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多摩市市制施行50周年「タイムカプセルセレモニー」が開催されました

多摩市市制施行50周年を記念して、今から40年前に埋められたタイプカプセルを発掘し、30年後に発掘する新たなタイムカプセルを埋蔵するイベント「タイムカプセルセレモニー」が11月3日に永山北公園で開催されました。

永山北公園の「タイムカプセルの杜」前には、当時のイベント参加者や児童館を利用している児童など、多くの方が集まりました。

阿部裕行 多摩市長は「40年前、私は当時は多摩市民ではありませんでしたが、親父によくバイクでこの多摩丘陵に連れて来てもらいました。今日、タイムカプセルを開封して、また新しいタイムカプセルを埋蔵します。それを発掘するのが30年後の2051年。皆さんとともに多摩市50周年を祝い、お一人お一人のドラマがあると思います。ドラマを大切にしながら未来につないでいきましょう」と挨拶しました。

40年前の式典で司会を務めた音楽家の髙山佳子さんは当時、児童合唱団「多摩ファミリーシンガーズ」を率いて歌を披露したそうです。

「私が多摩市に来た50年前はほとんど田んぼと森と山でした。実は今日の司会をしている当時児童合唱団のメンバーで通称「まりちゃん」と呼ばれていた三浦摩利 先生(聖ヶ丘中学校 教諭)も多摩市で生まれて、当時の式典で歌を披露していました。夢と希望はどんな高価なものよりも心のごちそうなんです。今日タイムカプセルを埋めるお友達は、この日をどうぞ覚えておいてください。コロナで大変な中ですが、皆さんの夢と希望が詰まったタイムカプセルを地球に預けて、30年後に開けるときにはコロナもなく、戦争もない平和な世界であることを祈っています」と挨拶しました。

タイムカプセルを開封!

いよいよタイムカプセルを40年ぶりに掘り起こします。重機を導入して、地中に埋められたタイムカプセルを取り出していきます。

土管のようなコンクリート製の円柱の中から大きな球体のタイムカプセルが出てきました!

こちらが掘り起こされたタイムカプセル。

表面には「多摩市市制10周年記念」と多摩市の市章が表記されています。

タイムカプセルを大きなブルーシートに移して、いよいよ開封の瞬間。

みなさん固唾を呑んでその瞬間を待ちます!

パカッと蓋が開くと、中から40年前に収められた記念品が綺麗な姿でお目見え。

その瞬間、参加した方からは「おーっ!!」という歓声と拍手が沸き起こりました。

記念品は、まるで昨日埋めたかのように保存状態がかなり良くて、まさに時を超えた「タイムカプセル」ですね!!

一ノ宮児童館の記念品は、素焼きの手形や、当時の記録写真を集めたアルバム。

素焼きの手形を包んでいたチラシも40年前のもの。こちらもその時代を反映していて貴重な資料です。

永山児童館は「めかご」を入れていて、当時参加された方がご自分で作っためかごを見つけて、とても喜んでいました。

連光寺児童館で作った折り紙の作品などが綺麗な状態で発掘されました。

東寺方児童館の、木の実のブローチなどが発掘されました。

当時参加した方は「作ったのは覚えていて、いつどこで開けるのかは記憶にありませんでしたが、心のどこかで「あのタイムカプセルどうしてるのかな?」と思ってました。広報で開封のセレモニーがあることを知って、すごく嬉しかったです」と話していました。

新しいタイムカプセルを埋蔵

40年前のタイムカプセルを発掘したところで、今度は多摩市にある10の児童館から、新たに今の子どもたちの制作した記念品をタイムカプセルに入れてそれを埋蔵します。

各児童館の代表の皆さんが、蓋を閉めて、ボルトでひとつずつしっかりと閉めていきます。最後にタイムカプセル内に窒素を充填させて、新しいタイムカプセルは完成!

先ほどの円柱の中に新しいタイプカプセルを埋蔵します。30年後も無事に残っていて!

最後は40年前にタイムカプセルを埋めた当時の子どもたちと新しいタイプカプセルを埋めた今の子どもたちが揃って記念撮影をしてイベントは終了しました。

今回埋めたタイムカプセルが発掘されるのが30年後、多摩市市制施行80周年となる2051年です。多摩市をはじめ、世界はどのように変化しているのでしょうか。
この日は雲ひとつない秋の青空が続いてました。30年後もみんな笑顔でこの日を迎えられますように!

【問い合わせ先】多摩市役所企画政策部企画課 042(338)6813
多摩市市制施行50周年記念タイムカプセル事業