『無印良品✖️中央図書館 SDGsってなに?』使わなくなった靴下でうさぎを作りました🐰
2月22日(土)多摩市立中央図書館で開催された『無印良品✖️中央図書館 SDGsってなに?~使わなくなった靴下でうさぎを作ろう!〜」に参加してきました。30名近い親子が中央図書館2階のサテライトカウンターに集まり、みんなで楽しくSDGs(エスディージーズ)について学びました。


まずはスライドを使って簡単にSDGsについてお勉強。

SDGsってなに? 自然と多様な生き物が『ともに生きていく』ことをめざして、世界がかかえるさまざまな問題をみんなで協力して解決しようという目標をSDGs (Sustainable Development Goals =持続可能な開発目標)といいます。2015年に国連で採択され、国際社会は一致団結して2030年を目指してこの目標を達成しよう、と合意しました。
初めて聞くSDGsという言葉に首を傾げる小さいお子さんも少なくありませんでしたが、「学校で勉強したよ!」という小学生もちらほら。

「SDGsの目標はいくつあるでしょう? ①6個 ②12個 ③17個」というクイズでは、みんな一生懸命考えて手を挙げていました。選択肢にない「100個!」「1000個!」という回答に笑いが起こる場面も。正解は③の17個。テレビニュースや街で見かけたことがあるマークに「見たことあるー」という声。

SDGsの目標を実現するためにできることはなんだろう?の問いかけがあり、身近な方法として3R(スリーアール)を教えてもらいました。

3R スリーアール・Reduce(リデュース) ゴミを減らそう・Reuse(リユース) くり返し使おう ・Recycle(リサイクル) 資源として活かそう 。
SDGsの基本を学んだ後は、中央図書館スタッフおすすめの絵本を読み聞かせ。

おばあちゃんとの結婚式のために作られた一着のコートは、ぼろぼろになってもそのたびに仕立て直されます。上着になり、ベストになり・・・と少しずつ姿を変えながら、おじいちゃんに寄り添ってその長い人生を歩んでゆきます。愛着をもってモノを扱うことの大切さを教えてくれる物語、みんな静かに聞き入っていました。


今回のイベントは、無印良品ココリア多摩センターとのコラボ企画ということで、絵本の後は無印良品((株)良品計画)でのSDGs に関連した取り組みを教えていただきました。


はじめに無印良品の「ものづくりの基本となる考え方」※を教えていただきました。無印良品では、ブランド創生以来変わらず、環境・社会に配慮した3つの視点、①素材の選択、②工程の点検、③包装の簡略化、を守りながら商品をつくり続けているとのこと。地球環境や生産者に配慮した素材を選び、すべての工程において無駄を省き、本当に必要なものを本当に必要なかたちでお客様に提供することを目指しているそうです。着心地の良い衣服や使い勝手の良い生活雑貨、シンプルで無駄なく包装された食品など、筆者も愛用している商品も多く、次お買い物に行った際はそういう観点で店内を見てみようと思います。※詳しくは株式会社良品計画「ものづくりの基本となる考え方」をご覧ください。
その他、不要になった服をお客様から回収しリサイクルするプロジェクト「ReMUJI」や、衣料品・プラスチック用品・ペットボトル・羽毛ふとん等を店舗で回収するリユース・リサイクル活動「MUJI CYCLE」といった取り組みをしており、無印良品ココリア多摩センターは、MUJI CYCLE 回収対象店舗になっているそうです。
無印良品さんのお話のあとはもう1冊絵本の読み聞かせ。今度は「ぬいぐるみのミュー」というおはなし。ボロボロになるまで可愛がられるぬいぐるみとその持ち主の女の子が心を通わせるお話に胸が温まりました。

心温まるぬいぐるみお話を聞いた後は、お待ちかねの、うさぎの人形を作る時間です。片方無くしてしまった靴下や、サイズが合わず要らなくなった靴下等を使って作ります。

とっても可愛い見本のうさぎさんを見せてもらい、興奮気味に「何色のうさぎにしようかな?」「大きいうさぎにしようかな、小さい方がいいかな?」と、自分のイメージに合う靴下を選ぶ子どもたち。自宅から靴下を持ってきた子もいれば、持参していない子どもたちは無印良品さんが提供くださったカラフルな靴下の中から選ばせてもらいました。

お好みの靴下を選んだら、靴下のくるぶしの辺りまで綿を詰めます。量によってお人形の雰囲気が変わるそうで、綿の詰め方も試行錯誤。

無印良品のスタッフさんが優しくサポートしてくださいました。「ふわふわしてて気持ちいいね。」

綿を詰め終わったら、輪ゴムで二箇所止めます。耳部分と頭と身体ができました🐇
耳部分はハサミで縦に切り込みをいれ、葉っぱのような形になるよう耳の形を整えます。

あとは、首にリボンを巻き、目と口を描いて、いのちを吹き込みます。カラダ部分にはビーズシールを貼ったりして素敵な装いに。




出来上がったうさぎさんに「緑色だから名前は”くさもち”ね!」と話す小学生。「見て見て!上手にできたよ!」とみんなに見せてくれる男の子。それぞれ思い思いの、個性的で素敵な、世界にたった一つだけの大切な”うさぎさん”が出来上がりました。
【 多摩市立中央図書館】
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