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一般の人も入れます!JUKIショールームへ見学に行ってきました。

 

多摩市に本社を構えるミシンや産業用ロボットを製造するJUKI株式会社。

そのショールームを、一般の人も見学できるのはご存知でしたか?

JUKIさんの技術を間近で見ることができ、大人の社会科見学のようですごく楽しかったです!

予約の手順なども含め、ご紹介していきたいと思います。

1947年製の黒ミシンも体験可!きちんと動きます。

はじめに、展示されていた1947年製のミシンを体験させていただきました。

この時代は自宅で洋服を作っていたため、当時の主婦たちにとってミシンは憧れの品。年賀はがきの一等の商品にもなっていたそうです。

足で踏んで手縫いよりも早くしっかり縫えるミシンは画期的なものだったんでしょうね。今でもバッチリ動いています。

ソーイングセンターでは家庭用と工業用のミシンを見学できます!

まずは家庭用のミシンを見せていただきました。

最新版の家庭用のミシンは高機能すぎて驚きの連続!

EX7というこのミシンは、デニムのような厚手の生地の裾上げが出来たり、かと思えばオーガンジーのような薄い布もよれずに縫え、ボタンホールの種類もたくさんあります。

液晶パネルで縫い方を選択して縫うだけでレースのような模様も刺繍できるし、名前やマークも刺繍できます。最近のミシンってすごいんですね!

安いお買い物ではないので、購入前にじっくりお試しに来る方も多いんだそうです。実際に使ってみたら間違いなく欲しくなってしまう高機能さでした。

そのほかにも面白いミシンがたくさんありましたが、わたしが特にびっくりしたのは何といっても「キルト用のミシン」です。

こちらのタイプは通常のミシンと異なり布送りがついていないので、布を動かして模様を描いていきます。

後ろに飾られているキルトは作家さんに作ってもらったとのこと!定規なども使ってフリーハンドで仕上げているそうです。

とても細かい模様が多くまさにアート!キルトってこうやって作られていたのですね。

工業用ミシンのエリアでは実際によく使われいてるプロ仕様の直線縫いのミシンや、ホース付きで端切れなどを吸い取り後片付けが同時に出来るロックミシンなども展示されています。

近年は人件費が上がっており技術力のある縫子さんを多数雇うのが困難なため、誰でもすぐ使える点をお客様からリクエストされることが多いそうです。

そこで開発された数々のマシンが特に見ていて面白かったです!

たとえばこのマシンは自動で折り目を付けてデニムパンツにポケットをつけてくれます。

他にもボタンを入れると自動で裏表をチェックして一瞬でボタン付けをしてくれたり、ポケットのフラップ(ポケットのふた)をつけてくれたりと驚きの性能の数々でした。

どれもガイド通りに布をおいて、ボタンを押すだけなので、入ったばかりのオペレーターさんでも対応できそうです。

実装センターのチップマウンタもすごい!

また実装センターにてチップマウンタというロボットも見ることができます!

見えますでしょうか?米粒の横にある小さい点々。

この点の1粒1粒が部品で、これらを基盤に貼り付けるロボットです。

メーカーが開発した基盤のベースや部品のカートリッジをセットすると、JUKIさんのロボットが凄い早さで基盤に部品を載せていきます。

ギリギリ目に見えるような小さな部品から10㎝前後の部品まで、前後左右に動きながら取り付けつつ、内蔵されているカメラできちんと検査する働き者です。

間近で基盤が作られている様子を見るのは初めてだったので、とても興味深くすごく面白い見学でした。

お子様の自由研究などにも人気とのことです。気になった方はぜひ予約の上、訪問してみてくださいね。

施設概要と見学の申し込み方法

ショールームの見学は電話か申し込みフォームより予約が必要です。

お申込みフォームは以下のページの下部にあります。
https://www.juki.co.jp/showroom/

しっかり説明していただけて体験もできますので、多くても5名くらいで行くのが良さそうです。

なお、乗用車は1グループにつき1台、自転車は数台くらいなら駐車場および駐輪場を貸していただけるとのこと。

バス停からも近いですしお散歩できる距離なので、お近くの方は徒歩かバスをオススメします!

施設名:JUKIショールーム
住所: 東京都多摩市鶴牧2-11-1 JUKI株式会社 本社ビル内
電話番号:042-357-2217(総務・広報・環境グループ)
開館時間:10:00~11:30/13:30~17:00
休館日: 土・日、祝日、夏季休暇(8/10~19)、年末年始(12/25~1/7)、 会社休日
入館料: 無料

以前、「知って・愛して・多摩市」で紹介したJUKI(株)の清原代表取締役社長が語るJUKIの歴史や多摩市の魅力はコチラからご覧いただけます。