<実施レポート>「『まちづかいの声』からはじまる、これからの多摩センター」 2023.1.15
多摩センター未来デザイン検討委員会(仮称)は、これまでに、まちでどのように過ごしたいか、まちをどのように使いたいか、そんな「まちづかい」を少しでもイメージできるように、実際の企画を実施してきました。
その成果発表とこれからに向けたキックオフイベントとして、「『まちづかいの声』からはじまる、これからの多摩センター」を1月15日(土)に開催しました。
令和4年度に集めたリアルな声を”まちづかいの声マップ”と”まちづかいの思いが行き交う多摩センターの風景”として紹介し、共感やこれからのまちに必要なもの、個性となるものなど、「まちづかいの声」を膨らませました。
それでは、当日の流れにそって、レポートします!!
第1部 成果発表(まちづかいの声の)&エキシビジョン企画(学生アイディアピッチ)
★多摩センターのリアルな「まちづかいの声」発表
令和4年7月のワークショップを皮切りにスタートした本企画主催者の活動。
これからの多摩センターの「まちづかい」=‘まちのつかい方、すごし方’を集めてきました。活動記録とともに、「まちづかいの声」を発表しました。
当日のPVは下記よりご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=jGmyG4KVDEk
★エキシビジョン企画(学生アイディアピッチ)
2022年12月9日にパルテノン大通りで行われた、多摩大学附属聖ヶ丘高等学校の「地域探究学習定期テスト in多摩センター」で評価が高かった班を含めた高校生3組と、大学生によるプレゼンテーションを行いました。
大きなホールで、多摩市の阿部市長や多くの大人に囲まれる中、みなさん、立派に発表してくださいました!
多摩市のまちのいい点や課題を起点に、よりよいまちにするためにどんなことが出来るのか、、、
どのアイディアも、これまでにない新しい視点で、気づきが多い内容でした。
ポイ捨てなどのまちの課題に対し、ナッジ効果を活用し、笑顔のまちを目指すアイディア
子育て世代や子供が多い多摩市で、こどもによるこどものための選挙
★アイディアフォークダンス(ディスカッション)
多摩センターでまちづかいの声がどのようにリアルになっていくか、
実装に向けた課題解決、アイディアとソリューションのマッチングなどの可能性を探るディスカッションを行いました。
今後のタマセンターの活動の流れを体感いただきました。
アイディアを提案した学生とアイディアバディとして参加者の大人とともに、
共感出来たこと共有しながら、実装するならばどんなことが必要か、本気で話し合いました。
最後には、学生によりディスカッションの内容について発表してもらいました。
発表の中では、課題を解決するためには、まちで用意するのではなく、使う側で準備するなど、まさに「まちづかい」の視点で取り組む必要があるとの意見が上がりました。
第2部 まちのつかい方を考えよう!
午後は、実際にやってみたまちづかい社会実験の紹介、関連書籍・雑誌などを参考にまちづかいのヒントをちりばめた会場内で、これからのまちづかいの風景のイメージをご覧いただきました。
★オープンラボ
午前中発表した学生等と午前中提案内容をさらに深堀するオープンラボを開催しました。
たくさん、いろんなことを考えて、生み出した大事なアイデア。
大人からの質問に、自分の意見でしっかりと受け答えされていました。
ディスカッションの最後には、
ラボに参加してくださった企業者さんと実装に向け、今後も議論を進めていくこととなりました。
★クイズラリー
多摩センターのまちに興味を持ってもらうため、クイズラリーを開催しました。
小さなおこさんから大人まで、たくさんのご参加ありがとうございました!
みなさんからいただいたご意見
参加者のみなさんからいただいたご意見の一部を紹介します!
アイディアピッチに参加してくださった高校の先生の感想です。
・学校が子供を育てるは古いと感じていた
・学生たちが今回の取り組みを通し、成長していく姿を見て、先生や親だけではない大人も一緒に子供を育てていく大切さを実感した
アイディアピッチに参加してくださった学生さんの感想です。
・まちづくりは大人にならないと参加出来ないものだと思っていた。
・今回のように、まちづくりに参加する機会や、自分たちの声に耳を傾けて、それを実現できないか議論してもらえて、うれしい。
私たち大人が、学生たちに諦めの感情を抱かせてしまっていたことに、反省しつつ、
大人からこどもまで、まちを使う人の声に耳を傾け、使う人と共に、まちづかいを考えていく今回の取り組みの大切さを改めて、実感しました。
最後に
1月15日(日)本イベントにて、
これらの多摩センターに思いを馳せる中、
その日がくしくも、京王プラザホテル多摩の閉館日。
あいにくの天気にも関わらず、たくさんの人々が集まっていました。
京王プラザホテルを通して、人々の多摩センターへの思いを感じるとともに、大きなものを失った喪失感を抱きつつも、
新たに生まれた余白。あなたならどうデザインしますか。
(主催:多摩センターの未来デザイン検討委員会(仮称)、多摩市)
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