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「多摩市アイスランド風まちバル」に向けて、アイスランド産の食材の試食会が開かれました

2025年6月15日(日)〜6月19日(木)に開催される「多摩市アイスランド風まちバル」に向けて、「アイスランド風メニュー」を創作する飲食店に向けた「アイスランド産食材試食会」が開催されました。

イベントには多摩市内の飲食関係者が参加し、普段はなかなか触れることのできないアイスランド産の食材の魅力を体感する貴重な機会となりました。

講師は町田市真光寺で米粉パンやジンギスカン料理を提供する「SHIMA」を運営している株式会社ふく家の代表・秋保さんです。

秋保さん自身はもともとラム肉が苦手だったそうで、いろいろな産地のラム肉を試している際にアイスランド産のラム肉に出会ってからラム肉の概念が変わったと話しました。

この日はアイスランド産のラム肉の肩肉やバラ肉、ハラミ、スペアリブ、レバーなど、主要な部位が並びました。

秋保さんによると、アイスランドの羊は国で厳しく管理され、5000年前のバイキングの時代から続く“アイスランディックシープ”という品種が、他国の品種と交雑することなく、古代の羊の血統が現在まで受け継がれていると話します。

特長としては天然のハーブやベリー、野草を食べて育つため、臭みやクセが非常に少なく、肉本来の旨味が際立っているそうです。さらにアイスランドでは成長ホルモン剤や抗生物質の使用が禁止されていることから、安心・安全な食材としての信頼性も高いと言われています。

この日の調理指導は「SHIMA」の関川さんが担当しました。関川さんは「ニユートーキヨー」などで長年、調理長を務めた経験を持つベテランの料理人です。

関川さんが手際よく成形したアイスランド産の羊肉を、参加者の皆さんは手ざわりなどの感触を確かめていました。

いろいろな部位の成形方法を見たところで、参加者の皆さんは実際にアイスランドラムを焼いたり、茹でたり、蒸したりといった調理法を試しながら、そのポテンシャルを体感していきました。

ハラミ肉などを試食してみると、ラム特有の臭みはほとんどなく甘みのある脂が存分に楽しめます。

関川さんはアイスランドラム肉とパクチーなどの香味野菜を使った炒め物を作りました。アイスランドラムのジューシーな旨味が光る一品です。

ラム肉以外にもアイスランド産の海産物を使った料理を作っていきます。こちらはアイスランド産の甘エビに衣をつけて、低温の油でじっくりと揚げていきます。

甘エビのフリットは、身がぷりぷりとしていてしっかりとエビの甘みを感じる一品でした。

アイスランド産のアトランティックサーモンはお刺身でいただきます。レモンをかけるとさらに旨味が引き立ちますね。

こちらはアイスランド産の「タイセイヨウマダラ」を蒸したものに、ネギやチンゲンサイなどを盛り付け、その上から熱々の油をかけて仕上げていきます。

まさに目にも耳にも舌にも響く一品でした。

参加した飲食店の皆さんも、アイスランド産の食材を興味深く見ながらも試食を通して、新たなメニューのヒントを得ていました。

6月15日(日)〜6月19日(木)に開催される「多摩市アイスランド風まちバル」では、多摩センター駅と聖蹟桜ヶ丘駅周辺の18店舗が参加しています。各店舗がアイスランド産食材を使ったオリジナルの「アイスランド風メニュー」を提供する予定です。

多摩市アイスランド風まちバル(特設サイト)