聖蹟桜ヶ丘の街がライブ会場に!せいせき音フェス2023に行ってきました!
今回は、2023年10月29日(日)に聖蹟桜ヶ丘エリアで開催された「せいせき音フェス2023」に行ってきました。
今年で6回目を迎えた「せいせき音フェス」は、ライブサーキット(街を舞台に、複数のライブハウスを巡りながら、たくさんのステージを楽しむ屋内フェス)型のイベント。
今年は、4つの野外会場と、7つの屋内会場を舞台に、総勢61組が出演しました。
聖蹟桜ヶ丘のまち全体に音楽が溢れる1日
VITAさくら広場では、ビックバンドや和太鼓&ブルースバンドが演奏。多くの人が立ち止まって、聴き入っていました。
九頭龍公園では、みんなで踊って、歌って、楽しむ音楽が流れていました。手拍子も一緒に!
公園では、綿あめや焼き芋などもあって、子どもたちが多く集まっていました。
ザ・スクエア聖蹟桜ヶ丘では、ストリートライブが楽しめました。
軽快なトークもストリートライブの醍醐味。
京王電鉄本社前では、ポップスやロックバンドが演奏。
多くの人だかりがありました。
パッションあふれる演奏に、自然と体が揺れました。
関・一つむぎ館では、3階のロビーを会場に、多くの人がゆったりと音楽に聞き入っていました。
この他、ぼんのてい、くさびや、ケトルドラム、いろは、フルノート、パルテⅡロマンの6店舗でもライブが行われました。
各会場には多くの人が詰めかけ、大盛り上がりでした。
せいせき音フェスのきっかけ
せいせき音フェス実行委員会の委員長を務める矢野さんは、聖蹟桜ヶ丘で「ぼんのてい」という飲食店をご夫婦で経営しています。
もともと二人とも音楽が好きで、お客さんからのリクエストがあればカウンターで旦那さまがギターを鳴らして歌うこともあったそうです。
発起人の一人であり、せいせき音フェス実行委員会委員長の矢野さん(右)と、当日設営を行っていた朝倉さん(左)
多くの人が訪れるこのイベントが始まったのは、お店に訪れたお客さんとの会話がきっかけでした。
「ある日、ギターを背負った女性2人がお店にやってきました。オリジナル曲でデュオを組み、初合わせの後に来てくれたのですが、その時たまたま店を訪れていた先輩ミュージシャンがその場で演奏を勧めたんです。二人は恥ずかしがりながらも堂々と演奏してくれて。それを聞いてお客さんみんなで『これはいい曲だ!』と盛り上がりました。その後、その2人から『ライブサーキット』の話を聞いたんです。『いろいろな人の演奏が聞けてとても楽しかった』と言っていました」
聖蹟桜ヶ丘でもそんなイベントがあれば。
そう思って、前から交流のあった聖蹟桜ヶ丘の飲食店に声をかけて、4店舗でイベントが始まりました。
顔見知りのミュージシャンに声をかけ、徐々に大きくなってきたイベント。
たまたままちに来た人にもイベントがあることを伝えたいと、VITA前さくら広場など、屋外の会場でも始めようとしていたところに新型コロナウイルス感染症が広まりました。
コロナ禍でも音楽を届けたい
「第3回と第4回はYouTubeで開催しました。多摩市若者会議のメンバーが設立した合同会社MichiLabにも協力してもらって、生配信にもチャレンジしました。第5回は規模を縮小してリアルで開催したら、どのお店もすぐにいっぱいになってしまって。聖蹟のまちの人が、楽しみに待っていてくれたのだと嬉しくなりました。」
今年はアーティストを公募し、会場もこれまでで最大の11会場。
応募が来るか不安だったそうですが、近隣市のみならず、東京23区や横浜を拠点に活動しているアーティストやプロからも応募があったそう。
「出演者が増えたので、初めての方も楽しめるように会場ごとにジャンルを揃えました。初めての試みですが、多くの人に音楽を楽しみながら聖蹟桜ヶ丘のまちをめぐってもらえたらうれしい」
最後に、小学生の時から聖蹟のまちで過ごしてきた矢野さんに、聖蹟桜ヶ丘のいいところを教えてもらいました。
「聖蹟のいいところは、共生できるまちであるところ。飲食店一つ見ても、聖蹟には個人店がとても多くて、それぞれのカラーやスタイル、雰囲気を持っている。いろいろな人がいるところが、いいところです」
聖蹟桜ヶ丘で生音と生歌に浸った1日でした。