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多摩センターで35年続く「大判焼しゃるむ」へ

大判焼しゃるむ

小田急・京王多摩センター駅の北側の出口を出ると見えてくる赤い看板のお店。この地で35年続く大判焼きのお店「しゃるむ」があります。

お店の名前の由来は昔、ここに「しゃるむ」というレストランがあり、その店名を引き継いだところからきています。

大判焼しゃるむ

このお店をひとりで切り盛りしているご主人の石綿恒太郎さんは約35年前に友人とこの大判焼屋をはじめました。

35年前は京王相模原線が多摩センターで終点の頃の話。多摩都市モノレールもまだ走ってなく、周りにはイトーヨーカドーくらいしかなかったそうです。

自分のペースで営業しているため、休みも不定休と特に決めていませんが、作業中はほとんど座らず立ちっぱなしなのだそうです。

その姿はまさに体力勝負。

大判焼しゃるむ

日によって変わるという大判焼きのラインナップはこの日9種類(小倉あん、クリーム、チョコレート、チーズハム、ハンバーグ、白あん、マロンアン、紫芋あん、レアチーズ)。昔はカレー、ピロシキやたこ焼きをやっていた時期もあったそうです。

価格は全て1つ130円(税込)。

大判焼しゃるむ

作っているところを見させていただきました。食材はご主人が全て吟味した材料ばかり。

生地を型に流し入れて、中に具材を入れていきます。

大判焼は焼きはじめで約15分ほどかけて作ります。型が温まったら約12〜13分くらいで作れるそうです。温度や湿度など季節によっても焼く時間が変わるそう。

大判焼しゃるむ

しゃるむの大判焼きはナイトの兜のデザインが施されています。

この型のデザインもご主人が選んだ特注品です。

大判焼しゃるむレアチーズ

出来上がった大判焼はふんわりとして柔らかく、冷めても美味しいです。

買いに来ていた関西出身のお客さんにお話を聞いた所、ボリュームがあって腹持ちも良く、何回も足を運びたくなるほどの満足度とか。

大判焼しゃるむ

甘党のご主人が一番好きなのは小倉あん。

甘さは昔よりだいぶ控え目になったという小倉あんは高齢のお客さんに絶大な人気を誇ります。

大判焼しゃるむレアチーズ

子供たちに人気のレアチーズはほのかに甘酸っぱいクリームチーズがたっぷり入っていてこちらも美味しい。

大判焼しゃるむ

電話で注文する方も多いとか。でもお店はご主人ひとりなので注文が重なるとなかなか大変なのだそうです。

72歳のご主人ひとりで切り盛りする大判焼しゃるむ。いつまでも元気に続けて欲しいですよね。

大判焼しゃるむ

所在地:東京都多摩市落合1-9-1
アクセス:小田急・京王多摩センター駅北口を出てすぐ
営業時間:12:00〜21:00(月〜土)12:00〜20:00(日・祝)
※生地が無くなり次第、終了
定休日:不定休
電話番号:042-371-7577