墳周溝からの出土物の一部を紹介し、現時点までに明らかになっている恋路稲荷神社の秘密に迫っています。

入口のモニターでは、古墳上に鎮座していた恋路稲荷神社の様子をコンピューターシミュレーションで見ることができました。中に進むと、恋路稲荷神社に伝来したさまざまな資料が展示されていました。

神社が鎮座していた稲荷塚古墳の周溝部から出土した土器片の一部や、古墳周囲にあった井戸から出土した陶磁器を前に、神社が辿ってきた歴史に思いを馳せます。

社殿内に祀られていた祠や木札も展示されていました。

 

 

祠と共に展示されていた猿や狐、大黒天や恵比寿像の置物の素朴さが愛らしく、地域住民を長らく静かに見守ってきた神社の在り方と重なるようでした。

こちらは、神社の屋根に装飾されていた狐の板だそう、祠と同じ落ち着いた紅色が美しかったです。

 

 

神社に奉納されたという幟や紅白の布などもありました。

実寸大の印刷模写が壁に掲示されており、実際の幟は折りたたんでケース内に展示してありました。

狐2匹が向かい合った向かい狐と呼ばれる伝統的なモチーフの小絵馬も歴史を感じます。

 

こちらは、恋路稲荷神社の社殿内に紐とともに保管されていた鰐口(神社や寺院の軒先で紐を使って参拝者が打ち鳴らすもの)。

今回の展示では、神社の秘密にとどまらず、神社があった土地「百草村飛地」がたどった歴史やくらしも垣間見ることができました。神社には、共有膳椀(祝い事や法事で皆が飲食する際に用いる共有の腕膳)も保管されていたようで、恋路稲荷神社で執り行われたであろう宴の様子が目に浮かびました。

また、元々神社があった付近には、「黄檗宗」の「資福院」というお寺があったとのこと。神社に保管されていた伝来資料により、黄檗寺院「資福院」が修験「満蔵院」とかかわりがあったことも明らかになっています。恋路稲荷神社を入口に、知られざる世界に触れることができました。

 

 

 

こちらの企画展は2024年11月13(水)から2025年6月8日(日)まで多摩市落合のパルテノン多摩ミュージアムで無料公開しています。会期中には学芸員による展示解説や特別講師を迎えての講演会も開催しています。詳細と開催日時については「多摩市百草 恋路稲荷神社の秘密」をご覧ください。

 

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後日、現在の恋路稲荷神社の様子を旧百草村(現・日野市)まで実際に見に行ってまいりました。

元々神社があった場所はこちら、稲城塚古墳の上です。

 

“古墳とは、土を盛り上げて作られた墳丘をもつ有力者の墓で、3世紀の末頃から8世紀の初め頃にかけての約100年間に、全国で15万基ほどつくられたと言われています。この稲荷塚古墳は、7世紀の前半頃につくられたものとみられ、古墳の形は全国的にも珍しい八角形と考えられます。全長38m、高さ約4m(元の高さ)、周溝幅約2m。~中略~  稲荷塚古墳の石室は、木造の覆屋で露出公開してまいりましたが、非常にもろい石材でつくられており、傷みが激しくなってきたことから、薬品などによる保存修理を行い、埋め戻して保護することになりました。”    東京都指定史跡 稲荷塚古墳  説明板より

小さな階段を登ると古墳があったとされる場所に立つことができます。石室が埋まっている位置はブロック舗装で示してあり、ちょうど真ん中あたりに恋路稲荷神社が鎮座していたとのことです。

現在、神社は古墳跡から少し離れた場所に移転されています。朱色の小さな鳥居が見えます。

 

 

 

古から現代へと、稲荷塚古墳と恋路稲荷神社が辿ってきた変遷と、そこに祀られる目に見えない存在とそれを抱くこの土地に手を合わせ、明るい未来を願うのでした。

 

 

【パルテノン多摩ミュージアム】

多摩市複合文化施設 パルテノン多摩 2階
(パルテノン多摩共同事業体)
住所:〒206-0033 東京都多摩市落合2-35
電話::042-375-1414(代表)
HP: https://www.parthenon.or.jp/museum

**京王相模原線、小田急多摩線、 多摩モノレール「多摩センター駅」より徒歩5分
アクセス詳細は>> https://www.parthenon.or.jp/access/

 

【恋路稲荷神社(稲荷塚古墳跡)】

住所:〒206-0004 東京都多摩市百草1140

 

ハローキティ50周年記念イベントin多摩センター 謎解きゲームに挑戦。

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多摩市では、平成14年からハローキティや(株)サンリオと協力し、「ハローキティにあえる街 多摩センター」として、サンリオピューロランドが立地する多摩センターを中心にさまざまな取り組みをしてきました。

2024年11月1日に50周年を迎えたハローキティのお誕生日をお祝いする催しが開催されました。その催しの一つ『多摩市謎解き街歩きゲーム TAMA NAKAYOKU WALKING』に子どもたちと一緒に挑戦しました。

<イベント趣旨>
ある日、キティとミミィが多摩センターを散歩していました。二人にとって多摩センターは特別な街。今日はどこに行こうか?二人で話しながら歩いていると、
一枚のお手紙がひらひらと飛んできました。”地図・・・?”中には、地図と、なにやらなぞなぞのようなものが描かれていました。なになに?ここに行ってってこと・・・?行ってみよう!!

多摩市謎解き街歩きゲーム 参加方法: 地図にある多摩センターの各スポット(3ヶ所)を巡り、なぞなぞ問題が書いてあるポスターを探します。全部の回答マスを埋めると合言葉となるキーワードを知ることができ、ゴールでその合言葉を言うと、ノベルティ缶バッジがもらえます。

 

 

最初にマップ&解答用紙を入手するために、多摩市立中央図書館へ。中央図書館は、2023年7月1日に開館したばかりの多摩市内で一番大きく新しい図書館です。

 

無事にマップを入手。作戦会議をするため、図書館内にあるカフェれすと モモに立ち寄りました。

おむすびセットとカレーライスで謎解き前の腹ごしらえをしながら「ゴールはこの図書館なんだね。」「最初はどこへ行く?」と地図を見ながら、3つのスポットをどう歩いて回ろうか、悩みます。

 

作戦会議を終え外に出ると、11月中旬とは思えないほどの温かさ。上着を脱ぎ、軽装でいざ謎解きの旅へ。

スタートした途端、中央公園の池の魚や亀に夢中でなかなか動きません。やっと歩き始めたと思ったら、「見て!キティちゃん、可愛いー」と再度足が止まります。足元を見ると「ロードバイクハローキティデザイン」のマンホール蓋。

数歩歩いては立ち止まり、階段があればじゃんけんして「グリコ」が始まります。この調子だと、ゴールまで長い道のりになりそうな予感・・・(^^;)

 

 

なんとか最初の目的地パルテノン多摩にある「クリキャン企画室(クリエイティブキャンパス企画室)」に無事到着。「ポスターどこかなあ?」「クリキャンって何?」と首を傾げる子どもたち。

 

クリエイティブキャンパス企画室 =通称 “クリキャン企画室 “の役割

① プレイスメイキングの企画調整

② そのプレイスメイキングに取り組む市民・団体の支援

③ 多摩センターエリアの情報収集・発信

※プレイスメイキングとは、空間の居心地が良くなり、楽しいコンテンツが生まれ育ち、賑わいが生まれ魅力が増し、そしてまちの価値が上がっていくことを言います。

企画室内には、シティサロンスペース、受付カウンター、打ち合わせスペースがあります。

なぞなぞが描かれたポスター見つけて、問題を解き、クリキャン企画室を後にします。

 

 

大階段を降りたところで、ハローキティ50周年記念の大きなモニュメントを発見し記念撮影📷。そのままパルテノン大通りを歩き、多摩センター駅へ。

子ども達も普段よく利用する京王多摩センター駅ですが、改札口前の天井照明をまじまじと見上げ、お互いのお気に入りキャラクターを当てっこしていました。

 

 

多摩センター駅を東口方面に進み、静かな通りに出ると「こっちであってる?」と少し不安になる子どもたち。地図とヒントを手がかりに歩みを進めます。子どもたちの足だとなかなかの距離ですが頑張って歩きます。

 

しばらく行くと地図が示す場所にようやく到着!「何これー!?」と初めて訪れた不思議な場所に興味津々。

 

建物をぐるりと回って問題がかかれたポスターを発見。

問題を解いてそのまま次のスポットに行こうか迷いましたが、どうしても気になり立ち寄ることに。

 

 

 

 

東京都立埋蔵文化財調査センターに隣接する遺跡庭園「縄文の村」は縄文当時の多摩丘陵の景観を復元、庭園内に3棟の復元竪穴住居があり、週に数回(主に週末)、住居内で焚火を行っています。

静かな庭園で、太古に流れていたであろう時間や空気に思いを馳せます。

 

庭園を見るだけでは飽き足らず、展示ホールの中へ。

工夫を凝らした展示・体験コーナーを通して縄文文化に夢中で触れる子どもたち。

 

石でどんぐり等木の実をすりつぶすコーナーや、縄や竹・貝などを使って縄文土器の模様を粘土版に再現するコーナーは、自宅でも真似したい遊びでした。

子ども達のお気に入りは、火おこし体験と縄文土器パズル。パズルは樹脂製の土器片レプリカの中に、磁石が埋め込まれており、立体的に組み上げていくことができます。

難易度が簡単なものから難しいもの数パターンあり、砂時計を使って、時間内に出来上がるよう何度も挑戦していました。

 

その他、遺跡の模型や縄文ファッションコーナー。

独特の形や模様の縄文土器もたくさん展示してありました。

 

まだまだ遊んでいたかったですが、3つ目のスポットに向けて出発。手元の地図に書かれたヒントを手がかりに最終スポットを探し歩きます。

 

3つ目のスポットは、多摩センター駅から更に離れ、京王線・小田急線の線路と乞田川の間にあるL字型の小さな公園「長久保公園」にありました。

最後の問題はなかなかの難問でしばらく悩んでなんとか解けました。

公園で遊んだあとは、川沿いのベンチに座ってしばし休憩。

川沿いの桜の樹々の葉は桜紅葉(さくらもみじ)色にほんのり色づいていました。春に咲く淡いピンクの花とは違う桜の姿をしばし楽しみました。

「今日はたくさん歩いたね」「春になったらお弁当とおやつ持って来ようね」と話す子どもたち。「そろそろ帰ろうか・・・」だんだん陽が落ちてきたので、ゴールの中央図書館に向かって歩き始めます。ゴールまであと少し。

帰り道には、スタート時に見つけたデザインとは違うマンホール蓋も発見しました。こちらは「雨上がりハローキティデザイン」。(もう一つの「お天気雨ハローキティデザイン」マンホール蓋は見つけられず、また別の機会に探したいと思います。読者の皆さんも是非探してみてくださいね。詳しくはこちらから。)

 

なかなか歩きごたえがあった今回の謎解きおさんぽコース。ようやく中央図書館に戻ってきました。

 

 

図書館のカウンターで合言葉を言い、ノベルティ缶バッジを手にすることができました。

「キティちゃんお誕生日おめでとう。楽しい時間をありがとう。」子ども達の小さな冒険が終わります。このまちの新たな顔と魅力を発見できました。

すっかり陽も落ちた頃、心地よい疲労感と共に、多摩センター駅を後にしました。行きは京王線だったので、帰りは小田急線に揺られて・・・。

 

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クリエイティブキャンパス企画室

住所:多摩市落合2丁目35パルテノン多摩東棟5階

開館日:原則として月曜・木曜・土曜・日曜
9時~17時(年末年始は除く)

 

東京都立埋蔵文化調査センター・遺跡庭園「縄文の村」

Tokyo Metropolitan Archaeological Center

 住所:東京都多摩市落合1-14-2
開館時間:午前9時30分から午後5時00分まで
 11月〜2月は遺跡庭園「縄文の村」のみ午後4時30分まで
入場料: 無料

 

長久保公園 ※犬の同伴可

住所:東京都多摩市落合1丁目5−16

まちづかい社会実験 (多摩センター)に行ってきました!

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『まちづかい社会実験』が、9月22日(日)に多摩センターパルテノン大通りで開催されました。

朝から雨がパラつき延期が危ぶまれましたが、予定通り無事決行。時折傘を差しつつ参加して来ました!

多摩センター駅からパルテノン大通りに出ると「社会実験」を行っていました。今回は4つのグループが参加。それぞれに皆さんのやりたいこと(社会実験)を見てきました!


1)パパ友たちとやりたいこと〜屋台出店〜 

こちらは、仕事も業種もバラバラのパパ友6人とそのご家族で営む屋台。クラフトビール、ポップコーン、ぱちぱちソーダジュース、輪投げゲーム、ガラポンなど3つのテントを連ねた大家族で営む小さな商店街のような雰囲気でした。出店している皆さんの楽しそうな様子に、見ているこちらも明るい気持ちになりました。

以前も同じ企画でクラフトビールのお店を出店し、それをきっかけに最初は2人だったメンバーが、今回は6人になり、賑わいが増したとのこと。「後から入ったメンバーの中には、前回お客さんとして来てくれて意気投合し一緒にやることになったメンバーも。みんな普段はサラリーマンなんですけど、打ち合わせ兼ねた飲み会をしたり楽しく交流しながら準備を進めてきました。人間関係が希薄になりがちな現代だからこそ、仲間を持つことは自主防災対策にも繋がっていると思います。」とチームリーダー。6つの星が並ぶお揃いのオリジナルTシャツが皆さんとってもお似合いでした。

お子さんも、試食の提供や呼び込みなど、屋台スタッフの一員として頑張っていました。屋台のお手伝いをした感想を聞くと、みんな声を揃えて「楽しい!」と元気に答えてくれました。まさに幼い子ども達が「ごっこあそび」するように、やってみたいことを躊躇わずに楽しんでやってみるのが、この「社会実験」の醍醐味なのではないでしょうか。そのチャレンジ精神は見ている周囲にも伝わり、次なる誰かの可能性を広げるような気がします。

 

 

 

 

 

 

2) 明治大学政治経済学部 奥山雅之ゼミ(地域産業研究)の学生さんたちのやりたいこと〜「写真&昔遊び」ブース〜

こちらは、植栽ますにあるウッドデッキスペースを利用して、パネル写真展覧会と昔遊びを通して、市民の皆さんと繋がる企画。

メンバーが撮影した多摩の写真をパネルで紹介し、良いと思った写真に投票してもらう仕組み。さらに、市民の方々からおすすめスポットを付箋に書いて地図に貼り付けてもらいます。写真をきっかけに、市民との交流を図り、多摩市の地域産業を知っていくという試みです。メンバーの男子学生は、「僕らは普段は多摩市に住んでいませんが、こういう社会実験を通して地域のことを学んでいます。卒業したら住みたいと思うくらい多摩はいい場所ですね」と言っていました。

 

「どの写真が好き?」と小さなお子さんに目線を合わせて話す姿に、学生さんたちの優しさが垣間見え、微笑ましかったです。

また、昔遊びの王道「けん玉」を使ってコミュニケーションを図ります。けん玉に初めて触れる方、「やったことある」と技を披露してくれる方など、この小さなアイテムが見事に人と人とが繋がるきっかけになっていました。

 

 

3) 多摩市若者会議 がやりたいこと〜あおぞらボードゲームコーナー〜

テントの下で好きなボードゲームを楽しむというシンプルな企画。準備されたボードゲームを選んで自由に遊べます。人数が足りなければスタッフの方が混ざってくれるので、1人でふらっと参加しても楽しめるのも魅力。

主催メンバーが麻雀を楽しむ様子も。

 

 

こちらはメンバー1名と一般参加者2名の組み合わせでトランプゲームを楽しむテーブル。

静かながらもテーブル上の戦いに盛り上がる熱い企画でした。

 

4) 多摩大学付属聖ヶ丘高校の学生たちがやりたいこと〜あおぞらフェス〜

その場で参加者の呼び込みを行い、自分の好きな歌を聴衆の前でステージ上で歌ってもらうという企画。

参加者の皆さんは、とても気持ち良さそうに歌っていました。

歌詞をスマホ画面で確認しながら歌う方式で、小さなお子さんには高校生スタッフがちゃんとフォローしていました。

 

聴衆の皆さんもその日たまたま居合わせたり、通りかかった方々ばかり。その場限りの、一期一会のライブに心温まりました。

ステージ向かいの植栽ますには折りたたみマットやミニテーブルが置いてあり、まったりライブを楽しめる心遣いもありました。

 

 

このイベントは夕刻に終了しました。日暮れ後には、屋台を出店していたパパ友たちとそのご家族が店じまいをしていました。

「プロじゃないからこそ大変なこと、わからないこと色々ある中、それでもやってみたいことにチャレンジする」企画に参加していた皆さんの思いと行動力に、勇気と元気をもらい、新しい挑戦への背中を押されたような気がします。

“街なか探究 期末テスト”(多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校 探究学習発表@多摩センター)に参加してきました

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北風が冷たい12月8日金曜日の午後、多摩センターはパルテノン大通りで行われた 多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校  (以下多摩大聖)の”街なか期末テスト”に参加してきました。多摩大聖の高校1年生が1〜2学期を通して取り組んできた「探究授業」の成果を街なかでプレゼンし、それを聞いた市民が採点(投票式に評価)するというイベントで、新しい教育の可能性を見せていただいた気がします。

 

 

 

「探究授業」の基本となる考えは、正しい答えを用意された課題をただ解くという一方通行の授業ではなく、生徒自らが主体となり課題・問題を見つけ、多角的探究を通して、自分なりの答え(結論・解決策)を導き出していくというものです。2022年に文部科学省が新しい教育カリキュラムとしてその方針を打ち出し、多摩大聖では「探究授業」をいち早く取り入れてきたそうです。高校1年生になると、1学期に「探究」の基本となる考え方を座学で学び、「これが正しい唯一の正解である」という日本社会・教育の中で私たちの多くが埋め込まれてしまっている“思い込み”を外していくそうです。2学期にはその思い込みを外した柔軟な考え方や発想を身につけた状態で、実際に教室を出て、社会の中で具体的に、実践的に”探究”(フィールドワーク)がどういうことかを学んでいく。今回の公開期末テストはその授業の集大成であり、教員も生徒たちも緊張と自信・達成感が入り混じった複雑な面持ちでこの日を迎えているという印象を受けました。

 

 

 

 

1グループ6~7人の生徒を無作為に班分けし、1~22班それぞれが、自分たちのテーマ(多摩市における課題)を探究し、それを8枚のスライドにまとめてプレゼンテーションする。その過程全てが成績として評価されます。成績の8割は、校内での授業や探究の過程・生徒の様子を教員がすでに評価済みとのこと、この公開プレゼンの投票結果が残り2割として加算されるそうです。

受付でもらった投票用紙。22班のプレゼンを聞いて自分が良いと思った上位3班までを記入し投票箱に入れます。

各班のプレゼンを聞いて回ります。「理想の公園を作るには?」「多摩センターを魅力的な街にするには?」「多摩市を子育て世代が住みやすい街にするには?」等、それぞれの班が選んだテーマについて5〜10分ほどのプレゼン。テーマ選びの時点で他の班と被っていないテーマを選ぶという、鋭い着眼点を持つ班、プレゼン資料に工夫のある班、プレゼン能力が高い班、参加者と積極的に対話しようとするコミュニケーション能力が高い班、それぞれの班に良さがあり、採点に悩みます。

 

マインドマップを使ったスライドが目を引きました。既成のフォーマットにとらわれないアイディアのまとめ方に自由さを感じます。

 

 

 

 

しかし、最終的には、私たち人間という生き物は、内容・情報の量や質という見える結果だけでなく、その人となり全体を見て評価していると実感するのです。伝えたい思いがあるか、それを伝えようとする熱意があるか・・・やはり私たちはロボットやAIではなく生物であり、表情や身振り・発する言葉の選択・その発し方などはもちろん、それがなくとも一生懸命さ・直向きさがあるか? そういったものを多角的多層的に察知・判断しながら生きているのではないでしょうか? 「探究授業」は、人間がこの社会をどう探究し、どう表現するか、そしてどう生きていくか、その本質的学びになりうる可能性を感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校 入試広報部 探究基幹教員 出岡 由宇(いずおか ゆう)先生 にお話を伺いました。

「数年前にこの探究授業を始めるにあたって、一番の課題は生徒たちにあるのではなく、私たち教員、大人の方にあると気づきました。私たち大人が持ち続けてきた”思い込み”を捨てるために、多摩大聖では教員が自分たちの趣味を真面目に講義するという取り組みから始めました。真面目にふざける、ふざけながらも必死に生きる、それを私たち教員自らがやらねばと思ったんです。それを見ている生徒たちも”思い込み”を外し、自分の好きや閃きを探究できるようになるんじゃないかと思っています。生きていく中での”正解”は教えてあげられないけど、正しく失敗できる道筋を作ってあげる、間違えた時にまた自ら起き上がることができるサポートをする、それが私たち教育者の務めなんじゃないかと」

「僕は学生の頃、学校は好きだったけど、教員は嫌いだったんです。勉強もあまり好きじゃない不真面目な生徒でした。教員になったのはその学校に対する価値尺度の乖離を埋めたかったんです。」自らが、好きになれる教員であろうと模索し続けるその姿こそ探究のお手本であり、このような先生の元で学べる子どもたちを羨ましく思いました。こういう教育の場を、私学だけでなく、あるいは学校という場にとどまらず、社会全体で育み、子どもたちが持つ可能性を無限に伸ばしていければと思いました。

若者のエネルギーとそれを支える先生方の熱意に日本教育の未来を感じながら、冷えた手と熱いハートを擦り合わせながら会場を後にしました。

 

#多摩市広報部員 第2回イベント 「冬のフォトウォーク in 多摩センター」を開催しました

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#多摩市広報部員 の第2回目となるリアルイベント「冬のフォトウォーク in 多摩センター」を去る2018年12月15日に多摩センター駅周辺で開催いたしました。

多摩センターの地下空間に潜入!

今回のイベントでは同時開催として、普段は公開していない多摩センターの地下空間(多摩センター共同溝)に特別に潜入してきました!

まずは多摩センターの某所から階段を降りて、地下空間探検のスタートです!

多摩センター共同溝とは?

多摩センター共同溝とは昭和56年(1981年)に完成した水道、電気、電話、地域冷暖房などのインフラ設備の配管類が集まった地下トンネル施設です。

総延長は約2km。多摩センター駅南側の歩行者専用道路下を中心にこの地下トンネルが張り巡らされています。
このトンネルにインフラ設備が集積していることにより、多摩センター駅前は電柱などがなく、綺麗な景観が保たれています。

こちらの大きな青い配管は都市廃棄物処理管路と呼ばれ、ごみを集塵センターに集めるなど、ごみ収集の省力化を図るために導入されました。
しかし現在は使用されていないそうです。

こちらは排風機。スイッチを入れるとものすごい風量の風が巻き起こり、共同構内の空気を入れ替えます。

ひたすら長いトンネルの先に進むと、さらに下に降りる階段がありました。

この日は寒い日でしたが、トンネル内は意外と暖かかったです。

それにしても、かなりの広さです!

多摩センターの地下にはこのような空間があり、暮らしに重要なインフラ設備が集まっているんですね。

参加者のみなさんも、いつも歩いている多摩センターの歩道の下にこんな施設があるのかと興味津々に見学されてました。

多摩センターイルミネーションをフォトウォーク

イベント後半は多摩センター駅前で1月6日(日)まで開催していた「多摩センターイルミネーション」をフォトウォークしました。(現在は終了しています)

夕暮れ時のマジックアワーに撮るイルミネーションは夜に見る時とまた違った一面が見れます。

この日は講師の方からスマホで「玉ボケ」を撮影するテクニックを教えてもらい、キラキラしたイルミネーションを撮りながら散策しました。

インスタグラムにはイベントに参加された皆さんが撮影した、綺麗なイルミネーションの写真が投稿されています。

#多摩市広報部員 インスタグラム投稿一覧

#多摩市広報部員では、今後も多摩市にまつわる様々なイベントを開催する予定です。

(メンバー登録すると、次回のイベントの開催情報などをお届けします。ぜひご登録ください。)

#多摩市広報部員募集中!/丘のまち