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長谷工マンションミュージアムがすっごく楽しい!大人の社会科見学にも!

長谷工マンションミュージアムの外観

「長谷工マンションミュージアム」は、長谷工コーポレーションの技術やマンションの歴史が学べる施設です。多摩センター駅から徒歩10分ほどの場所にあります。

駅から行く場合は、多摩郵便局の次の角を左折して道なりに歩いて行くと左手に入口があります。

営業中はビオトープも公開されており、お散歩しに来る方もいらっしゃるそうです。

長谷工マンションミュージアムのビオトープ(庭園)
ビオトープには多摩近隣の植物を植えていて、ビオトープを流れる小川には大栗川の在来種しか入れていないこだわり仕様です。

なお、ミュージアムは予約している人しか入れませんので、気になる方はぜひご予約くださいね。
詳しくは記事の最後の方でご紹介しています。

長谷工マンションミュージアムでは手荷物を預けて見学できます。

さて、受付を済ませて見学者の入館証をいただきます。


手荷物は専用のロッカーに預けて手ぶらで見学できるのもうれしい配慮です。

エントランスでは長谷工テクニカルセンターの完成までの映像などを観ながら待つことができます。

2019年7月6日までは「未来の住まいアイデア こども絵画コンテスト」の作品も鑑賞できます。全国公募で1800点を超える作品の中から162点を展示しているので見応え十分です。

子供たちの考えた夢のある暮らしの世界は、こちらまでワクワクするような作品がたくさんありました。

スタンプラリーもやってます!

お子様だけでなく、大人も大歓迎だそうです。

スタンプラリーを完成させるとオリジナルグッズをいただけるので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

全部のスタンプを集めるとどんな言葉が出てくるかはお楽しみです。

最初のエリア「はじまりの物語」では大迫力の映像を鑑賞!

360度+床がスクリーンになっており、地球の始まりをイメージした映像からマンションの原点である集合住宅の始まりや歴史を学べます。

360度の壁+床がスクリーンとなっているといっても、固い映像ではなく幻想的だったり動きがあったりと、とても楽しめると思います。

画面酔いが不安な方は立って、手すりにつかまると軽減されるそうです。私は酔いやすいので立っていましたが、酔わずに大迫力で楽しめました!

続いてのエリアは「集合住宅の歩み」

集合住宅の歴史を学べる展示です。

集合住宅の歴史が見られる実際にお部屋の中を歩いているような映像が見れたり、実際に手に取って読める昔のマンション販売用のパンフレット(レプリカ)があったりと興味深いものばかりでした。

昔の集合住宅のパンフレットのレプリカマンションの造りだけでなく価格や広さも数十年でかなり変わったなど、説明を聞いたところで次のエリアへ。

「暮らしと住居の変遷」では1970年代と現代シリーズを見比べ!

こちらでは1970年代に開発された「コンバスシリーズ」と最新の間取りプラン「Be-Next」を見比べることができます。

1970年代のコンバスシリーズの洗面所

↑1970年代のコンバスシリーズ

現代のBe-Nextシリーズ

↑現代のBe-Nextシリーズ

新しいアイディアのおかげで、同じ空間をこんなに広く、オシャレにできてしまうのかと驚きました!

明るく、広く、防犯性も兼ね備えている新規格のBe-Nextは、段差が少ないなどバリアフリーになっているのも時代を感じます。

柱を薄くしたり梁(はり)を外(ベランダ側)に配置すると部屋のデッドスペースも減らせるため、天井も高い印象になり家具も配置しやすくお部屋を広々と使えるんだそうです。

 

当時実際に使われていた高機能なインターホンの展示もありましたし、置いてある家具や小物類も時代に合わせてあり興味深かったです。

「まるごとマンションづくり」のエリアではVRも楽しめる!

続いてのエリアではマンションがどのような流れで作られているのか、VRで見せてもらいました。

高い階層の建物を支える土台をどうやって作っているか皆さんご存知ですか?

私は知らなかったので驚きの連続でした!キョロキョロ見回すと視線の位置の作業が見れて面白かったです。

VRは同時に4人までなので、5人~8人で見学する場合は2回転することになります。

待ってる間に手書きの設計図や作業着も見せてもらいました。

女性も大活躍している長谷工コーポレーションでは、女性用の作業着はUVカットだったり、顔に跡が付きにくいバンドだったりと工夫がいっぱいです。

いろんな種類のコンクリートの重さや手触りの違いを体感したり、二重窓の断熱性を感じられる展示もあります。

「再生と長寿命化」は建替え、修繕、災害対策についての展示エリアです。

日本の代表的なマンション再生事例も学べました。

建替えについては、かなり長いスパンでの対応が必要ながら、住民の希望もできるだけ取り入れているそうです。

「これからの住まい」で、未来の生活を覗き見る

東京ガス・YKK AP・ソフトバンクといった企業とコラボレーションして“こうなったらいいな”という未来の生活の提案をお聞きしました。

マンションの地下にある釣り堀や菜園、雨の日や音楽ライブのときは密閉できるドーム型の施設、縦横無尽に動き最短で上がれるエレベーターなど面白いアイディアがいっぱいありました。

AIによる“やることリスト”や小さなお子さんが今どこにいるのかカメラで確認できるなど、実現できればかなり便利で安心な生活が送れそうですよね。

そして液晶パネルとカメラのついた玄関のドアもありました。

YKK APの顔認証でロック解除できるドア

液晶パネルは内側は天気やTodoリストを表示させ、外側は風景を表示させるなど華やかで面白い用途に使え、カメラは顔認証で鍵を開けたり外出先でインターフォンをチェックできたりと防犯性が高く便利そうでした。

大きい液晶パネルが非常に高額なため、パネルなしバージョンの販売が実際に始まるそうです。手がふさがっているときなどに重宝しそうですね。

各社のアイディアが実現されれば、集合住宅がコミュニティとなり、地域で子育てするような「人に優しい生活」が出来そうに思いました。

お土産もいただいて楽しい見学時間でした!

そして最初のエントランスに戻ってアンケートを書いたり一休みして終了です。

長谷工マンションミュージアムでいただいたお土産

約90分の見学でしたが、とても興味深く面白い展示ばかりで時間があっというまに過ぎてしまいました。

大人だけで参加しても面白いと思います。一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

お子さんにもオススメですが、VRや展示物の高さの都合で参加者全員が小学校5年生以上である必要があります。

また、最大十数名まで一度に対応可能だそうですが、その場合はVRなしで映像をディスプレイに映して観るそうです。VRがとっても面白かったので8人までのグループで行くことをオススメします!

長谷工マンションミュージアムは専用のフリーダイヤルで予約できます。

詳しくは下記ページをご確認くださいね。
https://www.haseko.co.jp/hmm/guide/

施設名
長谷工マンションミュージアム

住所
東京都多摩市鶴牧3-1-1

アクセス
駐車場:有
多摩モノレール「多摩センター駅」、京王相模原線「京王多摩センター駅」、小田急多摩線「小田急多摩センター駅」徒歩約12分

URL
http://www.haseko.co.jp/hmm/