せいせきみらいフェスティバル
今年で3回目となる「せいせきみらいフェスティバル」が2017年9月17日(日)に聖蹟桜ヶ丘駅からほど近い、多摩川河川敷の一ノ宮公園で開催される。
「せいせきみらいフェスティバル」はこれからの多摩市を築き担っていく人々の交流やコミュニティを繋くことや、“みらい”を担う子どもたちが主体となって、積極的に運営、参加してフェスティバルをつくり上げていくことを目的としたお祭りだ。今回は「せいせきみらいフェスティバル」を主催する、せいせきみらい活性化実行委員会、委員長の三橋誠さんにお話を聞いた。
2011年以降休止となった「せいせき多摩川花火大会」
聖蹟桜ヶ丘ではかつて「多摩川関戸橋花火大会」、2005年からは毎年20万人以上を動員した「せいせき多摩川花火大会」という花火大会があった。しかし東日本大震災の影響で運営体制や警備上の経費確保が困難となり、2011年以降は止むを得ず休止を余儀なくされた。
それから3年後にもう一度、花火大会を開こうという話になったが、スポンサー企業への予算取り付けが出来ず、以前のような規模での花火大会を開くのは難しいという事が分かったという。
それでも、聖蹟桜ヶ丘を良くしたいという地元商店会や住民が集まり、話し合いを繰り返して、他のやり方でやってみようということで2015年に始まったのが「せいせきみらいフェスティバル」だ。
三橋さんは桜ヶ丘南口商店会の会長であり、せいせきみらいフェスティバルを主催する、せいせきみらい活性化実行委員会の委員長も兼任している。
「実行委員は現在、学生も含めて20名近く所属しています。実行委員会を月に1度開催していて、今(イベント直前の9月上旬)は開催間近なので頻繁に集まってます。みんなそれぞれ仕事をしているので、かなり意識高く持ってないとなかなか大変なんです。」と三橋さんはイベント運営の苦労を語った。
今年は400発の花火を打ち上げる
1回目となった2015年は75発、昨年は花火大会の費用をクラウドファンディングで資金を調達。目標額の80万円を突破し、300発の花火を打ち上げた。
今年は寄付を中心に資金を集め、昨年よりも100発多い、400発の花火を打ち上げる予定だ。さらに今年は市内にある、日本アニメーションが40周年を迎えるということもあり「あらいぐまラスカル」の打ち上げ花火も10発用意されているという。
イベントではステージにて和太鼓や地元中学生による吹奏楽、ダンスなどが催される。また、同日開催する「KAOFES」とともに飲食ブースが出店する予定だ。
毎年楽しみにしてもらえるようなお祭りになれば
「子どもたちが毎年楽しみにしてもらえるようなお祭りになればベスト。いつまでも自分たちでやっているといつかは終わってしまうので、参加した子どもたちが大人になった時に、今度は自分たちの子どもたちにこれを見せてあげたいというふうになってくればいいなと思っています。」と三橋さんは今後についても語った。
2011年に休止された「せいせき多摩川花火大会」は聖蹟桜ヶ丘を愛する人たちによって、より地元に寄り添ったイベントに生まれ変わった。今年で3回目となる「せいせきみらいフェスティバル」は回を重ねるごとに“みらい”へと繋がっていくだろう。
- イベント名
- せいせきみらいフェスティバル
- 開催日時
- 2017年9月17日(日)10:00〜19:00(予定)
- ※ 花火の打ち上げは18:30頃の予定
- 開催場所
- 一ノ宮公園(多摩川河川敷)
- URL(せいせきみらいフェスティバル公式サイト)
- http://seiseki-mirai-fes.com/