vol.21

ル・ププラン

作り立ての旬のケーキの美味しさを味わって欲しい

 京王線の「聖蹟桜ヶ丘」駅に程近い大通り沿いにある「ル・ププラン」では、毎朝、25~26種類のケーキや焼き菓子などを作って、お客様に“作り立ての美味しさ”を提供している。オーナーシェフの岡本さんは、若い頃から何度もパリに修行に行き、20代半ばでフランスの権威ある製菓コンテストである「シャルル・プルースト」で優勝、さらに「アルパジョン・コンクール」で準優勝を果たしたという華々しい経歴の持ち主だが、その謙虚な姿勢は常に変わることがない。この13年間、厳選した素材を使い、無添加のケーキを作ることにこだわり続けた岡本さんに、ケーキ作りへの飽くなき思いなどをお伺いした。

豊かな環境の多摩市に出店

 岡本さんが現在の場所に出店することを決めたのは、人生とお店、双方のパートナーである奥様のご実家の近くに空き店舗を見付けたからだという。元々、海外や都内での勤務が長かったために、自然環境が豊かで、広々としている多摩地域に出店する予定だった。
 お店を設計する際に、スタッフの動線を考えて厨房をかなり広く取ったので、店内には大型のガラスのショーケースと焼き菓子の棚のみが並んでいる。代わりに、店頭には二組のベンチと椅子が並べられ、その場でケーキを食べていくことも出来る。週末には、常連さんに加えて、お店の評判を聞きつけた新規のお客様などが、かなり遠方からもお越しになるという。
 また奥様の本職がグラフィックデザイナーなので、お菓子のパッケージから看板、店舗のデザインなどは全て奥様が担当されている。

毎日、焼き立てのお菓子を提供することをモットーに

 長い間、国内の菓子メーカーに勤務していた岡本さんは、社内にいた時にはケーキ作りだけでなく、新製品やケーキの配合などを考える企画の仕事もしていた。所属していた企業は、日本全国だけでなく、海外にも姉妹店を持つほどの大手だったが、添加物も色素も一切使わずに、出来るだけ新鮮なものをお客様に提供することをモットーにしていたという。岡本さん自身にもそういったこだわりは引き継がれており、例えば、全国的にバターが品薄になった際にも、一切他のものを混ぜないように徹底したという。
 お店には、常時、生菓子が25~26種類と、焼き菓子が25~26種類用意されており、ショーケースの中のケーキが残り少なくなってくると、すぐに新しいケーキが焼き上がってくる仕組みになっている。「不思議なことに、その日によって売れ筋のケーキが全く違うのです」という話だが、王道はやはりショートケーキ、モンブラン、シュークリームの3種だという。

ケーキの季節感は、生のフルーツで

 岡本さんがケーキを作る際にこだわっているのは、小麦粉などのケーキの材料だけではなく、フルーツも全て厳選しているのだという。例えば、お店の看板メニューでもある「しあわせのショートケーキ」に乗っている大ぶりのイチゴは、静岡県の農林水産大臣賞を獲得した農家さんから取り寄せているもので、見た目の美しさだけでなく、芳醇な香りと甘みに特徴がある。
 お客様からの紹介で、広島県大崎上島の岩崎農園の無農薬のレモンやブルーベリーなどを使った「季節のジャム」も店頭で販売しており、こちらも密かに人気商品である。また同じ岩崎農園から取り寄せた無農薬の果物をペーストにして、ケーキの材料として使うなど、岡本さんの飽くなき探求心は留まる所を知らない。

お客様の反応がダイレクトに見られるのが嬉しい

 岡本さんがお店をやっていて一番楽しいのは、お客様の反応がダイレクトに伝わってくることだという。中でも、まだ小さな頃から、親御さんと一緒にご自分のお誕生日のケーキを買いに来てくれていたお子さんが、大きくなっても変わらずにお店に通ってきているのを目にするのは最大の喜びだという。
 イベントやクリスマスなどの行事が重なる10月から12月にかけての繁忙期には、他のスタッフたちには休みを取ってもらっても、岡本さん自身は丸3か月間、1日も休みなく働いているのだという。「作っても、作っても、中々、生産が追い付かない。そういう時はやはり苦しいですね」とはいうものの、この13年間をふり返って「面白かったですね」と一言でまとめる辺りは流石である。
 「父が榮太樓飴で有名な榮太樓で働いていて、よく仕事帰りに美味しい和菓子などをお土産に持って帰って来てくれました。子ども心にお菓子というのは何て美味しいのだろうと感激したことが、全ての始まりのような気がします」と少年時代の思い出を語る岡本さん。その岡本さんの真心のこもったケーキを食べて、たくさんの人たちが自然と笑顔になっていくことだろう。

店名
ル・ププラン
住所
〒206-0011 東京都多摩市関戸4丁目7−8
連絡先
042-376-0970
営業時間
10:00 – 20:00
定休日
水曜日
URL
http://www.le-poupelin.com/
岡本 匡生さん シェフパティシエ

「お店の女の子たちは非常に仲が良く、よく働いてくれて助かっています」とスタッフへの感謝も忘れない。


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